人類戦線

さむほーん

文字の大きさ
19 / 220
胎動編

第十九話 再結成

しおりを挟む
敵の敵、かぁ……

色々言われても僕的にはあんまりピンとこないんだよな……

それにしてもあの後城崎が行った言葉のほうが僕には衝撃的だった

だって、
「神柱、そろそろ須斎とのペアを組んで準備をしておけ」

だよ。

いや、たしかにもともとペアは組んでて葉狩戦で須斎の役割が重要だからペアを解消した感じだったけど

あれ?よく考えるとこの状態が本来のものって言えるのかな?

まあいいや、久しぶりに速攻奇襲が出来るし

「神柱、今回の作戦の目的が決まったみたいだ」

あ、須斎

でもここ一応僕が寝るために確保してもらった所

つまり、プライベートスペースなんだけど……

「それで、目的は?」

寮に奇襲をかけるにしても二人というのはちょっと不安なんだけど

「偵察らしい」

それ、僕いる?

いや、須斎が偵察に必要なのは分かるよ

隠蔽なんて、偵察に使えば色んな所から情報が取れて便利だし

でも、僕いる?

「それ、別に僕じゃなくて弘岡とかでもよくね?」

僕の護衛能力なんてたかが知れてるぞ

「どうやら、聖によるとお前が一番遠くからの護衛に向いているらしい」

「遠くからの護衛?なんでそんなこーー

いや、待てよ

たしか今回の任務は偵察だったな

つまり、見つからない必要がある

だが、須斎が隠せるのは自分自身だけ

そうなると護衛は近くに居てはならない

だが、護衛だからいざというときにはすぐに援護する必要がある

今のところうちの勢力で遠距離攻撃ができるのは城崎だけ

だが、総司令官であるあいつがそうそうかんたんに出ていくわけにはいかない

そうなると、僕か弘岡の二択となる

今回の生徒副会長戦では新しいメンバーは増やさないと言っていたしな

弘岡は機動力に優れていない

いや、優れているんだが専門とも言える僕には敵わない

そう考えると、護衛は僕一択となるわけか

「じゃあ、仕方ないのか」

「???まあ、神柱が納得したのなら良いんだが……」

全部脳内で考えていたから須斎には急に意見を変えたようにしか見えなかっだろう

まあ、脳内で考えたと言っても加速状態を使って思考速度を実質的に加速したんだが

この刀、汎用性あるな

「そういえば、細かい作戦とかはどうするの?」

「ああ、それは私達で決めてこい、と」

なるほど

「じゃあ、丁度いいし作戦会議でもしようか」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

よしよし、大分決まってきた

「じゃあ、私の偵察位置がここで神柱が私を視る位置はここだな」

「うん」

ここなら寮からは完全に死角になるはずだ

「不味そうだったらすぐに姿を現してね。あと、姿を現したらその時点で作戦失敗って考えるから」

「わかっているさ」

よし、これで後は時間帯を決めるだけだ

「やはり、夜のほうがいいか?」

「さっき城崎にも聞いてきたんだけど、相手は多分昼も夜も警備のレベルを変えないって」

それが1番の得策らしい

「だから、まだ僕が須斎を見やすい昼のほうがいいと思うよ」

「なるほど」

敵がなんの変化もないならリスクを下げたほうがいい

というか、そもそもそういった警備の時間帯による差とかを知るための偵察だと思うんだけど

「じゃあ、明日の午前10時に神柱の部屋に行くから、それで」

「了解、午前10時ね」

あ、そういえば

「昼ごはんとかはどうするの?」

「ああ、おにぎりを持っていこうと思っている」

おにぎりか

たしかにそういう携行食のほうがいいな

偵察だから何時に帰って来れるかもわからないし

「じゃあ、また明日な」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

取りあえず明日の予定は立てれた

時間も余ったし、後回しになっていたあの眼について調べていきたいところだ

まず、目に入った新生物についての情報をおさらしいておこう

まず、これは本当に装備なのか、というところだ

今のところ、自律で動く装備は見つかっていない

だが、これは見つけてすぐに僕の目に入ってきた

あれから目を触っても何の反応もない

一体これは何なんだ?

そして、この生き物がどんな能力を持っているのか、だ

正直これが一番大事なんだが

最初につけたとき、完全に取れたはずの僕の目がくっついていたらしい

このことから、「再生」なのかともおもったが、普通に血が出ていたみたいなのでその線は薄いだろう

だとすれば一体何なのか

他人の目を集める装備だとしても、その使い道がわからないし

身体中に目を付けられるんなら死角が無くなるからまだ使えるけど

もしスロットみたいな形で集めるのだとしたらそれこそなんの意味があるのだろうか

視界の広さは変わらないのに

もしかして、魔眼型の装備をがあってそれを集めるためなのかな

でも、まだ魔眼型の装備なんて見てないし

でもそれが一番ありえそうなんだよな

はぁ、よく分からなくなってきたな

装備の能力が一発で分かる装備があればいいのに

まあ、そんなの敵が持ってれば発狂モノだけど

でも、無い物ねだりしてもなんの意味もない

それを探すのは当然するとして、今は自分の持てるものを最大限に活かせる準備をしないと

さっきから右目に力を入れてるが、なんの変化もないのでこの眼は「持てるもの」から外させてもらうけど

……いまは午後6時、予定の時間まであと16時間か

朝8時に起きれば任務には間に合うだろうし

少しだけ刀を振ってから寝るか

そう考えて僕は座っていたベッドから立ち上がり、腰につけてある刀を抜いて


さっきから部屋の中を飛び回っていてブンブンうるさい機械ムシを二つに切った
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...