私側

夢乃つづき

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はじめに

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さすがにこの時の記憶はないが、
歳の離れたお兄ちゃんと今も苦しさの原因となる父、そして1番私を困らせた母の元に私は生まれた。小さい時は何も知らずに何も見えずに大好きだった家族が複雑にバラバラになっていく話。


父は理屈っぽく、気難しい説明をしてくるタイプだけど小さい時から大好きで
ご飯も作れる掃除も出来る、お風呂も髪を乾かすのもやってくれたこの頃には珍しいイクメンだった。


お兄ちゃんは、顔が良くて家では無口。外ではお調子者で
よく面倒を見てくれて歳が離れていることもあって、第二の父のような憧れだった。
いつも一緒にいてくれた。

母は、一言では表せないような
蝶々のような自由な人で、でも蝶々のように脆くて弱くて可哀想で、でも憎くて
私は今も母のようにはならないと思うような人。
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