無能騎士と追放された私、実は二人とも隠しチートで大逆転します

タマ マコト

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第19話 二人で書き換える世界

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 世界が、ひっくり返った。

 ほんとうに、物理的に。

 大広間の天井が消え、床が消え、壁が消えた……ように“感じた”。

 代わりに広がったのは――

 無数の歯車と、無数の線。

 金でも銀でもない、色を持たない金属の輪が、そこかしこで噛み合い、
 そこに細い光の糸が何千、何万と巻き付いている。

 私とライアンは、その中心に“立って”いた。

 立っている、はずなのに、足元はどこかもわからない。
 ただ、二人の手だけが確かに繋がっている。

 脈の音。

 ライアンの鼓動と、私の鼓動が、ひとつのリズムになって鳴っている。

「……ここ、どこ」

 震える声で問うと、ライアンが息を吐いた。

「世界の、歯車の盤面だ」

 彼の声も、少しだけ掠れている。

「俺がいつも見てた“線”は、その上を走るルートみたいなもんだ。
 でも今は――」

 彼は周囲を見回し、少しだけ苦笑した。

「丸ごと見えてるな」

 歯車と線。

 その全部が、私たちの“目の前”にあった。

 王都の塔を模した歯車。
 王城の大広間を示す歯車。
 村の小さな灯りを模した歯車。

 そのあいだを、細い光の線が走っている。

 崩壊の線。
 炎上の線。
 誰かが泣いている線。
 誰かが笑っている線。

 そのそれぞれに、“起こり得た未来”の感触がまとわりついていた。

「……っ」

 視界がぐにゃりと歪んだ。

 頭の中に、“ライアンが今まで切り捨ててきた未来”が流れ込んでくる。

 子どもが馬車に轢かれる未来。
 村人が魔獣に噛み砕かれる未来。
 私が、森の中で魔獣の爪に貫かれて死ぬ未来。

 それを全部、彼は“見たうえで”、まとめて折ってきた。

 そのたびに、痛みと疲労を自分ひとりの中で受け止めて。

 今、リンクしたせいで、その“重さ”の一部が私にも流れてきていた。

 胸がぎゅっと縮む。

「……ずっと、一人で、こんなものに立ち向かってたの」

 気づいたら、涙がぽろぽろこぼれていた。

 視界を滲ませながら、私は彼を見る。

「こんな、量……こんな、痛いのに……」

 線を切るというのは、ただ「嫌だ」と言うだけじゃない。

 “そこにいたかもしれない人”の人生を、丸ごと別のルートに押し出す作業だ。

 失われたはずの命を救うということは、
 世界のどこか別の場所に、歪みが生じるということでもある。

 その“帳尻合わせ”の重さが、全部ライアンの身体にのしかかっていた。

 指先が震える。

「なんで……言ってくれなかったの」

 責めたいわけじゃない。

 でも、涙と一緒に言葉が溢れた。

 ライアンは、ほんの少しだけ目を伏せ、それから私を見た。

「見せたくなかったからだよ」

 シンプルな答え。

「俺が何してるか知ったら、きっとエリアは、“やめて”って言うと思った」

「言ってるけど」

「だろうな」

 彼は、薄く笑った。

 こんな場所で、こんな状況で、笑えるあたりが、本当に腹立たしい。

「……でも、今は――」

 視線が、私の手へ落ちる。

 繋がっている手。

 震えているのは、私だけじゃない。

「今は、見てほしい」

「……ライアンさん?」

「一人でやってきたことを、“二人でやり直せる”の、悪くないなって」

 その言葉に、胸の奥がぎゅっと締めつけられて、でも少しだけ温かくなった。

 世界の盤面が、うねるように揺れる。

 王城を模した巨大な歯車に、黒い線が何本も絡みついている。

 崩落。
 暴走。
 大量死。

 それが、“もっともらしい未来”として太っていた。

 私は、涙を拭う暇もなく、歯車を見つめた。

「……やる?」

 問いかけるように呟くと、ライアンは短く答えた。

「ああ」

 手を、もう一度握り直す。

 リンクは、さっきよりも安定していた。

 私には、歯車の配置が見える。
 どの歯車がどこにあって、どう噛み合っているか。

