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五話 二人の計画
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サブリナの握った拳がテーブルに当たって音を立てると、震えたティーカップの中身が波打った。
「やっぱり計画を急ぎましょう!」
時間をかけて慎重に進めてきた計画であったが、いまやその慎重がアドニスの精神的犠牲の上に成り立っていると分かったのである。
ならばあえて慎重にする意味はもはやない。そう考えたサブリナは最短での計画の実行を決意した。
「私が愚かでした。アドニス様のお気持ちにも気付けないでいたなんて……。それに」
「違うよサブリナ! 違うんだ……」
咄嗟に否定したアドニスであったが、その後に続ける言葉が口の中で絡まってしまう。行き場をなくした言葉は霧散して、代わりに微妙な沈黙を生み出した。
アドニスの絡まった言葉を吐き出す為には、感情の混乱を鎮める必要があったのだろう。それが分かったサブリナは辛抱強くアドニスの言葉を待った。
「そうだ、うん……。やっぱり駄目だ。済まなかった、僕が弱音を吐いたのがいけない。計画を急いで失敗したら僕だけでなく君にまで被害が及ぶのにね。今まで通り慎重に進めていく方が、どうしたって正しいよ」
冷静を取り戻したアドニスは自分が今した癇癪を恥じている。精神的限界が迫っているのは嘘ではないが、だからと言ってまだ堪えられないという程ではないのだ。
だとすればあの癇癪は、自分への甘えに他ならない。
(まだ、堪えられるはずだ。いや、堪えてみせるさ!)
ところがサブリナはゆっくりと首を横に振り、「そうじゃないのです」と、まるでアドニスの心情に応えたかの様にして話しだした。
「私が、私の方がもう堪えらそうにないのですわ!」
「えっ……。どうして君の方が?」
「だ、だって! だってアドニス様が他の女性と関係を持つなんて事、これ以上我慢できそうにないのですものっ」
テーブルに乗り出したままであったサブリナは、やがてゆっくりと椅子に戻り小さく溜め息を吐く。
「ごめんなさい。つまりこれは、嫉妬なんです……」
「サブリナ……」
アドニスは唇を強く噛むと禿げた頭を突き出すようにして、サブリナに謝罪した。
「ごめんッ! 謝るのは僕の方だよっ! 何で僕はそんな当たり前の事に気が付かなかったんだッ! くそっ、くそっ」
「ちょっ!? アドニス様っ」
せっかく赤みの消えた頭皮を再びパチパチと叩いて真っ赤にさせ、自分を罵倒して悔しがるアドニス。
遊び人を演じている時の自分は、女性の心の機微が手に取る様にして分かる。またそうでなくては遊び人などは務まらない。
それなのに本当の自分になった途端、愛するサブリナの気持ちさえ自分はこの手から取り零してしまっている。
考えるまでもなくアドニスの行為は浮気である。愛し合う二人の間にあってはならない事は明白だったのに。
「僕はネスラン家の仕事を言い訳にして、君を傷付けてしまっていたんだ。なのに僕は、僕はそんな事も気付かずに君にとって辛い話をぺらぺらと……。最低だよ!」
「そんな事はありません! それにアドニス様のお仕事は言い訳に使えるほど、生易しいものではないでしょ?」
「そ、それはそうかもしれないけど……」
「だって貴方の本当のお仕事は、バラン公爵家のスパイなのですから──」
そう。ネスラン侯爵家は代々バラン公爵家のスパイを務めてきた。もちろん裏の顔としてである。
バラン公爵家は現王家の直系の血族にあたり、その権勢は度々国王の権力を脅かしてきたほどに大きい。
このような二大勢力による権力争いに、スパイの存在が欠かせないのは分かりきった事だ。
ネスラン侯爵家が社交界の花形を死守してきたのも、遊び人という立場を利用しての貴族内情報を収集するのが目的であった。
その情報収集の手段として寝室での寝物語はとても有効であり、それはアドニスとて例外なく使っている手段でもある。
つまりアドニスにとっての浮気はスパイの仕事であるのだと、サブリナとて理解はしていた。
「それでもアドニス様がスパイをお辞めになって、私と共に生きていきたいと決心してくれたのですもの。その為にこの計画を練ってきたのですもの。なのに今になって私は嫉妬して……」
「それを言うなら始めに弱音を吐いて、あんな話をした僕のせいじゃないか。でもねサブリナ、実質この計画を立てたのは君の力なんだ。だからもし君が本心から計画を早めたいのなら、僕はそれでも構わないよ?」
