家に帰りたい狩りゲー転移

roos

文字の大きさ
183 / 243
5章

(50)開く

しおりを挟む
「本当に見つけたのか!?」
「うん! こっちの部屋と同じポッドがある!」

 俺は思わず目を剥きながら、シャルが指し示す方へ走った。シャルが見つけた秘密部屋は、ちょうど制御室と反対側のコードに包まれた壁向こうに隠されていたようだ。コードの隙間からは、シュレイブが手だけを出してこちらに手招きをしていた。

 コードの隙間を掻き分けていくと、四畳半の部屋と、真ん中にポツンと置かれたポッドが現れた。

「こっちのポッドはボロボロだな」

 エトロが言ったように、その部屋のポッドは埃を被り、あちこちに傷がついていた。まるで他所から強引に持ち出してきたかのような有様である。

「形も少し違うから、多分旧式なんだろうな。この状態で使えるかどうか……」

 素人ながらにポッドの本体に傷がないかを確認していると、レオハニーがすっと俺の横に立ち、手慣れた様子でポッドの蓋を開けた。

「これなら使い方を知っている。私がこれに乗ろう」
「けど古い型番では危険じゃ……」
「このポッドでも浦敷博士たちをあの世界を送り届けられたんだ。問題ない。最新の方は、君とクライヴ君で使うといい」

 そう言うや否や、レオハニーは配線がなされていない旧式ポッドをひょいと担いでしまった。

「ここにはコードがないから、制御室の方で調整をする。道を開けてくれ」
「はい!」

 真っ先にエトロが出入り口のコードを退けて、レオハニーが通れるように道を確保する。いかにも重そうなポッドを、レオハニーは軽々と運んで去っていった。

 結局俺はレオハニーに制止の言葉をかけられず、彼女を棒立ちで見送ることしかできなかった。

 ポッドの操作方法を知っているレオハニーならば、旧式ポッドがエラーを吐いても対処できるだろうし、配役としては理に適っているだろう。だが、もし彼女が仮想世界に取り残されるようなことになったら大事だ。できれば死んでも復活できる俺が乗ったほうがいいというのに。

 そんな俺の気持ちを察したかのように、アンリから少々強めに背中を叩かれた。

「ポッド問題はこれで解決したね」
「……おう。あとはどうやって起動するか、だな」

 つい不満を滲ませながら頷いたところで、不意に俺たちの足元が細かく振動し、あちこちから重低音が響き渡った。

 それと同時に、薄暗かった遺跡内部が映画館のようにゆっくりと明るくなった。

「なんだ?」

 目が覚めるほど白い照明に照らされながら、俺たちは急いで制御室の方へ戻った。

 制御室では、ポッドを運び終えたレオハニーたちと、一人モニターの前に残っていたツクモが、揃って当惑した表情で立っていた。

「ツクモ、何があった?」
「画面の端にいきなりこのようなメッセージが浮かんで、タッチしてみたら遺跡が目覚めてしまったようです」
「は……はは。ワンクリック詐欺だったらどうすんだよ」

 ツクモの迂闊な行動に冗談を言いながら、俺はモニターを覗き込んでみた。ツクモの言った通り、画面右下にパソコンがウイルス感染した時と同じようなウィンドウが表示されている。

 そこにはなんと、新人類の言語でメッセージが書かれていた。

「『向こうで待っている』……?」

 まるでこちらの動きを把握しているかのような文面に、俺は鳥肌が二の腕を這い回るのを感じた。

 レオハニーも俺と同じようにメッセージを覗き込んだ後、小さく生唾を飲み込みながら目つきを鋭くした。

「誘われているな。我々への脅しか」
「いや……この遺跡のネットワークに辿り着けるような人なら、きっと大丈夫だ。ベートたちには脅しをするメリットもない」

 鍵者でしか開けられないパスワードと、氷の一族と良好な関係を築いた旧人類の眠るこの遺跡。この二つが揃っているのだから、メッセージの送り主が味方である可能性もゼロではない。もし敵だった場合はなんとかすればいい。どちらにしろ、機械仕掛けの世界に行かなければ戦争を止められないのだから。

 俺はモニターから離れると、再びポッドの表面に触れた。するとさっきまではうんともすんとも言わなかったポッドが、当たり前のように起動し、自動で装置の蓋を開いてみせた。

「レオハニーさん、行けそうです」
「……分かった。こちらも調整を始める」
「私も手伝います」
「シャルも!」

 エトロとシャルがレオハニーの方へと集まり、早速旧式のポッドのセッティングが始まった。後のことは彼女たちに任せて、俺は最新ポッドの側に膝をつきながらクライヴに手招きをした。