 ライアンには、そこを走る線が見える。
 どの線がどこへ繋がり、どの結末に至るか。

 なら、やることは決まってる。

「分業、しよ」

「分業」

「うん。

 私が、“望むべき世界の配置”を決める。

 どの歯車を残して、どの歯車を回転数落として、
 どの接続を外すか。

 ライアンさんが、“望まない未来線”を切る」

 言いながら、自分でもそのイメージがはっきりしていくのを感じた。

 システムの設計と、デバッグみたいなものだ。

 歯車の配置――それは、“世界の構造の選択”。

 線の切断――それは、“そこへ至るルートの拒否”。

 二人の役割が、自然に噛み合っていく。

「王都が崩壊して、大勢が死ぬ未来は、全部いらない」

 最初に、それだけはっきり言う。

「“王都崩壊”に収束してる線、どれ?」

「……これだ」

 ライアンが指を動かす。

 盤面の上で、王城の歯車から伸びる太い束が光る。

 崩落する天井。
 暴走する魔力炉。
 爆ぜる塔。

 それらをまとめて、“最悪の結末”へ収束させる線の束。

 私は、魂装の歯車をそこへ向けた。

「《ソウルギア・ルーティング》」

 口にした瞬間、歯車がひとつ強く唸った。

 線の束を、“別の歯車の側面”へと誘導するイメージを流し込む。

「崩壊じゃなくて、“一時的な停止”にする。

 塔は崩れない。
 魔力炉は暴発しない。

 代わりに――“王城の機能が止まる”方向に流して」

 王城の機能停止。

 それは、物理的な破壊ではない。

 権威の喪失。
 信頼の失墜。

 王家の“象徴としての機能”を落とす方向に、歯車を組み替える。

 ライアンが、その意図を読み取ったのか、口角を上げた。

「了解。

 “死ぬ未来”じゃなく、“バレる未来”に繋がる線だけ残す」

 彼の手が、一気に線の束に突っ込む。

 太い束の中から、“大量死の未来”に繋がる線だけを掴んで、容赦なく叩き折る。

 バキン、と音が響き、線がはじけた。

 血の味が、彼の口に広がる。

「っ……」

 こめかみを針で刺されたみたいな痛み。

 でもさっきの“束ごと向き合った”ときよりマシだ。

 エリアが、崩壊そのものではなく“意味の変更”をしてくれているせいで、
 必要なエネルギーが少しだけ軽減されている。

 連携。

 それは、こんなにも楽になるものなのか。

 崩壊の線が細くなり、別の線が太くなる。

 「王城の天井に走る亀裂は残るが、崩れ落ちない未来」。
 「魔力炉は停止するが、暴発しない未来」。

 その代わりに――

 「禁呪を使った王の責任が公然と問われる未来」。
「記録院と魔導院が、王家の禁呪使用を調査する未来」。

 そんな線が強く明滅し始める。

「王太子と、強硬派の人たち」

 私は、別の歯車に目を向けた。

 王太子の座を模した、小さめの輪。
 その周囲に、いくつかの小さな輪――強硬派貴族の歯車が噛み合っている。

 そこから伸びる線には、こんなラベルがついていた。

 「エリアとライアン拘束に成功し、王都を救った英雄となる未来」。
 「魂装と因果を独占し、王家の兵器として使う未来」。

 胸がむかつくほどの線。

「これは」

 口にするだけで、歯車が嫌そうに音を立てた。

「全部いらない」

 きっぱりと言うと、ライアンが少し笑って頷いた。

「破棄っと」

 彼が手を伸ばし、強硬派たちの“栄光の未来線”をまとめて折る。

 その代わりに――

「この線だけ、残す」

 ライアンが指し示した線。

 そこには、こんなラベルがついていた。

 「謁見の場での禁呪使用が、多数の目撃者と因果記録によって証明される未来」。
 「王太子と強硬派が“王都を危険に晒した責任者”として告発される未来」。

 私は、その線を魂装の歯車で挟み込む。

「じゃあ、この線は――“王都の人たちの命がちゃんと守られたうえで、王家の罪が逃げられない形で見える”方向に太らせる」

 歯車が、カチンと鳴る。

 記録院。
 魔導院。
 騎士団。

 それぞれを象徴する小さな歯車に、細い線が繋がっていく。

 「正義感を捨て切れていない騎士」が、禁呪使用の場に居合わせていた未来。
 「記録に執着する魔導士」が、因果記録を保存する未来。
 「王家に盲目的ではない貴族」が、密かに動揺を広める未来。

