120 / 220
怪奇編
第二十七話 検査準備
しおりを挟む
「朝だ」
研究所で眠って一晩が経った
今日もなにか検査されるのかな?
だとしたら、僕の方も少し準備とかしておかないと
まあ、準備って言っても心の準備以外は特に思いつかないんだけど……
まあ、しないよりはマシでしょ!
何かヤバい検査を受けることになったときに、そう心構えをしておくのとしていないのではスムーズさが全然違うだろうし
「よし。じゃあ早めにご飯を食べておこう」
とは言っても、研究所にある食べ物は栄養ゼリーやガロリーメイトといった物が中心だ
研究者は皆こんなのなのか、それとも、ここに居る人達が異常なのか……
まあ、ガロリーメイト美味しいから良いけどさぁ……
口の中が少しパサパサする感覚を味わい、次のことを考える
検査が終わってからは何をしよう……?
まあ、結局は院に帰ることになると思うんだけど……
それまで何をするか、だね
「うん。やっぱり聞いてみよう」
もしかしたらまだ寝ているかもしれないと思って声をかけるのを遠慮していたけど、やっぱり一度確認しよう
隣の部屋に入って、布団の中に居る所長に声をかける
「……まだ寝てるな」
でも、時間はもう七時を回っている
所長が普段何時に起きているのかは知らないけどそろそろ起きたほうが良いんじゃないだろうか?
「あの~。時間、大丈夫ですか~?」
肩を揺すって起こそうとする
中々起きないから、強制的に布団から引き摺り出してそれから肩を揺らす
「……ん?……ああ、朝か……。待て、今何時だ?」
起こしてみると、所長は少し焦っているようだ
時間を気にしているみたいだから、何か実験の途中だったりしたのかや?
「大丈夫ですよ。まだ七時半にもなってませんし」
「……そうか、なら、まだ間に合うか」
そうして朝食も食べずにパソコンを取り出す
「いやいや……朝ごはんくらい食べましょうよ……」
集中力出ませんよ?
「ああ。私は装備品の関係で今日は夜まで食事を取らなくても大丈夫だからね」
へぇ……そうなんだ
というか、この人の装備ってなんなんだろう?
まあ、話を聞く限り代謝の効率が物凄く良くなる系統の物なのかな?
種類としては聞いたことが無いけど
「ところで、それ、何ですか?」
普段は他人のやっていることをわざわざ聞いたりしないけど、起きてすぐにパソコンに向かいだしたら流石に気になる
「ああ。論文の草稿を書いているんだ。今日君に行う検査で必要なデータがおおよそは揃うだろうから、今のうちにある程度は書いておこうと思ってね」
論文かぁ……
まあ、あれ独特の書き方とか有るって聞くしね……
そういう悩みとかも有るのかな……?
「まあ、だとしたら僕の検査も必要みたいですね。」
じゃあやっぱり準備をしておかないと
「何か僕が事前にやっておかないといけないことって有ります?」
先に準備できることが有れば言ってほしいな
「準備、か……あまり思いつかないな……強いて言うなら、あまり血行を良くしすぎないで居てくれ。データが乱れる可能性が否定できない」
その後、絶対に怪我をしないようにと付け加えた
僕が怪我をすることによるデータの予想値とのズレは無くしておきたいみたいだ
「でも、そこまで加味したデータを集めた方が良いんじゃ無いですか?」
「そんなことをしていると、先に他の研究所の論文が完成していしまうだろう?」
なんだろう……研究っていう分野の闇を見た気がする……
「そうなんですか……まあ、僕はそのあたりのことに口を出したりはしませんけど……あんまり露骨なことをするのは避けたほうが良いと思いますよ」
そういった褒められたことでない行為っていうのは城崎とかもよくやるけど、あんまりやりすぎると周りから反感を買いそうだからね
「??……何のことを言っているのか分からないが……まあ、分かった。それはそうとして、今から検査に協力して貰えるか?」
あ、気付いて無い感じか……
まあ、それならもう良いか……
「あ、はい。大丈夫ですよ。今日は何をするんですか?」
「今日は少し細胞の変化を見てみたい。少し時間はかかるが、そこは覚悟してくれ」
時間がかかるのか……
まあ、そこはもう仕方が無い
受け入れよう
「分かりました。じゃあ、どこの部屋に行けば良いのかだけ教えて下さい」
「ここだ」
そう言って、地図の中のある部屋を指さした
そこは、僕が以前研究所を警備代わりに巡回した時、変な相手と接触した場所の近くだった
「ここ……ですか……」
何とも特別な場所を選んだものだな……
僕にとっては目の方の装備が初めて使えた場所だからね……
そう言えば、あの目はどういう効果なんだろう
「ちょっと本筋から逸れるかも知れませんけど、聞いて良いですかね?」
そう言って、僕の目に入っている装備について新生物のことから話してみた
「なるほど……生物、しかも自律移動が可能……それは今まで聞いたことが無いな。取り敢えずは例外として書いておくか」
論文を少し弄って修正したみたいだ
僕としては一応例外の方も調べた方が良いと思うんだけど……まあ、これはさっきも言ったから別に良いか
「よし、これについては後でまた考える。それはそれとして、検査を始めるぞ」
僕たちは研究の仕上げとなる検査のためにその部屋へと向かった
研究所で眠って一晩が経った
今日もなにか検査されるのかな?
