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第50話 ハグ&キス
しおりを挟む「今日から慰問目的で来ましたセレスさんです。 それでは、セレスさんどうぞ!」
朝の臨時朝礼で紹介して貰った。
多分、言うと大騒ぎになりそうな気がする。
だから、ここでは簡素に話して終わりにしようと思ったんだけど……
「「「「「「「「「「きゃぁぁぁぁーーー男の子だぁぁぁぁーー」」」」」」」」」」
壇上に上がっただけで、まるでアイドルを前にしたみたいに黄色い声援が上がった。
え~と。
男の子って数が少ないけど、普通にいるよね?
高等部で1回マドカが口説いているのを見た気がする。
あれっ……そう言えば、彼しか見た事が無い。
また、僕は勘違いしたのかな。
小声でケイツ主任に聞いてみた。
『あの、もしかして初等部って男の子居ないんですか?』
『実は、今年は不作でD級が3人……しかも名前ばかりの在籍で廊下にすら出ません』
もしかして僕が会った彼でもランクが高かったのかな……
まぁ、いいや……
『そうですか』
『それで、思い切って慰問の依頼を出したのです』
『了解です』
「声援ありがとうございます! 今、ご紹介頂いたセレスです。僕は今回、慰問という形で初等部に来ました。 どういう風に皆さんと触れ合うか考えた末、僕はフリーハグとキスという形で触れあおうと思います。 体育館の片隅で行っていますので、いつでも来てください! 待ってますからね」
「えっハグって抱いて貰えるの?」
「キスって……あのキスよね」
1人2人がポツリと呟くと……
「「「「「「「「「「きゃぁぁぁぁぁぁーーー」」」」」」」」」」
いきなり、声援があがった。
まるでスパースターになった気分だ。
「あの……それ無料なんですか? 高額だったりしませんか?」
「フリーですから無料ですよ。ただ希望者全員に行うつもりなので時間制限はあります……これから行いますので良かったら来てくださいね!」
それだけ伝えると僕は朝礼を後にした。
後ろからは、黄色い声がまだ聞こえてくる。
本当に美少女しか居ない。
男性が女性を嫌うようになったから、男性を惹きつけるように進化でもしたのだろうか?
僕の生きた時代なら、全員がジュニアアイドルになれるし、マンガとして描くなら全員がヒロインになれる。
そういうレベルの子ばかりだ。
それに、今の所性格の悪い女の子に会っていない。
全員がある意味、完璧に近いんだから……凄いとしか言えない。
◆◆◆
体育館の僕のブースに行くともう既に行列が出来ていた。
大人の女性3人が整理にあたっている。
「あっ、セレスくんが来たよ~」
「本当だ、若くて可愛い!」
「うんうん、カッコイイね」
いや、初等部の子に可愛いって言われても…….
まぁいいや。
この場所はパテーションで3方向区切られていているけど、一応は前から見える。
その中にあるソファに僕は座った。
「それじゃ、始めようか? 1人3分ね。ただ、最初の1人は説明を兼ねるので、時間は考えずにやってみよう? それじゃ、どうぞ! 僕はポンポンとソファの横を叩いた」
黒髪のおかっぱの可愛らしい女の子がソファに座ってきた。
「あの……本当に抱いて貰えてキス迄して貰えるんですか?」
顔を赤くして可愛い。
「ええっ」
「あの、私、まだ8歳でお金持っていないんですけど、良いんですか?」
「構わないですよ! それで、僕がリードするのと君がリードするのどっちが良い?」
「あのよきゅわからないのでお任せで……」
あっ、噛んだ……
「それじゃ、まずこう言うのどうかな?」
彼女の首と腰に手をまわして抱えてお姫様抱っこしてソファに座った。
「あっあああっ凄い……」
そして顔を近づけた。
「それじゃ、キスは君からしてくれる」
顔を更に赤くして、本当に可愛い。
子供って体温が高いのかな。
凄く暖かく感じる。
「良いんですか? それじゃ……うんぐっちゅっ、ぷはぁっうんぐううんぐ」
まさか、最初から吸い付くようにキスをしてきて舌をねじ込んでくるなんて思わなかった。
「ちゅるちゅるぷはぁ、セレスくん……うんぐうんぐっちゅぱ」
『嘘……あんな事迄していいの?』
『男の子なのに嫌がらないなんて……』
『てっきり、ただ軽く抱いて貰えて、ほっぺにチュー程度だと思っていたのに……凄い』
周りの声が聞こえて来るけど……8歳でこんなキスができるのか。
子供だからって思わない方が良い。
よく考えたらLLSは子供からスタートしているんだから、出来ない訳ないよな。
求められるがままに舌を絡めていると……
「はい、そろそろ時間です! そう言って彼女を教師が優しく引き剥がした」
「あっあ~ん、セレスくんもっとぉ~」
「駄目ですよ! 後ろにこんなに並んでいるんですから」
「そうだそうだ、後ろに気を使えよ」
「ちょっとは遠慮しなさいよね」
「ううっ……いいもん、また並ぶから」
そう言うと彼女は後方に消えていった。
可哀そうだけど……滞在日数からすると、多分次は無いかも……
◆◆◆
ガラガラペッ。
うがい薬で口を注ぎ、次の女の子を待った。
茶色のポニーテールで黄色いリボン。
なかなか、スリムな体型で可愛い……スポーツ少女って感じだ。
「あの……抱きつき方はどんなでもいいの?」
「別に大丈夫ですが……」
「本当に、本当? あとで嫌って言わない?」
いったい、どんな事するんだろう......
「別に……」
「それじゃ、これでお願い!」
そう言うと彼女は座っている僕の膝の上に顔を見ながら跨ってきた。
「タチバナさん、それは幾らなんでも、すぐに」
教師が止めに入ったがそれをせいした。
「僕は構いませんから」
「本当に良いんですか?」
「はい」
やはり、小さくても女なんだな。
誰か、やるんじゃないか。
そう思っていたけど、2人目でやる子が出るなんて思わなかった。
対面座位だ。
「それじゃ、キスするね。あむちゅぱっ。むぐうぷはぁうんぐうんぐっ」
軽く唇を甘噛みしてから舌を入れてくる。
しかも、こちらの歯を舐めてゆっくりと口をこじ開けるように…….
前の子も凄かったけど、この子もキスが上手い。
僕の首に手をまわし逃げられないように、まるで貪るように舌を絡めてくる。
「うんぐぬちゃっ」
多分、この子もかなり幼い。
10歳位の筈なのに……凄いなこの体勢で胸を押し付けながら股間も押し付けてくる。
キスとハグなのに……不覚にもそれ以上の事をしている錯覚に陥る。
子供だからって本当に侮っちゃいけない。
スクールの授業でLLSがあり、しっかりと性や恋愛SEXについて学んでいる。
僕の時代の子供とは全く違う。
「はい、時間ですよ」
「ハァハァ、もう......これからが良い所だったのに......またねセレスくん」
「またね」
本当に驚かされるばかりだ。
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