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怪奇編
第五十二話 逃げ
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「ここかなー!?」
そう思って部屋の扉を開けるけれど、そこに人は居ない
う~ん……どこにいるのか全く分からないな
この建物の外にいるのかとも考えたけど、それならそれで後から探せは良いか
外を探すのは大変だし、この建物を全部探してからだね
「まあ、相手もこの建物の中に居て僕とすれ違ってるだけなら永遠に見つからない訳だけど……」
その時はもう諦めて他のところに行こう
弘岡が見つからないのも気になるし……
それにしても、全く人が居ないな……
僕が誘拐か隔離らしきことをされなかったから他にもそんな人が居ると思ってたんだけど……
本当に何が有ったんだろう?
そんなに強力な装備なら、なんで僕達はこの場に残れているのか、が分からないし……
不安だな……
まあでも、その不安を解消する為に今出来ることはそれを行った人を探すことくらいかな?
頑張って探そう
――――――――――――――――――――
「……見つかりません、か」
逃げ回られているのでしょうか……?
かと言って、このペースで移動していればすぐに出会うと思っていたんですがね……
少し細工をされていると考えた方が良いのでしょうか
そうなると、やはり相手の本拠地に入り込み過ぎる今回のような行動は避けたほうが良かったのかもしれませんね
今更ですが
「……この場所は先程も通りましたね」
随分と複雑な建物内を力を使って歩き回りながら、私は先程と同じ場所を通っていることに気が付く
入る前に薄々気がついていましたが、やはり建物の中はかなり構造が複雑になっているようです
外に出るだけなら直接繋げは良いのですが、今回は中で探さないといけませんからね
しかし、こう影も形も見つからないとなると、何か細工をされているようにも感じますね
勿論、単にすれ違っているだけの可能性も無い訳ではありませんが……
それは少し非現実的ですかね……
力を使って少し探っていても、相手が高速で動いているような反応になってしまい、今一場所が掴めません
こうなると、何か工作をされてるとしか思えないのですが……
足止めでしょうか?
それにしては相手からの干渉が少ない気もしますが……それはこちらに足止めしていることを勘付かせない為と考えれば一応説明は付きますか……
何というか……直感的に少し違和感がありますね……
理由は何とも言えないのですが……
何でしょうね?
「しかし、虱潰しに探しても見つかる気がしませんね……」
先程からある程度探してはいるのですが、一向に見つかりません
これは少し捜索方法を変えた方が良いということなのでしょうか……?
「……どうしますかね」
――――――――――――――――――――
「よし!見つからないな!外を探そう!」
あれから結構時間をかけて(実時間ではそんなに掛かってないけど)探してみたが、全く見つからなかった
ってことは、もうこの建物内には居ないと考えた方が良いでしょ
(よし、終わり!外に行こう)
そうして、僕は建物の外に出て相手を探し始めた
外に出ると先に相手に見つかっちゃう可能性も上がるけど、それで釣れるなら別に構わないか
「……というか、まずどこを探せば良いんだろう?」
外に出たは良いものの、相手が何処にいるのかの目安がなくなったせいで何処を探せばいいのか全く分からなくなってしまった
「う~ん……取り敢えず、野外から探そう」
室内は時間が掛かるから後にした方が良いでしょ
そうして、僕は校舎の外を練り歩く
植え込みの後ろやゴミ捨て場等、人が隠れられそうな場所を一つ一つ探していく
(……ん?)
なんだろう……今、視線を感じたような気が……
一応、確認しておこう
そう思って、一応周りを見渡してみるけれど、特に何も見つからない
……不安だな
もしかしたら今の視線が僕が探している相手のものなのかもしれない
警戒しておいた方が良いと思うけど、何をどう警戒すれば良いのかが分からないからなんとも言えないな
それに、変に考えすぎるせいでそれがストレスになったら結局危険が増すだけだろうし
よし、今は一旦視線の方は放置で良いか
そうして、僕は再び外を探そうと首の向きを変える
変えた先には先程の人が居た
(?!)
いつの間に……
さっきまで誰も居なかった筈だ
早く対応しないと!
そう思って、僕は相手に全速力で近付いていき、思いっきり刀を振った
しかし、相手はすぐに黒い穴の中に消える
(あれ?でも、今確かにちょっと切った感触が有ったんだけどな……)
少し違和感があるけど、一旦置いておいてすぐに相手を探し始めた
(どうなんだろう……もし本当に切っていたら血痕が着く筈だからそれが手掛かりになるんだけど……)
パッと見た感じではそれは無い
遠くに逃げたのか、本当は当たっていなくて僕が勝手に当たったと勘違いしているのかは分からないけど
「でも、もしかしたら今は僕、結構有利なのかもね」
逃げるっていう行動は思っている以上に精神状態に悪影響を与える
その影響は逃げる行動自体にも表れて、いずれ綻びが生じる
僕はそれを突くだけで十分だ
そう思って、その隙を探そうと、僕は周りの建物から敵を炙り出すために【あること】を思いついた
(よし、早速準備に取り掛かろう)
そう思って部屋の扉を開けるけれど、そこに人は居ない
う~ん……どこにいるのか全く分からないな
この建物の外にいるのかとも考えたけど、それならそれで後から探せは良いか
外を探すのは大変だし、この建物を全部探してからだね
「まあ、相手もこの建物の中に居て僕とすれ違ってるだけなら永遠に見つからない訳だけど……」
その時はもう諦めて他のところに行こう
弘岡が見つからないのも気になるし……
それにしても、全く人が居ないな……
僕が誘拐か隔離らしきことをされなかったから他にもそんな人が居ると思ってたんだけど……
本当に何が有ったんだろう?
