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第12話 東条家SIDE
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他の2家の令嬢が居ない以上話が進まない。
あの後、続きは北条、南条のそれぞれの娘を交えて後日という事で一旦保留になった。
いきなりの話だったので娘の芽瑠と碌に話をしていなかった。
だから、詳しく話す必要がある。
『頭が痛い』
これから先、和也くんと一緒に展開していくビジネスがある。
もう既に半分家族の様に付き合い始めていた。
それなのに、娘の芽瑠が不貞を働いてしまった。
見知らぬ相手ならまだしも、相手は古馬正一くん。
和也くんにとっては友人だ。
もう修復は無理だ。
和也くんは復讐心からか『権蔵さんの後妻を寄越せ』と交渉していてそれを権蔵さんは飲んだ。
かなり和也くんは傷ついていたに違いない。
どう考えても年上。
しかも、権蔵さんの手垢のついた女。
そんな女を古馬本家に恥をかかす為にだけに寄越せといった。
そして……権蔵さんは、後妻の美沙を差し出した。
あれは東条家との決別なのかも知れない。
友人に芽瑠を寝取られたから、その義理とはいえ母親を寄越せなんて無茶苦茶だ。
だが、これは彼なりの古馬家に対しての精一杯の抗議だった。
そして私達への抗議でもある。
古馬家に恥をかかせ、自分が得をしない事で、皆に抗議をしたんだ。
和也くん本人も含んで誰も幸せにならない提案だ。
その上で和也くんは……商売を続けるかどうかの選択を私に預けた。
何故、こんな事になったんだ......こんな選択を和也くんにさせるなんて......
芽瑠の奴……どうしてこうなったのか、父親として聞かなくてはならない。
◆◆◆
バシッ ビシッ
肌を叩く音が聞こえる。
「あんたって娘は! あんたって娘はぁぁぁーー」
「お母さま、ごめんなさい!許してお母さま」
芽瑠は頬っぺたを腫らして泣いていた。
「お前、言い分位聞いてあげたらどうだ……」
「言い分なら聞いたわ。芽瑠は、和也くんが手を出してくれないから正一くんに体を開いたそうよ」
「最後までする気はなかったの……寂しかったからキスだけ、キスだけする筈だったの……だけど」
「流されてしまった。そう言う事か?」
そんな馬鹿な理由で......
「ごめんなさい……」
「そこ迄でも恥知らずだ。だが、それを態々正一くんと一緒に和也くんに言う事はないだろうが……何故、そんな事をしたんだ!」
「可笑しくなって居たんだと思うの……頭の中でもう、貴方の物じゃない。正一さんの物なんだよ。そう和也に伝えるのが楽しかった。真面目な和也さんと違って正一さんは色々と楽しませてくれて、何より、私を求めてくれたから……」
「どうしてこんな子になっちゃったのかな……私が悪かったのかな、ううっ、グスッ……本当に情けない」
「話では正一くんは、お前以外にも、南条真理愛さんに北条恵子さんにも手を出していたそうじゃないか? そんな三股をかけるような男を何故お前は選んだんだ! それも態々4人で純真な和也くんを貶めるような態度までとって? 馬鹿なのか!」
「だって、私は寂しかったんだもん」
「それで、お前は和也くんがくれた大切な婚約指輪はどうしたんだ?その安物の指輪はなんだ!」
「捨てたわ……これを正一くんから貰ったから」
「馬鹿な娘だ……和也くんが買ってくれた高い婚約指輪を捨てて、そんな安物の指輪をつけるなんて」
「安物……」
「和也くんがくれたのは正式な婚約指輪だ。あの和也くんが用意したんだ給料3か月分と考えたら、三百万は下らない。それを捨ててそんな安物……ハァ~これも慰謝料に含めなくちゃな」
「そんなに高かったの……嘘」
「本当に馬鹿な子! 誰が考えても貴方を大事にしてくれていたのは和也くんじゃない? 大切に思っていたから高価な婚約指輪を送ってくれた。ちゃんと私達に挨拶して婚約までした間なのに……我慢して婚前交渉を一切しなかった。解らないの? 和也さんだって男なんだから、貴方の事を思って我慢していたに違いないわ。ねぇ、どちらが芽瑠、貴方を大事にしていたのかしら? それも解らないの?」
