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2#零の秘密
私の告白
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「もしもし、零?二人だけで話したいことがあるんだけど…良いかな?
『ん、家良いよ。俺は部屋で待ってるな』
そんな会話をして、決意を固める。好きって、いってみるんだ。
「おじゃましまーす…」
階段を上がって二階は、零の部屋。小さい頃から来なれている。だから、一応場所は覚えてる…と思う。
扉を開けると、零はソファーに座っていた。向かいのソファーに座るよう、進められる。
「実はね、私」
一息で言ってしまった方が良いだろう。
「零のこと、好きかもしれない」
「俺を、好き?…かもしれないってなんだよ」
呆れたように、でもいつも通りの零にホッとして続けた。
「私、部活の友達に告白されてね…?それで、私好きが何かわからなくなって」
「お前、告白するときに他のやつの話しすんなよ」
「え、どうして?」
その瞬間、ソファーに押し倒されてドキリとする。
零の目が目の前にある。零は一人言のように言うと、首筋にキスをする。
「無理矢理にでも、奪いたくなっちまうからな」
「れ、零くすぐったいよぅ……」
息がかかってくすぐったいと思っていると、今度は鎖骨にキスをし出した。
綾斗は好きだ。…でも、零も間違いなく好きだ。
零は、ゆっくり私から離れると、じっとこちらを見て言う。
「歌恋、また明日な。用事が出来た」
私の頭を撫でると、零はそう言う。頷いて、私は部屋を出た。
このもやもやを分かって貰えて良かった。そう思って。
『ん、家良いよ。俺は部屋で待ってるな』
そんな会話をして、決意を固める。好きって、いってみるんだ。
「おじゃましまーす…」
階段を上がって二階は、零の部屋。小さい頃から来なれている。だから、一応場所は覚えてる…と思う。
扉を開けると、零はソファーに座っていた。向かいのソファーに座るよう、進められる。
「実はね、私」
一息で言ってしまった方が良いだろう。
「零のこと、好きかもしれない」
「俺を、好き?…かもしれないってなんだよ」
呆れたように、でもいつも通りの零にホッとして続けた。
「私、部活の友達に告白されてね…?それで、私好きが何かわからなくなって」
「お前、告白するときに他のやつの話しすんなよ」
「え、どうして?」
その瞬間、ソファーに押し倒されてドキリとする。
零の目が目の前にある。零は一人言のように言うと、首筋にキスをする。
「無理矢理にでも、奪いたくなっちまうからな」
「れ、零くすぐったいよぅ……」
息がかかってくすぐったいと思っていると、今度は鎖骨にキスをし出した。
綾斗は好きだ。…でも、零も間違いなく好きだ。
零は、ゆっくり私から離れると、じっとこちらを見て言う。
「歌恋、また明日な。用事が出来た」
私の頭を撫でると、零はそう言う。頷いて、私は部屋を出た。
このもやもやを分かって貰えて良かった。そう思って。
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