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第二章 高校篇 危険な恋愛
第20話 裏の顔
しおりを挟む司くんって凄くカッコ良いよね。
凄い、美少年だし、それにあの金目…あんな目をしている人、司くんしか居ないよ。
あの目で見つめられると、自分が丸裸にされた気がするのよ。
私の裏の部分まで全部…
それが、霊能者、東狐アキの孫だと知ったら『本物』だと思うじゃない?
まぁ、勘違いだったみたいね。
『また、誰も見破れなかった』
しかし、まさか二人とも自殺するなんて思わなかったわ。
本当に高部麻美子は馬鹿だわ。
私に『妊娠の相談』なんてするから馬鹿だわ。
友達の事にして相談してきたけど『自分の事』だって見え見え。
本当に馬鹿な女。
だだ、読書クラブで一緒に居るだけの後輩に相談するのかな?
当事者どうしで話せば良いのに…殆ど話した事無い相手に自分を曝け出すなんて本当に馬鹿だなぁ~
自分から脅せるネタを提供するなんてね。
妊娠しているなら相手が居る筈。
私は暇があったら高部麻美子を尾行したの。
そうしたら相手が 犬神先輩だと解ったわ。
此処まで来たら簡単だった。
2人で話す内容を写真や録画に撮った。
これで良い金蔓が出来た、そう思ったのよね…
「高部先輩、これ見てくれます?」
「こ、これは…」
顔色が変わったわね…
「先輩がエッチな事して妊娠した証拠ですよ? 買ってくれないかな?100万円で良いや」
「私、そんなにお金持ってません…その5万円位しか」
「はぁ~そんな端金で済むわけ無いでしょう?」
「だけど、お金はお母さんが管理しているから、そんなの無理です…」
「そう? それなら良い事思いついたわ! 貴方売春しなさいよ! なんならお客は私が探すわ、現役アイドルの先輩が体売るなら幾らでも稼げるよ…うんうん、それが良いよ、もしくはAVって手もあるわよ」
「嫌です…」
「嫌ですじゃ無いんだよね! 妊娠した事がバレたら、アイドルだから莫大な違約金とか大変なんじゃないの? 良いのかな~」
「それでも嫌です!」
パンッ
私は高部麻美子の頬っぺたを引っ叩いた
「煩いな、それじゃ良いわ、この証拠何処かの出版社に売り込むから、そうしたら人生終わるんじゃないの?」
「ううっ…」
「ねぇ、私だって鬼じゃないからさぁ、100万円分稼いだら解放してあげるから、売春頑張ってね」
「解りました…ううっうう…うわぁぁぁぁーーん」
泣いている高部先輩を置いて私はその場を後にした。
もう、この女は私の手の内だわ。
莫大な借金を負いたく無ければ『私の言う通り』にするしか無いわね。
私はすごく不幸ダカラ…だからこの位の事はしても良いよね。
◆◆◆
本当に使えないな…
これからって時に自殺しちゃうなんて…
あ~あっ…本当に使えないわ。
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