本当に馬鹿な子だ。
「嘘……和也が……和也ぁぁぁぁ! 和也ぁぁぁーー」
「本当に馬鹿な子だ」
「私、今からでも和也に謝る! 許して貰えるまでなんでもして謝る……」
「馬鹿な子……傷物になった体、しかも抱かれたのが和也さんの友達、で親類。その状態でどんな顔して会うと言うの?」
「和也くんとお前の縁は切れたんだ! 和也くんはその意思表示で、権蔵さんの後妻を貰っただろう? 歳の離れた他の男の手垢がついた女だ。どれだけお前を恨んでいるか、それで解る。あれはお前への思いを断ち切った。そう言う事だよ。 もうお前と和也くんの未来が繋がることは無い。あれは正一くんとお前への意趣返しなのかも知れないな」
「そうね、それで、芽瑠、貴方これからどうするの?」
「どうするって?」
「これから話し合いをしてみるが、正一くんとの婚姻が纏まらなければ、もうお前には真面な縁談は来ない。覚悟しておくんだな」
「なんで……」
「なんでこんな子に育っちゃったの!自分で自慢げに『傷物』宣言しちゃったんだから、当たり前じゃない?しかも三股かけられていた事迄、知られちゃって……本当に恥ずかしい子。お母さんもう、恥ずかしくて外歩けないわ」
「我が娘ながら馬鹿な事をしたもんだ。 今回の尻ぬぐいは私達でしてやるが、その代り暫くは家から出さないから、そのつもりでいなさい」
「私……私、そんなつもりじゃなかったの……和也にちゃんと謝る。だから……頑張ってよりを戻して貰うから」
「もう、遅いんだ! 和也くんを更に傷つけるだけだ。もう諦めなさい」
「和也……和也」
「自分から振っちゃんたんだからもう無理よ! 正一くんと結ばれなければ、もう貴方に真面な縁談は無いわ……ハァ~幸せになれたのに残念ね」
「そんな……」
しっかり婚約迄した後の不貞。
それなりに誠意を見せないと成らない。
指輪まで貰っていたんだ7桁じゃすまないだろう。
事業の方も含めて和也くんともう一度話さないとならない。
本当にとんでもない事をしてくれたもんだ。
あの後、続きは北条、南条のそれぞれの娘を交えて後日という事で一旦保留になった。
いきなりの話だったので娘の芽瑠と碌に話をしていなかった。
だから、詳しく話す必要がある。
『頭が痛い』
これから先、和也くんと一緒に展開していくビジネスがある。
もう既に半分家族の様に付き合い始めていた。
それなのに、娘の芽瑠が不貞を働いてしまった。
見知らぬ相手ならまだしも、相手は古馬正一くん。
和也くんにとっては友人だ。
もう修復は無理だ。
和也くんは復讐心からか『権蔵さんの後妻を寄越せ』と交渉していてそれを権蔵さんは飲んだ。
かなり和也くんは傷ついていたに違いない。
どう考えても年上。
しかも、権蔵さんの手垢のついた女。
そんな女を古馬本家に恥をかかす為にだけに寄越せといった。
そして……権蔵さんは、後妻の美沙を差し出した。
あれは東条家との決別なのかも知れない。
友人に芽瑠を寝取られたから、その義理とはいえ母親を寄越せなんて無茶苦茶だ。
だが、これは彼なりの古馬家に対しての精一杯の抗議だった。
そして私達への抗議でもある。
古馬家に恥をかかせ、自分が得をしない事で、皆に抗議をしたんだ。
和也くん本人も含んで誰も幸せにならない提案だ。
その上で和也くんは……商売を続けるかどうかの選択を私に預けた。
何故、こんな事になったんだ......こんな選択を和也くんにさせるなんて......
芽瑠の奴……どうしてこうなったのか、父親として聞かなくてはならない。
◆◆◆
バシッ ビシッ
肌を叩く音が聞こえる。
「あんたって娘は! あんたって娘はぁぁぁーー」
「お母さま、ごめんなさい!許してお母さま」
芽瑠は頬っぺたを腫らして泣いていた。
「お前、言い分位聞いてあげたらどうだ……」
「言い分なら聞いたわ。芽瑠は、和也くんが手を出してくれないから正一くんに体を開いたそうよ」
「最後までする気はなかったの……寂しかったからキスだけ、キスだけする筈だったの……だけど」
「流されてしまった。そう言う事か?」
そんな馬鹿な理由で......