「私、今でも心配でならないんです。私のような平凡な人間が立てた計画なんかに、二人の未来を懸けて本当にいいものか……」
「いいや、君の立てた計画は間違いなく非凡な才から生まれたものだよ。僕らの未来を懸けるに相応しい計画だ」
「ですが! もしこの計画が失敗したらアドニス様は……」
アドニスは少し興奮気味のサブリナの肩を優しくさすりながら、穏やかな口調で言った。
「何度も言うけれど、それは覚悟の上だよサブリナ。僕がスパイを辞める事で裏切りを疑われれば、バラン公爵閣下に殺されるだろう事は分かっているさ」
「だからこそ! 慎重を重ねて公爵閣下に気取られぬ様にしてきたのに。私は……」
「お互い自分を責めるのはもうよそうよ。あのねサブリナ。僕はねスパイを、遊び人を辞める為のこの計画で、たとえ死んだとしても本望なんだ」
「嫌ですそんなのっ!」
「でもそうだろ? 僕らが共に幸福な人生を歩むには、僕が本当の自分を取り戻さなければ成し得ないことだもの。スパイのままの僕で居ては、決してサブリナも僕も幸せにはなれない」
それは否定できない残酷な現実であった。
だからこそ二人は一緒に生きてゆく未来を懸けて、スパイを辞める為の計画を立てたのだから──
二人が婚約破棄に踏み切ったのも、その計画の内のひとつであった。
貴族社会での非常識を恐れず派手にやってみせたのにも理由がある。婚約破棄の話題を国王の耳に届けさせる必要がどうしてもあったからだ。
計画の第一の目的はバラン公爵に裏切りを疑われないままアドニスがスパイを辞め、かつネスラン侯爵家と直接の縁を切る事。
そして第二の目的であり最終目的は、二人が安全に結婚する事。
何の権力も持たないサブリナやアドニスのような若者が、巨大な権力に立ち向かうのである。ならばそれ以上の権力を借りぬことには、とてもではないが計画の成功は望めないだろう。
ゆえに二人は国王ラキストニア三世の権力を借りる道を選んだ。二人の計画の成否を決める鍵にと。
とはいえ国王の力を借りること自体がもはや難関なのである。アドニスが有名な遊び人であったとて、所詮は遊び人だ。国王が興味を持つような存在ではない。
だからこそ無理にでも興味を持ってもらわねばならない。そしてその為の切り札が二人にはあった。
国王が気紛れで二人の婚約の証人となっていたという、偶然の切り札が──
「ねえサブリナ。もう少しだけ二人で我慢をしてみようよ? お互いを励ましあっていけば、僕たちならきっと堪えられるさ」
「ええアドニス様。これまで二人で頑張ってきたのですものね。それにあとたった二ヶ月の辛抱ですもの、なのに弱音を吐いてごめんなさい」
「ち、違うよ! 先に弱音を吐いたのは僕じゃないか。謝るのは僕の方だよ!」
「まあ! また私たちお互いに自分を責めちゃってますわね」
二人は互いの瞳を見つめ合った。すると不思議とそこには笑顔が生まれた。それはいつかの時の懐かしい笑顔のようだった。
サブリナが言ったあと二ヶ月とは、二ヶ月後に開催される国王隣席の舞踏会の事である。その舞踏会こそが計画実行の舞台に定めた勝負の日であったのだ。
二人はその勝負の日を待った。互いの幸せをその手に掴みとるために。
「やっぱり計画を急ぎましょう!」
時間をかけて慎重に進めてきた計画であったが、いまやその慎重がアドニスの精神的犠牲の上に成り立っていると分かったのである。
ならばあえて慎重にする意味はもはやない。そう考えたサブリナは最短での計画の実行を決意した。
「私が愚かでした。アドニス様のお気持ちにも気付けないでいたなんて……。それに」
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咄嗟に否定したアドニスであったが、その後に続ける言葉が口の中で絡まってしまう。行き場をなくした言葉は霧散して、代わりに微妙な沈黙を生み出した。
アドニスの絡まった言葉を吐き出す為には、感情の混乱を鎮める必要があったのだろう。それが分かったサブリナは辛抱強くアドニスの言葉を待った。
「そうだ、うん……。やっぱり駄目だ。済まなかった、僕が弱音を吐いたのがいけない。計画を急いで失敗したら僕だけでなく君にまで被害が及ぶのにね。今まで通り慎重に進めていく方が、どうしたって正しいよ」
冷静を取り戻したアドニスは自分が今した癇癪を恥じている。精神的限界が迫っているのは嘘ではないが、だからと言ってまだ堪えられないという程ではないのだ。
だとすればあの癇癪は、自分への甘えに他ならない。
(まだ、堪えられるはずだ。いや、堪えてみせるさ!)