 そういった線を選び取って、太らせていく。

 ライアンは、切るべき線を探す。

 「王都崩壊がなかったことにされる未来」。
 「禁呪使用が揉み消される未来」。
 「全てエリアのせいにされる未来」。

 その一本一本を、静かに叩き折っていく。

 線を切るたび、頭の奥で小さな雷が弾ける。

 でも、さっきまでのような“自分の命ごと削られる”感覚は、少し薄くなっていた。

 エリアが、歯車を通して負荷を分散してくれているのだ。

「……すごいな、お前」

 思わず呟くと、隣から「今さら?」という声音が返ってきた。

「すごいのはライアンさんでしょ。

 ずっとこれ、ひとりでやってたんだよね」

「まあ……癖みたいなもんだ」

「悪癖だよ」

「否定できねえ」

 そんな会話をしながらも、手は止めない。

 盤面の上で、世界の歯車が少しずつ組み替わり、線が整理されていく。

 王都の人々――名前も顔も知らない多くの命が、
 “死ぬ線”から“生きる線”へと移されていく。

 代わりに、“王家の権威”が落ちる線が太る。

 王城の天井の亀裂は、そのまま残る。
 「王家の象徴に入ったヒビ」として、未来の歴史に刻まれる線が太っていく。

 それは、私たちが今ここで、“世界の見え方”そのものを書き換えている証拠だった。

「……最後に、ひとつ」

 息を整えながら、私は小さな歯車に目を向けた。

 心臓の形をした歯車。

 そこから、細い線が伸びている。

 「ライアン・ハウエルの寿命が大幅に削られる未来」。

 それは、“今の作業を続ける限り、自然と太ってしまう線”だった。

 このままだと、彼の命は、未来のどこかでぽっきり折れる。

 王都は救われた。
 人々は生きている。

 その代償として、「一人の騎士の命が静かに尽きました」と、さらっと書かれる未来。

 それが、私はどうしても、許せなかった。

「ライアンさん」

「ん」

「この線」

 私は、その線を指さした。

 ライアンも、それを見た。

 彼は、少しだけ肩をすくめた。

「それは……仕方ない部分もある」

「ない」

 即答だった。

「ないし、“仕方ない”って言葉で片づけさせない」

 歯車が、キュッと高い音を立てる。

「あなたの命が削られる未来線は、私が全力で拒否する」

 言いながら、自分でもびっくりするくらい、心が静かだった。

 怖いし、不安だし、泣きそうだけど。

 この一点だけは、揺るがない。

「じゃあどうする」

 ライアンの声は、諦め半分、期待半分。

「“世界の歪み”を誰かが引き受けないと、線は変わらないぞ」

「だから、“誰か”を“世界全体”に変える」

 自分で言って、自分で笑う。

「あなたひとりが背負う代償を、

 王都の、王国の、世界の、“全員の生活の少しずつ”に分散させる」

 魂装の歯車が、一斉に唸りを上げた。

 それは、今までやったことのない操作だ。

 でも、“出来ない”とは言わなかった。

 歯車は、「試してみる価値はある」と回転数を上げる。

「全員が、少しだけ“楽じゃなくなる未来”」

 私は、ゆっくりと言葉を紡ぐ。

「王都の生活が、今より少しだけ不便になる。
 魔導省は、自分の責任を誤魔化せなくなる。
 貴族たちは、盲目的に王家を信じることができなくなる。

 “誰か一人がおいしい思いをし続ける世界”じゃなくて、
 “全員が少しだけ現実を見なきゃいけない世界”にする」

 それが、本当に“いい世界”かどうかはわからない。

 でも。

「少なくとも、“全部ライアンさんに押し付ける世界”よりはマシ」

 歯車が、答えるようにカチッと鳴る。

 王都全体を象徴する巨大な歯車に、細い線が何本も伸びていく。

 「税が少し上がる未来」。
 「貴族の特権が少し削られる未来」。
 「魔導省に監査が入る未来」。
 「王家の権威が一定期間停止する未来」。

 それらをまとめて、“世界がちょっとだけしんどくなる代わりに、一人の命が持ちこたえる”方向に流す。

 ライアンが、その線の配置を見て、ふっと笑った。

「……最低だな」

「知ってる」

「でも、嫌いじゃない」

「知ってる」

 彼が、その線に手を添える。

