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「あれ?なんか疲れてる?」
エリーゼが職場に入ると同僚のケリーに話しかけられた。
「うん。ちょっとね…精神的に疲れたの。」
「ふーん?メンタル強強なエリーゼがやられるとは…敵はかなりの強敵ね?後で話聞かせて!」
その言葉を残してケリーは自分の研究室へと戻って行った。
まだ話すとも言っていないのに…。
別に隠すような事じゃないからいいけど…。
軽快な足取りで去っていくケリーの後ろ姿をみてエリーゼは一つため息をつくと、気合いを入れ直して自分の研究室へと向かうことにした。
エリーゼは魔道具の研究をしている魔導師だ。
それもかなりの実力者でありまだ20歳と言う若さで自分の研究室を持っていた。
勿論敵対視してくる者も一部いるが、基本的にはケリーのように皆親切な人ばかりの職場でありエリーゼにとって自分の居場所だと思える場所であった。
エリーゼは、侯爵令嬢として生きるのではなく自分の好きな事…つまり魔道具の研究をしたかったのだ。
確かに親は結婚をしないのかと聞いてきているが、仕事での成果もあるので今のところはそんなに焦らされていない。
「確かに結婚したら親にも何も言われなくなるんだけどね~。それでもあれはないわ…。」
「何がないんだ?」
エリーゼは後ろから聞こえた声に驚いて飛び上がった。
「アラン!驚かさないでよ!私今死にそうだったじゃない!」
エリーゼの訴えをアランは鼻で笑うと、
「そんなに簡単に死ぬはずないだろ?エリーゼだぜ?」
「本当に失礼ね!私だって繊細な心を持っているんだからね?」
「はいはい。んで、繊細なエリーゼさんは何がないんだ?」
その問いにエリーゼはため息をつくと、
「仕事終わりにケリーに話すつもりだからその時に一緒に聞く?私は2回も説明するのめんどくさいの。」
「分かった。じゃあ、仕事終わり次第いつもの店でいいか?俺予約取っておくよ。」
「ありがとう。助かる。」
アランは頷くと、その後は本来の用事であった仕事の話をし始めた。
テキパキと仕事を終わらせケリーと合流したエリーゼはいつもの店へと足を進めた。
あの謎の契約結婚の話を2人にする為に…。
エリーゼが職場に入ると同僚のケリーに話しかけられた。
「うん。ちょっとね…精神的に疲れたの。」
「ふーん?メンタル強強なエリーゼがやられるとは…敵はかなりの強敵ね?後で話聞かせて!」
その言葉を残してケリーは自分の研究室へと戻って行った。
まだ話すとも言っていないのに…。
別に隠すような事じゃないからいいけど…。
軽快な足取りで去っていくケリーの後ろ姿をみてエリーゼは一つため息をつくと、気合いを入れ直して自分の研究室へと向かうことにした。
エリーゼは魔道具の研究をしている魔導師だ。
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勿論敵対視してくる者も一部いるが、基本的にはケリーのように皆親切な人ばかりの職場でありエリーゼにとって自分の居場所だと思える場所であった。
エリーゼは、侯爵令嬢として生きるのではなく自分の好きな事…つまり魔道具の研究をしたかったのだ。
確かに親は結婚をしないのかと聞いてきているが、仕事での成果もあるので今のところはそんなに焦らされていない。
「確かに結婚したら親にも何も言われなくなるんだけどね~。それでもあれはないわ…。」
「何がないんだ?」
エリーゼは後ろから聞こえた声に驚いて飛び上がった。
「アラン!驚かさないでよ!私今死にそうだったじゃない!」
エリーゼの訴えをアランは鼻で笑うと、
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「本当に失礼ね!私だって繊細な心を持っているんだからね?」
「はいはい。んで、繊細なエリーゼさんは何がないんだ?」
その問いにエリーゼはため息をつくと、
「仕事終わりにケリーに話すつもりだからその時に一緒に聞く?私は2回も説明するのめんどくさいの。」
「分かった。じゃあ、仕事終わり次第いつもの店でいいか?俺予約取っておくよ。」
「ありがとう。助かる。」
アランは頷くと、その後は本来の用事であった仕事の話をし始めた。
テキパキと仕事を終わらせケリーと合流したエリーゼはいつもの店へと足を進めた。
あの謎の契約結婚の話を2人にする為に…。
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