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どうも、こんにちは。
私アンリは無事(?)貴族のまま14歳になり学園に通うことになりました。
お姉様は2年前から通っています。
勉強?そんなものお姉様は早々に飽きましたよ!
流石に宿題とかを私が欲しがるはずがないということは理解できたようで、友人(?)達に手伝ってもらって(手伝わせて)何とかやっているみたいです。
クラスは成績が1番下のCクラスですが、お姉様も両親も気にしていないみたいなので問題なしですね。
家を継ぐ令嬢なので本当は問題しかないんですけどね。
その辺はつっこまない事にしてます。
面倒なので…。
こうして私が14歳になるまで色々ありました…。
家を買ったり、夜会に何回も呼び出されたり、お姉様を教えるはずの教師陣がいつの間にか私の部屋に来るようになり、お姉様を教えるはずの教師陣と私が雇っている教師陣の白熱した討論を見守ることになったり…それはもう濃い過ぎる様な日々でした…。
なお、この白熱した討論のお陰なのかは分かりませんが、私は学年首位での入学となりました…。
目立たないはずが…初日から目立ってしまった…。
私でも解ける問題だから、皆解けるんだろうなんて考えて全問回答したのが運の尽きだった模様…。
でも、お陰で奨学金制度が使えると言われたので私は奨学金制度を利用する事にしました。
いや、あの両親ならうっかり私の事忘れて学費払わないとかありえるからね?
だって制服も私が奨学金制度を使って準備したんだもの…。
受験させて終わりだと思ったんだろうね…あの親。
お姉様のときはそんな事なかっただろうに…忘れたんだね!
さすがポンコツオヤジ!
さてさて、そんな忘れられた存在の私は寮に住むことにしました。
というか10歳の時から決めていた事ですけどね。
だってあの家に毎日帰らなくてもいいなんて…天国だよ!
寮にいる間にお姉様が私の部屋に何かを置いていったとしても、お父様から物を投げられたり怒られたり、夕食抜かれたりがないからね!
あ、この数年でお父様から投げられる物を避ける技術も格段に上がったことをここで伝えておきます。
何時でもなんでもこい!
いや、投げられないのが1番だけどね?
一応タウンハウスの私の部屋に、お姉様が荷物を置いていった場合はリメイクできるものはリメイクで、使わない物は少しずつメイドーズに売りに行ってもらう事になっています。
お姉様が飽き性なお陰(?)でお金がどんどん貯まってきています。
それなら私が今から学費を払ったらいいのではないかと思われるでしょうが、それをするともし学園の途中で家が没落したりしたら、私の学費の事も調べられて何処に払えるお金があるんだと調査されて取り上げられそうですからね。
これは、将来の私の為のお金なので国に取り上げられる訳には行きません。
大体、私が本来買ってもらえるはずのお金の1部であることには間違いないもんね!
ポンコツ達が私の事を忘れている分こうやって回収するしかないんですよね…。
さて話は逸れましたが、学園の寮は全員一人部屋で、お風呂とトイレ、小さなキッチンが部屋に備え付けられています。
そして一人メイドを連れてきてもいいとの事だったので、私の担当としてエマに付いてきて貰っています。
エマが1番私のことを理解してくれているからね。
きっと本当のお姉ちゃんはエマだね!
間違いない!
街では、お姉ちゃんだと今も言い張っているもんね!
目立たない予定がうっかり目立ってしまった私ですが、心改めて今日から学園生活頑張りたいと思います!
…まぁ、お姉様が関わってこなければ安心安全の学園生活が送れるのでしょうが…どうなる事やら…。
関わってきませんように!!!
私アンリは無事(?)貴族のまま14歳になり学園に通うことになりました。
お姉様は2年前から通っています。
勉強?そんなものお姉様は早々に飽きましたよ!
流石に宿題とかを私が欲しがるはずがないということは理解できたようで、友人(?)達に手伝ってもらって(手伝わせて)何とかやっているみたいです。
クラスは成績が1番下のCクラスですが、お姉様も両親も気にしていないみたいなので問題なしですね。
家を継ぐ令嬢なので本当は問題しかないんですけどね。
その辺はつっこまない事にしてます。
面倒なので…。
こうして私が14歳になるまで色々ありました…。
家を買ったり、夜会に何回も呼び出されたり、お姉様を教えるはずの教師陣がいつの間にか私の部屋に来るようになり、お姉様を教えるはずの教師陣と私が雇っている教師陣の白熱した討論を見守ることになったり…それはもう濃い過ぎる様な日々でした…。
なお、この白熱した討論のお陰なのかは分かりませんが、私は学年首位での入学となりました…。
目立たないはずが…初日から目立ってしまった…。
私でも解ける問題だから、皆解けるんだろうなんて考えて全問回答したのが運の尽きだった模様…。
でも、お陰で奨学金制度が使えると言われたので私は奨学金制度を利用する事にしました。
いや、あの両親ならうっかり私の事忘れて学費払わないとかありえるからね?
だって制服も私が奨学金制度を使って準備したんだもの…。
受験させて終わりだと思ったんだろうね…あの親。
お姉様のときはそんな事なかっただろうに…忘れたんだね!
さすがポンコツオヤジ!
さてさて、そんな忘れられた存在の私は寮に住むことにしました。
というか10歳の時から決めていた事ですけどね。
だってあの家に毎日帰らなくてもいいなんて…天国だよ!
寮にいる間にお姉様が私の部屋に何かを置いていったとしても、お父様から物を投げられたり怒られたり、夕食抜かれたりがないからね!
あ、この数年でお父様から投げられる物を避ける技術も格段に上がったことをここで伝えておきます。
何時でもなんでもこい!
いや、投げられないのが1番だけどね?
一応タウンハウスの私の部屋に、お姉様が荷物を置いていった場合はリメイクできるものはリメイクで、使わない物は少しずつメイドーズに売りに行ってもらう事になっています。
お姉様が飽き性なお陰(?)でお金がどんどん貯まってきています。
それなら私が今から学費を払ったらいいのではないかと思われるでしょうが、それをするともし学園の途中で家が没落したりしたら、私の学費の事も調べられて何処に払えるお金があるんだと調査されて取り上げられそうですからね。
これは、将来の私の為のお金なので国に取り上げられる訳には行きません。
大体、私が本来買ってもらえるはずのお金の1部であることには間違いないもんね!
ポンコツ達が私の事を忘れている分こうやって回収するしかないんですよね…。
さて話は逸れましたが、学園の寮は全員一人部屋で、お風呂とトイレ、小さなキッチンが部屋に備え付けられています。
そして一人メイドを連れてきてもいいとの事だったので、私の担当としてエマに付いてきて貰っています。
エマが1番私のことを理解してくれているからね。
きっと本当のお姉ちゃんはエマだね!
間違いない!
街では、お姉ちゃんだと今も言い張っているもんね!
目立たない予定がうっかり目立ってしまった私ですが、心改めて今日から学園生活頑張りたいと思います!
…まぁ、お姉様が関わってこなければ安心安全の学園生活が送れるのでしょうが…どうなる事やら…。
関わってきませんように!!!
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