「クライヴはこっちに来てくれ」
「ああ」

 クライヴが素直に俺の方へと移動すると、えっとシュレイブから裏返った声が上がった。

「クライヴも行くのか!?」
 
 クライヴはポッドの縁を跨ぐようにして中に入ると、内部の様子を観察しながらぶっきらぼうに言った。

「カミケン様は俺に学びを得ろと仰った。ならば機械仕掛けの世界だろうと突き進む他ない」
「も、戻ってこれなかったらどうするんだ!」
「その時はお前がカミケン様をお守りしろ」

 迷いなく告げられた言葉に、シュレイブは深く押し黙った。そこへクライヴは追い打ちをかけるように思いをぶつける。

「お前だって分かってんだろ。戦争を止める、即ち我々スキュリアの里の安寧だ。俺は里のためなら命を賭けるぞ」
「お、俺だって同じ気持ちだ。だがなぁ……俺はお前なしでやっていける自信がないぞ……」

 途端にしおらしくなったシュレイブに俺たちは目を丸くした。一番驚いているのはクライヴかもしれない。

「らしくないな。お前はいつも喧しいぐらいに言っているじゃないか。自分は超絶カッコいいカミケン様の守護狩人だとよ」

 ポッドから半身を出しながらクライヴが茶化すと、シュレイブはすっと表情を消した。そして、なんのしがらみやプライドも抱かず、こんなことを言い切った。

「お前もその一人だろ?」

 クライヴは口を薄く開いた後、思い切り顔を背けながら勢いよくポッドの中へ沈んだ。

「恥ずかしいこと言うな阿保!」

 バタン、と蓋が閉じるや、シュレイブは怒りの形相でポッドに張り付いた。

「おいなんだその態度は! こっちは心配してるんだぞ!?」
『やめろくっつくな! 誰かこいつを引き剥がせ!』
「はいはい」

 アンリがシュレイブを宥め出したところで、レオハニーたちも準備が終わったようだ。旧式のポッドから重低音が鳴り、表面に近未来的なラインが浮かび上がっていく。その外見は近未来の機械が生んだ卵のようで、傷だらけのボディをものともせず安定的に稼働していた。

「本当に大丈夫なんですか?」

 しつこく俺が確認すると、レオハニーは心なしか自慢げに頷いた。

「このポッド、実は私とシモン博士で設計したんだ。当時はどんな機械かも知らずに関わっていたけれど、シモン博士と……ベート博士のためならと、私一人で徹夜で組み立てたこともある」

 さあ君も入りなさい、と促され、俺も最新型のポッドの中へ身を横たえた。

 次にレオハニーもポッドの中へ身体を滑り込ませたが、彼女は身体を起こしたまま、自動で閉まろうとする蓋を手で止めた。

「忘れ物ですか?」
「いや……」

 レオハニーはしばし迷った後、赤い瞳を俯けながら俺の方へ顔を向けた。

「さっき、NoDの身体には魂を入れることができないと言ったな」
「……ええ」

 俺が起き上がりながらゆっくりと頷くと、レオハニーは下唇を強く噛み締め、やがてゆっくりと口を開いた。

「私は今まで、自分は他のNoDとは違う、人間からNoDへと転生を果たした唯一の成功例だと思っていた。だが、あの論文に書かれていたことは全く逆だった。浦敷博士たちがNoDに転生せず、新人類の存続に注力していたのも、自分たちは二度と復活できないと気づいていたからだった」
「レオハニーさん、まさか貴方は……」

 俺は途中でエトロの目線に気づき、最後まで口にしなかった。だがレオハニーは躊躇うことなくその先を引き継いだ。

「私も君と同じだ。リョーホ。シモン博士と共に生きたレオナ・ハーヴァーはもうこの世に存在しない。ここにいる私は、偽物だ。私がこの身体で学び、感じたものすべては、自我データを元に作り出された、電子的な応答でしかなかった」
「……レオハニーさん」
「いいんだ。薄々気づいてはいた。NoDの身体で目覚めた時からずっと……私は現実から目を背けていただけだ」

 ダアトの論文を読み終わって、レオハニーは己が一体どんな生物なのかを明確に理解してしまったのだろう。

 これまでのレオハニーは、死んだ直後に魂をNoDに入れられてしまっただけだと勘違いしていた。だが、他ならぬ浦敷博士とシモン博士の研究成果によって、レオハニーは現実を突きつけられてしまったのだ。