ところがサブリナはゆっくりと首を横に振り、「そうじゃないのです」と、まるでアドニスの心情に応えたかの様にして話しだした。
「私が、私の方がもう堪えらそうにないのですわ!」
「えっ……。どうして君の方が?」
「だ、だって! だってアドニス様が他の女性と関係を持つなんて事、これ以上我慢できそうにないのですものっ」
テーブルに乗り出したままであったサブリナは、やがてゆっくりと椅子に戻り小さく溜め息を吐く。
「ごめんなさい。つまりこれは、嫉妬なんです……」
「サブリナ……」
アドニスは唇を強く噛むと禿げた頭を突き出すようにして、サブリナに謝罪した。
「ごめんッ! 謝るのは僕の方だよっ! 何で僕はそんな当たり前の事に気が付かなかったんだッ! くそっ、くそっ」
「ちょっ!? アドニス様っ」
せっかく赤みの消えた頭皮を再びパチパチと叩いて真っ赤にさせ、自分を罵倒して悔しがるアドニス。
遊び人を演じている時の自分は、女性の心の機微が手に取る様にして分かる。またそうでなくては遊び人などは務まらない。
それなのに本当の自分になった途端、愛するサブリナの気持ちさえ自分はこの手から取り零してしまっている。
考えるまでもなくアドニスの行為は浮気である。愛し合う二人の間にあってはならない事は明白だったのに。
「僕はネスラン家の仕事を言い訳にして、君を傷付けてしまっていたんだ。なのに僕は、僕はそんな事も気付かずに君にとって辛い話をぺらぺらと……。最低だよ!」
「そんな事はありません! それにアドニス様のお仕事は言い訳に使えるほど、生易しいものではないでしょ?」
「そ、それはそうかもしれないけど……」
「だって貴方の本当のお仕事は、バラン公爵家のスパイなのですから──」
そう。ネスラン侯爵家は代々バラン公爵家のスパイを務めてきた。もちろん裏の顔としてである。
バラン公爵家は現王家の直系の血族にあたり、その権勢は度々国王の権力を脅かしてきたほどに大きい。
このような二大勢力による権力争いに、スパイの存在が欠かせないのは分かりきった事だ。
ネスラン侯爵家が社交界の花形を死守してきたのも、遊び人という立場を利用しての貴族内情報を収集するのが目的であった。
その情報収集の手段として寝室での寝物語はとても有効であり、それはアドニスとて例外なく使っている手段でもある。
つまりアドニスにとっての浮気はスパイの仕事であるのだと、サブリナとて理解はしていた。
「それでもアドニス様がスパイをお辞めになって、私と共に生きていきたいと決心してくれたのですもの。その為にこの計画を練ってきたのですもの。なのに今になって私は嫉妬して……」
「それを言うなら始めに弱音を吐いて、あんな話をした僕のせいじゃないか。でもねサブリナ、実質この計画を立てたのは君の力なんだ。だからもし君が本心から計画を早めたいのなら、僕はそれでも構わないよ?」
「私、今でも心配でならないんです。私のような平凡な人間が立てた計画なんかに、二人の未来を懸けて本当にいいものか……」
「いいや、君の立てた計画は間違いなく非凡な才から生まれたものだよ。僕らの未来を懸けるに相応しい計画だ」
「ですが! もしこの計画が失敗したらアドニス様は……」
アドニスは少し興奮気味のサブリナの肩を優しくさすりながら、穏やかな口調で言った。
「何度も言うけれど、それは覚悟の上だよサブリナ。僕がスパイを辞める事で裏切りを疑われれば、バラン公爵閣下に殺されるだろう事は分かっているさ」
「だからこそ! 慎重を重ねて公爵閣下に気取られぬ様にしてきたのに。私は……」
「お互い自分を責めるのはもうよそうよ。あのねサブリナ。僕はねスパイを、遊び人を辞める為のこの計画で、たとえ死んだとしても本望なんだ」
「嫌ですそんなのっ!」
「でもそうだろ? 僕らが共に幸福な人生を歩むには、僕が本当の自分を取り戻さなければ成し得ないことだもの。スパイのままの僕で居ては、決してサブリナも僕も幸せにはなれない」
それは否定できない残酷な現実であった。
だからこそ二人は一緒に生きてゆく未来を懸けて、スパイを辞める為の計画を立てたのだから──
二人が婚約破棄に踏み切ったのも、その計画の内のひとつであった。
貴族社会での非常識を恐れず派手にやってみせたのにも理由がある。婚約破棄の話題を国王の耳に届けさせる必要がどうしてもあったからだ。
計画の第一の目的はバラン公爵に裏切りを疑われないままアドニスがスパイを辞め、かつネスラン侯爵家と直接の縁を切る事。
そして第二の目的であり最終目的は、二人が安全に結婚する事。
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ゆえに二人は国王ラキストニア三世の権力を借りる道を選んだ。二人の計画の成否を決める鍵にと。
とはいえ国王の力を借りること自体がもはや難関なのである。アドニスが有名な遊び人であったとて、所詮は遊び人だ。国王が興味を持つような存在ではない。
だからこそ無理にでも興味を持ってもらわねばならない。そしてその為の切り札が二人にはあった。
国王が気紛れで二人の婚約の証人となっていたという、偶然の切り札が──
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「ええアドニス様。これまで二人で頑張ってきたのですものね。それにあとたった二ヶ月の辛抱ですもの、なのに弱音を吐いてごめんなさい」
「ち、違うよ! 先に弱音を吐いたのは僕じゃないか。謝るのは僕の方だよ!」
「まあ! また私たちお互いに自分を責めちゃってますわね」
二人は互いの瞳を見つめ合った。すると不思議とそこには笑顔が生まれた。それはいつかの時の懐かしい笑顔のようだった。
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