 「ライアンの命が削られる未来線」に繋がっていた因果を、
 別の歯車――“世界全体の小さな不自由”へと付け替える作業。

 その瞬間、頭の奥でまた痛みが弾けた。

 でも、それはさっきまでのような“死に直結する痛み”ではない。

 ライアンの中にあった“自分だけが引き受けるべきだ”という因果の癖が、
 少しだけ緩んでいく感覚。

 エリアの中にも、“世界のために自分を犠牲にするのが正しい”という考えがあったのかもしれない。

 でも今、二人ともそれを手放している。

 “二人のために世界を動かす”という、身勝手な選択をしている。

 その身勝手さを、歯車は受け入れた。

 線が、一本、静かに消えた。

 「ライアンの寿命が激しく削られる未来」。

 それは、もう見えない。

 代わりに――

 「ライアンが、時々頭を抱えながら、“世界めんどくせえ”と愚痴る未来」。

 そんな線が、細く、でも確かに伸びていた。

「……なんか、見えた?」

 私が聞くと、ライアンは少しだけ照れくさそうに顔を背けた。

「うるさい」

「ふふ」

 笑いながら、私は周囲を見渡す。

 世界の歯車の回転が、少しずつ落ちてきている。

 さっきまでの暴走した振動は、もうない。

 王城の塔を表す歯車も、落ち着いて回っている。

 亀裂の入った天井。
 停止した魔力炉。
 混乱する広間。

 でも、“崩れない”。

 “死人が出ない”。

 その形で、因果が収束していく。

「……戻ろっか」

 私がそう言うと、ライアンは静かに頷いた。

 二人で手を握り、

 世界の盤面から、意識を引き上げる。

 ***

 視界に、天井が戻ってきた。

 ひび割れだらけの天井。
 今にも崩れそうだったはずなのに、持ちこたえている。

 広間の床には、あちこちに亀裂が走っている。

 貴族たちは尻もちをつき、兵士たちは慌てて周囲を見回している。

 王の手には、砕け散った黒い輪。
 禁呪の装置は、完全に壊れていた。

 魔力の暴走は──収まっている。

 ただ、その余波で、私たちの身体は限界だった。

「……っ」

 膝から力が抜けた。

 私も、ライアンも、ほぼ同時に床に崩れ落ちる。

 身体が重い。
 頭の中は、まだ歯車と線の残像でいっぱいだった。

 それでも、息はある。

 ライアンの手は、さっきよりずっと温かかった。

 王太子が、震える声で何かを言おうとする。

 その前に。

「陛下」

 ひとりの騎士が立ち上がった。

 額に汗を浮かべながらも、真っ直ぐ前を向いている。

「先ほどの一部始終、私はこの目で見ました。

 禁呪の起動も……魂装による因果記録の再生も」

 エドモンド院長も、前に出る。

「記録院として、今の状況をすべて記録しました。

 “王家が禁呪を使用し、王都を危険に晒した”事実。
 “魂装適性者を利用しようとし、失敗した”事実。

 それらは、もはや隠せません」

 ざわめきが、もはや“抑えられない波”になりつつあった。

 王の顔は、蒼白だった。

 王太子の唇は、怒りと恐怖で震えている。

 でも、もう遅い。

 私たちは、“崩れない未来”を選んだ代わりに、
 “バレる未来”を選んだ。

 王位は、大きく揺らぐ。

 王家の罪と腐敗は、白日の下にさらされる。

 でも王都の人々は、生きている。

 その事実だけが、今は救いだった。

 視界が暗くなる。

 遠くで、誰かが私の名前を呼んでいる。

 ライアンの指が、最後の力で私の手を握り返した。

「……二人で、書き換えたな」

 かすかな声。

 私は、半分意識が落ちかけた頭で、それでも笑った。

「うん……すっごい、疲れたけど」

「次からは、もうちょい小さい単位でやろうな」

「まずは、自分の生活から……」

 そんなくだらない会話を最後に、

 私たちの意識は、静かに闇に沈んでいった。

 世界の歯車は、静かな回転へと戻る。

 でも、もう以前とまったく同じ軌道ではない。

 王都の未来は、確かに“別のレール”に乗せ替えられていた。
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