何でも欲しがる妹?いえ、お姉様が飽き性なだけですよね?

水江 蓮

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次の日、エマから裁縫が得意と紹介してもらったレイナと交渉開始です。
勿論、エマもいますよ?

レイナは歳は32歳で子供が2人います。
子供の服を自作する程の能力の持ち主らしいです。
なら、なぜ服飾店で働かなかったのかって話になりますが…服飾店よりうちの家の方が給料良かったらしいです。

後々聞くと旦那さんはうちのコックらしいです。
夫婦ともにありがとうございます。

夫婦ともにうちの屋敷で昼間働いているので、子供達はその間どうしているのか少し心配です。

エマに尋ねるとこの屋敷の使用人には2人の子供を含め、沢山の子供達がいるそうです。
使用人の子供専用の昼間の預け場所がありそこで過ごしているとか。
屋敷の端の方にあるらしいです。
道理であったことがないはずです。

さて、話は戻してレイナにできる範囲でいいので私の服も直して欲しいと伝えると、最初は不審な顔をしていましたが経緯を説明すると納得し私からの依頼もうけてくれました!

賃金は最初お断りされたのですが、休みの時間を私の服の為に使ってもらうので支払わせて欲しいと必死でお願いしました。
今後もお願いすると思うので…と伝えると何とか受け取ってくれることになりました。

仕えている屋敷の子供からのお願いだからってタダ働き絶対ダメ!

この日私は、採寸をしてもらいリメイクする服をレイナに渡しました。

レイナは「急いで作ります」と言ってくれたのですが、この仕事のせいで寝不足になったり子供との時間が減ってはいけないのでゆっくりでと念押ししておきました。

私はお茶会とか行きませんし、部屋にいる事が多いのでしばらくサイズの合わない(スカートの丈が短い服)でも問題ないのです。

レイナから服が仕上がってきてからが本格的なリメイクになるのですが…。

刺繍の得意なメイドさんは今日は買い出し係らしいので会えません。

明日なら時間が取れそうだと言うことなので、明日話をしたいと思います。

時間が空いた私は、レイナの旦那さんにも会いに行き謝罪とお礼を言いました。
優しそうな旦那さんでもし気になるならお菓子の作り方等も教えてくれるそうです。
今度教わってみたいと思います!

だってこんなにウロウロしてても家族は何も気づいてないみたいなので…。

コックさんの服を作って今度は厨房にもお邪魔しちゃうこと決定です!
レイナの旦那さんが布さえあれば、コック服も作ってもらえるんじゃないかなと言われたのでお言葉に甘えます!

あぁ~色々楽しみが増えてきました!

令嬢としてはダメかもですがもう私は私の生きたいように生きようと思います。

明日からも頑張ります!
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