「ごめんなさい……」
「そこ迄でも恥知らずだ。だが、それを態々正一くんと一緒に和也くんに言う事はないだろうが……何故、そんな事をしたんだ!」
「可笑しくなって居たんだと思うの……頭の中でもう、貴方の物じゃない。正一さんの物なんだよ。そう和也に伝えるのが楽しかった。真面目な和也さんと違って正一さんは色々と楽しませてくれて、何より、私を求めてくれたから……」
「どうしてこんな子になっちゃったのかな……私が悪かったのかな、ううっ、グスッ……本当に情けない」
「話では正一くんは、お前以外にも、南条真理愛さんに北条恵子さんにも手を出していたそうじゃないか? そんな三股をかけるような男を何故お前は選んだんだ! それも態々4人で純真な和也くんを貶めるような態度までとって? 馬鹿なのか!」
「だって、私は寂しかったんだもん」
「それで、お前は和也くんがくれた大切な婚約指輪はどうしたんだ?その安物の指輪はなんだ!」
「捨てたわ……これを正一くんから貰ったから」
「馬鹿な娘だ……和也くんが買ってくれた高い婚約指輪を捨てて、そんな安物の指輪をつけるなんて」
「安物……」
「和也くんがくれたのは正式な婚約指輪だ。あの和也くんが用意したんだ給料3か月分と考えたら、三百万は下らない。それを捨ててそんな安物……ハァ~これも慰謝料に含めなくちゃな」
「そんなに高かったの……嘘」
「本当に馬鹿な子! 誰が考えても貴方を大事にしてくれていたのは和也くんじゃない? 大切に思っていたから高価な婚約指輪を送ってくれた。ちゃんと私達に挨拶して婚約までした間なのに……我慢して婚前交渉を一切しなかった。解らないの? 和也さんだって男なんだから、貴方の事を思って我慢していたに違いないわ。ねぇ、どちらが芽瑠、貴方を大事にしていたのかしら? それも解らないの?」
本当に馬鹿な子だ。
「嘘……和也が……和也ぁぁぁぁ! 和也ぁぁぁーー」
「本当に馬鹿な子だ」
「私、今からでも和也に謝る! 許して貰えるまでなんでもして謝る……」
「馬鹿な子……傷物になった体、しかも抱かれたのが和也さんの友達、で親類。その状態でどんな顔して会うと言うの?」
「和也くんとお前の縁は切れたんだ! 和也くんはその意思表示で、権蔵さんの後妻を貰っただろう? 歳の離れた他の男の手垢がついた女だ。どれだけお前を恨んでいるか、それで解る。あれはお前への思いを断ち切った。そう言う事だよ。 もうお前と和也くんの未来が繋がることは無い。あれは正一くんとお前への意趣返しなのかも知れないな」
「そうね、それで、芽瑠、貴方これからどうするの?」
「どうするって?」
「これから話し合いをしてみるが、正一くんとの婚姻が纏まらなければ、もうお前には真面な縁談は来ない。覚悟しておくんだな」
「なんで……」
「なんでこんな子に育っちゃったの!自分で自慢げに『傷物』宣言しちゃったんだから、当たり前じゃない?しかも三股かけられていた事迄、知られちゃって……本当に恥ずかしい子。お母さんもう、恥ずかしくて外歩けないわ」
「我が娘ながら馬鹿な事をしたもんだ。 今回の尻ぬぐいは私達でしてやるが、その代り暫くは家から出さないから、そのつもりでいなさい」
「私……私、そんなつもりじゃなかったの……和也にちゃんと謝る。だから……頑張ってよりを戻して貰うから」
「もう、遅いんだ! 和也くんを更に傷つけるだけだ。もう諦めなさい」
「和也……和也」
「自分から振っちゃんたんだからもう無理よ! 正一くんと結ばれなければ、もう貴方に真面な縁談は無いわ……ハァ~幸せになれたのに残念ね」
「そんな……」
しっかり婚約迄した後の不貞。
それなりに誠意を見せないと成らない。
指輪まで貰っていたんだ7桁じゃすまないだろう。
事業の方も含めて和也くんともう一度話さないとならない。
本当にとんでもない事をしてくれたもんだ。
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