悪の怪人になったのでヒロインを堕とすことにしました

樋川カイト

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「ここなら、死角になって周りから見えないですから」
 連れてこられたのは、店の奥にあるわずかなスペースだった。
 本棚に囲まれたそこに人の気配はなく、さっきまでよりも少し静かになったような気がする。
「へぇ、こんな所があったんだ。よく知ってたね」
「前に一度、迷ってしまったことがあったんです。その時にここを見つけて、珍しい本が多かったから何となく覚えてました」
 確かに本棚には、専門書のような分厚い本が並べられている。
 ここなら、よほどのことでもない限り人は来ないだろう。
「じゃあ、さっそくフェラしてもらってもいいかな」
「分かりました。……うぅ、どうしてこんなことになっちゃったんだろう」
 美幸が目の前に跪くのを見ながら、俺は素早くズボンを下ろしていく。
 勃起したちんぽが彼女の目の前に勢いよく飛び出すと、美幸の視線はそれに釘付けになってしまう。
「すごっ……。こんなに近くで、初めて見た……」
 吐息がくすぐったくてピクッと震えると、彼女は目を丸くして驚く。
「わっ、動いた! ……これを、舐めればいいんですよね」
 その言葉に頷くと、彼女の顔がゆっくりと近づいてくる。
「ん……、ちゅっ」
 先端に唇が触れると、そのまま何度もちんぽにキスをされる。
「ちゅっ、ちゅう…。れろぉ……」
 やがて少し慣れてきたのか、唇だけでなく舌を使って刺激を与えてくれる。
 根元から裏筋やカリ首を丁寧に舐め上げると、亀頭をゆっくりと口に含まれた。
 温かい口の中の感触が気持ち良くて、思わず腰が逃げてしまいそうになる。
「んっ……。ちょっと、腰を動かさないでください」
「だって、美幸の口が気持ちよかったから」
 正直に答えると、美幸は心なしか嬉しそうに笑いながらまたちんぽに顔を寄せる。
「じゃあ、もっと気持ちよくしてあげますね」
 さっきまでよりも大胆になった美幸は、またちんぽにキスの雨を降らせてくる。
「んちゅっ……、くちゅうっ……。ちゅっ、ちゅっ、ちゅうっ……」
 亀頭にカリ首、裏筋から根元まで丹念にキスをされ、そのたびに先端からは先走り汁がとろっと溢れてしまう。
 やがて唾液でベトベトになってしまうと、それを満足げに見つめた美幸はんあっと口を開いてちんぽを飲み込んでいく。
「うぁああ……。それ、やばいな……」
「んふっ…、ぢゅるるっ……。ちゅうぅぅっ、んっ、んちゅっ……、ぷぁっ…」
 ちんぽを咥えたまま頭を前後に動かすと、柔らかく温かい口の快感が背筋を駆けのぼって脳に響く。
「んっ、ふぅっ……。ちんぽ、ビクビクしてきました……。んちゅぅっ…。気持ち、良いですか? ぢゅっ、ちゅうぅぅっ……」
「ああ、最高だよ。もう、すぐにでもイってしまいそうだ」
 俺のその言葉に気を良くしたのか、彼女の動きが激しくなっていく。
 射精の後押しをするようにジュポッジュポッと下品な水音を鳴らしながら頭を前後に動かし、その音が俺の性感をさらに高めてくれる。
「くぅっ……、もう本当にイっちゃいそうだ……」
「んふぅ…、いいですよ……。んっんっんぅっ……、ぢゅっ、るるぅっ……。いつでも、出してください…、ちゅうぅっ……、ぢゅるるうぅぅっ……」
 ラストスパートをかけるように口全体を使って刺激を強められると、ちんぽを一気に快感が駆け上っていく。
「もう、イくぞっ! 受け止めてっ……!」
「んぶぅっ、んんぅぅっ……」
 逃げられないように美幸の頭をグッと押さえると、溢れ出る衝動を一気に吐き出していく。
 ドピュッドピュッと精液が迸り、少しずつ美幸の頬が膨らむ。
 そのまま全てを吐き出してしまうと、少しだけ柔らかくなったちんぽをゆっくりと口から引き抜いていく。
「んっじゅ……、ちゅずるるぅぅっ」
 抜くタイミングで唇を窄められると、まるでちんぽの中に残っている精液まで吸い出されてしまいそうだ。
「んふうううぅ……、んっく……。んんんっ…。ごく、んっ……」
 喉を鳴らしながら精液を嚥下する姿を見ていると、そんな彼女の姿に思わず見惚れてしまう。
「んくっ、んんんっ……。ごくっ、こくっ、んふぅ……。けほっ、けほっ!」
 口の中の精液をすべて飲み干した後、思わず咽てしまった彼女の背中をそっと撫でる。
「大丈夫? 無理させてごめんね」
「いえ、大丈夫です…。量が多くて、ちょっと驚いただけですから」
 口元を拭いながら答える美幸に瞳が潤んでいて、また少しムラムラとしてくる。
 だけど、この後のことを考えると我慢するしかないな。
 だから俺は、まだ少し咽ている美幸の頭を優しく撫でながら声をかけた。
「ありがとう。おかげですっきりしたよ」
「ふふっ、どういたしまして」
 そうやって微笑みながら答える美幸の頬は、なんだか少し赤く染まっている。
「ふぅ……、なんだか暑くなってきました」
 ズボンを履き直している間にもソワソワと呟いている美幸は、心なしか俺の身体に密着してきている気がする。
 彼女が何を求めているのか、きっと傍から見ても丸わかりだろう。
 そんな彼女の主張を意識的に無視していると、急に微かなブザー音が聞こえてきた。
「これは……。なんでこんな時に……」
 ポケットから端末を取り出した美幸は、それを眺めながら不機嫌そうに小さく呟く。
「もしかして、何か問題が起こった?」
「ええ、近くの繁華街でラウンズの戦闘員が暴れだしたみたいです。悪いんですけど、行かなくっちゃ」
「仕方ないよ。それは君にしかできないことなんだから、頑張ってきて!」
 申し訳なさそうに両手を合わせる美幸に優しく微笑むと、俺は彼女の背中を押して送り出す。
 走って店を飛び出していく美幸の背中を見つめながら、俺は無意識のうちに口角を上げてしまう。
「さぁ、最後の仕上げだ」
 物陰からいきなり現れたクレビスに声を掛けながら、俺もゆっくりと店を後にするのだった。
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