そんなに強力な装備なら、なんで僕達はこの場に残れているのか、が分からないし……
不安だな……
まあでも、その不安を解消する為に今出来ることはそれを行った人を探すことくらいかな?
頑張って探そう
――――――――――――――――――――
「……見つかりません、か」
逃げ回られているのでしょうか……?
かと言って、このペースで移動していればすぐに出会うと思っていたんですがね……
少し細工をされていると考えた方が良いのでしょうか
そうなると、やはり相手の本拠地に入り込み過ぎる今回のような行動は避けたほうが良かったのかもしれませんね
今更ですが
「……この場所は先程も通りましたね」
随分と複雑な建物内を力を使って歩き回りながら、私は先程と同じ場所を通っていることに気が付く
入る前に薄々気がついていましたが、やはり建物の中はかなり構造が複雑になっているようです
外に出るだけなら直接繋げは良いのですが、今回は中で探さないといけませんからね
しかし、こう影も形も見つからないとなると、何か細工をされているようにも感じますね
勿論、単にすれ違っているだけの可能性も無い訳ではありませんが……
それは少し非現実的ですかね……
力を使って少し探っていても、相手が高速で動いているような反応になってしまい、今一場所が掴めません
こうなると、何か工作をされてるとしか思えないのですが……
足止めでしょうか?
それにしては相手からの干渉が少ない気もしますが……それはこちらに足止めしていることを勘付かせない為と考えれば一応説明は付きますか……
何というか……直感的に少し違和感がありますね……
理由は何とも言えないのですが……
何でしょうね?
「しかし、虱潰しに探しても見つかる気がしませんね……」
先程からある程度探してはいるのですが、一向に見つかりません
これは少し捜索方法を変えた方が良いということなのでしょうか……?
「……どうしますかね」
――――――――――――――――――――
「よし!見つからないな!外を探そう!」
あれから結構時間をかけて(実時間ではそんなに掛かってないけど)探してみたが、全く見つからなかった
ってことは、もうこの建物内には居ないと考えた方が良いでしょ
(よし、終わり!外に行こう)
そうして、僕は建物の外に出て相手を探し始めた
外に出ると先に相手に見つかっちゃう可能性も上がるけど、それで釣れるなら別に構わないか
「……というか、まずどこを探せば良いんだろう?」
外に出たは良いものの、相手が何処にいるのかの目安がなくなったせいで何処を探せばいいのか全く分からなくなってしまった
「う~ん……取り敢えず、野外から探そう」
室内は時間が掛かるから後にした方が良いでしょ
そうして、僕は校舎の外を練り歩く
植え込みの後ろやゴミ捨て場等、人が隠れられそうな場所を一つ一つ探していく
(……ん?)
なんだろう……今、視線を感じたような気が……
一応、確認しておこう
そう思って、一応周りを見渡してみるけれど、特に何も見つからない
……不安だな
もしかしたら今の視線が僕が探している相手のものなのかもしれない
警戒しておいた方が良いと思うけど、何をどう警戒すれば良いのかが分からないからなんとも言えないな
それに、変に考えすぎるせいでそれがストレスになったら結局危険が増すだけだろうし
よし、今は一旦視線の方は放置で良いか
そうして、僕は再び外を探そうと首の向きを変える
変えた先には先程の人が居た
(?!)
いつの間に……
さっきまで誰も居なかった筈だ
早く対応しないと!
そう思って、僕は相手に全速力で近付いていき、思いっきり刀を振った
しかし、相手はすぐに黒い穴の中に消える
(あれ?でも、今確かにちょっと切った感触が有ったんだけどな……)
少し違和感があるけど、一旦置いておいてすぐに相手を探し始めた
(どうなんだろう……もし本当に切っていたら血痕が着く筈だからそれが手掛かりになるんだけど……)
パッと見た感じではそれは無い
遠くに逃げたのか、本当は当たっていなくて僕が勝手に当たったと勘違いしているのかは分からないけど
「でも、もしかしたら今は僕、結構有利なのかもね」
逃げるっていう行動は思っている以上に精神状態に悪影響を与える
その影響は逃げる行動自体にも表れて、いずれ綻びが生じる
僕はそれを突くだけで十分だ
そう思って、その隙を探そうと、僕は周りの建物から敵を炙り出すために【あること】を思いついた
(よし、早速準備に取り掛かろう)
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