 人間の魂はNoDに適応できない。できるのは自我のない菌糸と、魂ではない自我データのみ。レオハニーもそれは例外ではなかった。

 自分が偽物だった、という事実を明かされるのは、俺自身も体験したことだ。だというのに、俺はレオハニーにかける言葉が見つからなかった。

 彼女が同情や叱咤を求めていないことは明白だ。それ以外の何かを探せば良いのに、俺の中には何もない。

 しかしその重い沈黙は、レオハニーのすぐ傍らで破られた。

「師匠にはレオハニーという名前があるじゃないですか!」

 制御室全体に響くほどの大声だった。全員の視線が一点に集まる。

 視線の先には、目尻に涙を溜めたエトロがいた。

 エトロは乱暴に目元を拭うと、一言一言に力を込めながらレオハニーへと詰め寄った。

「私はレオナ・ハーヴァーという方を知りません。私が知っているのは、私の命を救い、ここまで導いてくださった、レオハニーという名のたった一人の女性です」

 エトロの剣幕に、レオハニーは珍しく困惑していた。まるで口説かれなれていない乙女のように目を開いて、助けを求めるように俺を見てくる。その視線は、あえなくエトロに遮られてしまった。

「師匠。私は師匠のことを幼い頃から尊敬しています。貴方がどんな生まれでも、貴方が自分を偽物だと思っていても、この思いは変わりません。師匠と歩んだ過去が全て大切だから、私は貴方が大好きです!」
「あ……う……」

 告白とは違う、純粋な愛が真っすぐとレオハニーの胸を射止める。耳まで真っ赤になっているレオハニーを見て、外野のシャルとアンリが互いに手を握りながら声なく黄色い悲鳴をあげていた。

「師匠? 聞いていますか師匠! 私の言葉に嘘偽りはありません! 私は師匠のことを──」
「エトロ、もういいから……分かったから!」

 レオハニーは湯だった顔を片手で覆い、エトロに握られたもう片方の手にギュッと力を込めた。

 胸が張り裂けそうなほど静かな制御室の真ん中で、レオハニーはぎこちなく唇の形を変えて、ようやく言葉を絞り出した。

「……その……これが礼になるか分からないけど……君が……私の弟子でよかった。会えてよかった、と思う」
「…………っ」

 エトロは肩が持ち上がるほどいっぱいに息を吸い込むと、レオハニーに思い切り抱きついた。

「お、おい……」
「今だけはお許しください。師匠」

 エトロの華奢な腕は、レオハニーを抱き寄せながら震えていた。レオハニーはエトロの胸に顔を押し付ける形で、頭が真っ白になったように固まっていた。しばらくして思考が追いついたか、レオハニーは覚束なくエトロを抱きしめ返す。

 彼女たちの足元では、卵型のポッドに刻まれた直角ラインの溝が、脈動するような光を放ち続けていた。

 肉親のような二人の触れ合いは、ほんのひとときに終わった。二人が抱擁を放した時には、これまで通りの師弟関係が両者の間に引き直されていた。

 レオハニーは改めてポッドの中に身を横たえ、腹の上で両手を握った。もう自動で閉まる蓋を止めはしない。

 透明なガラス越しに師弟は見つめ合い、短く別れの言葉を交わした。

「いってくるよ」
「いってらっしゃい。師匠」

 エトロが微笑みかけると、旧式ポッドのガラスが白く曇った。あちらのポッドには目隠し機能が搭載されているようだ。

 俺はしばし旧式ポッドを見つめた後、自信なさげにエトロの顔を見上げた。

「……俺にはないの?」

 ちょっと面倒臭かっただろうか、と不安になりながら聞いてみると、エトロは太々しい態度で俺に近づき、身をかがめた。

 額に柔らかな感触が伝わる。

「……無事に帰ってこい」
「っああ。行ってくる」

 顔に熱が集まってしまう前に、俺は急いでポッドに潜り込んだ。まもなく、搭乗を感知したポッドが動き出し、ガラスの蓋で外部と遮断される。

 透明なガラス越しに、エトロとアンリ、シャルとツクモが俺を覗き込んでくる。なぜ最新式のポッドには目隠し機能がないのか。開発者に一言文句を言いたい気分だった。

 数秒後、ポッド内の九つのライトが、カチカチと音を立てながら順番に点灯し始めた。ライトの横には、電源、回線、出力といった単語が並び、どれも正常を示す緑の光を放っている。

 やがて全てのライトが点灯すると、低い振動音と同時に、静電気のような衝撃が全身を駆けまわった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~

ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。 王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。 15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。 国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。 これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。  

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

処理中です...