だとしたら、僕の方も少し準備とかしておかないと
まあ、準備って言っても心の準備以外は特に思いつかないんだけど……
まあ、しないよりはマシでしょ!
何かヤバい検査を受けることになったときに、そう心構えをしておくのとしていないのではスムーズさが全然違うだろうし
「よし。じゃあ早めにご飯を食べておこう」
とは言っても、研究所にある食べ物は栄養ゼリーやガロリーメイトといった物が中心だ
研究者は皆こんなのなのか、それとも、ここに居る人達が異常なのか……
まあ、ガロリーメイト美味しいから良いけどさぁ……
口の中が少しパサパサする感覚を味わい、次のことを考える
検査が終わってからは何をしよう……?
まあ、結局は院に帰ることになると思うんだけど……
それまで何をするか、だね
「うん。やっぱり聞いてみよう」
もしかしたらまだ寝ているかもしれないと思って声をかけるのを遠慮していたけど、やっぱり一度確認しよう
隣の部屋に入って、布団の中に居る所長に声をかける
「……まだ寝てるな」
でも、時間はもう七時を回っている
所長が普段何時に起きているのかは知らないけどそろそろ起きたほうが良いんじゃないだろうか?
「あの~。時間、大丈夫ですか~?」
肩を揺すって起こそうとする
中々起きないから、強制的に布団から引き摺り出してそれから肩を揺らす
「……ん?……ああ、朝か……。待て、今何時だ?」
起こしてみると、所長は少し焦っているようだ
時間を気にしているみたいだから、何か実験の途中だったりしたのかや?
「大丈夫ですよ。まだ七時半にもなってませんし」
「……そうか、なら、まだ間に合うか」
そうして朝食も食べずにパソコンを取り出す
「いやいや……朝ごはんくらい食べましょうよ……」
集中力出ませんよ?
「ああ。私は装備品の関係で今日は夜まで食事を取らなくても大丈夫だからね」
へぇ……そうなんだ
というか、この人の装備ってなんなんだろう?
まあ、話を聞く限り代謝の効率が物凄く良くなる系統の物なのかな?
種類としては聞いたことが無いけど
「ところで、それ、何ですか?」
普段は他人のやっていることをわざわざ聞いたりしないけど、起きてすぐにパソコンに向かいだしたら流石に気になる
「ああ。論文の草稿を書いているんだ。今日君に行う検査で必要なデータがおおよそは揃うだろうから、今のうちにある程度は書いておこうと思ってね」
論文かぁ……
まあ、あれ独特の書き方とか有るって聞くしね……
そういう悩みとかも有るのかな……?
「まあ、だとしたら僕の検査も必要みたいですね。」
じゃあやっぱり準備をしておかないと
「何か僕が事前にやっておかないといけないことって有ります?」
先に準備できることが有れば言ってほしいな
「準備、か……あまり思いつかないな……強いて言うなら、あまり血行を良くしすぎないで居てくれ。データが乱れる可能性が否定できない」
その後、絶対に怪我をしないようにと付け加えた
僕が怪我をすることによるデータの予想値とのズレは無くしておきたいみたいだ
「でも、そこまで加味したデータを集めた方が良いんじゃ無いですか?」
「そんなことをしていると、先に他の研究所の論文が完成していしまうだろう?」
なんだろう……研究っていう分野の闇を見た気がする……
「そうなんですか……まあ、僕はそのあたりのことに口を出したりはしませんけど……あんまり露骨なことをするのは避けたほうが良いと思いますよ」
そういった褒められたことでない行為っていうのは城崎とかもよくやるけど、あんまりやりすぎると周りから反感を買いそうだからね
「??……何のことを言っているのか分からないが……まあ、分かった。それはそうとして、今から検査に協力して貰えるか?」
あ、気付いて無い感じか……
まあ、それならもう良いか……
「あ、はい。大丈夫ですよ。今日は何をするんですか?」
「今日は少し細胞の変化を見てみたい。少し時間はかかるが、そこは覚悟してくれ」
時間がかかるのか……
まあ、そこはもう仕方が無い
受け入れよう
「分かりました。じゃあ、どこの部屋に行けば良いのかだけ教えて下さい」
「ここだ」
そう言って、地図の中のある部屋を指さした
そこは、僕が以前研究所を警備代わりに巡回した時、変な相手と接触した場所の近くだった
「ここ……ですか……」
何とも特別な場所を選んだものだな……
僕にとっては目の方の装備が初めて使えた場所だからね……
そう言えば、あの目はどういう効果なんだろう
「ちょっと本筋から逸れるかも知れませんけど、聞いて良いですかね?」
そう言って、僕の目に入っている装備について新生物のことから話してみた
「なるほど……生物、しかも自律移動が可能……それは今まで聞いたことが無いな。取り敢えずは例外として書いておくか」
論文を少し弄って修正したみたいだ
僕としては一応例外の方も調べた方が良いと思うんだけど……まあ、これはさっきも言ったから別に良いか
「よし、これについては後でまた考える。それはそれとして、検査を始めるぞ」
僕たちは研究の仕上げとなる検査のためにその部屋へと向かった
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる