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第三者視点
時を遡る事16時間程前、一人の貴族子息が嘆いていた。
「あぁ…。だから僕はこの班嫌だったんだよ…。」
僕はクロリス公爵子息以外のメンバーを守るように対魔術結界を展開していた。
遡ること数十分前、ダンジョンに潜った僕達は今回リーダーとなったクロリス公爵子息からBクラスの班に同行し彼女を…ドラノーラ男爵令嬢を守るように指示された。
それでなくても低層階なことに不満があるのに、その上何故Bクラスの班を…正確にはドラノーラ男爵令嬢だけを守らなきゃいけないんだ!?
僕の班のメンバーは皆Sクラスだ。
このダンジョン合宿がどれだけ大切かを知っている。
ここでの成果が後の就職先に影響する。
国王陛下は実力主義の方だ。
僕のような子爵子息であっても実力があれば騎士団に入ることも可能なのだ。
なのに何故そのチャンスをここで棒に振らなければならないんだ?
文句を言いたいが相手は公爵子息だ。
子爵家の僕なんかが意見できるはずがない。
仕方がなくBクラスの班に同行し、クロリス公爵子息がドラノーラ男爵令嬢とイチャイチャしながら角ウサギを退治しているのをボンヤリと見ていると前から火球が飛んできたのだった。
僕は慌てて対魔法結界を張ったが、展開するのが少し遅れてしまったためクロリス公爵子息とドラノーラ男爵令嬢の髪が少し燃えてしまった。
でも髪が燃えるぐらいで済んだのだから誉めてほしいものだ。
それなのに、クロリス公爵子息とドラノーラ男爵令嬢は僕が不用心だと怒り始めた。
いやそんなに怒るなら自分で結界ぐらい張ればいいじゃないか?
そもそも何故火球がこっちに飛んできたのかの方が問題じゃないのか?
思っていても口に出せず下を向いていると今度はクロリス公爵子息とドラノーラ男爵令嬢が勢いよく飛ばさせていった。
え?僕何もしてないよ?
何が起こっているの?
周囲を見渡すとそこには他の班の令嬢達が立っていた。
「クロリス公爵子息!貴方には再三注意をいたしました。それなのにこの有様…本当に情けない。これ以上ココナ様を泣かせるようなことをするなんて私達が許しません!今すぐ本来の婚約者であるココナ様に謝罪しなさい!」
なるほど…クロリス公爵子息の婚約者のご友人が怒って攻撃してきたと…。
いや理由は分かったけど、今はここですることなの?
魔物もくるし、君たちの攻撃も飛んでくるし…もう!巻き込まないでくれ!
そこから激しい口論と攻撃魔法、そして魔物の襲来…それはもう大変だった。
そんな現場で必死に耐えていると、
「おい!お前ら何をしている!?」
という教師の声が響いた。
きっと他の班が教師を呼びに行ってくれていたんだろう。
教師の登場に僕はホッとし、魔法を解いた。
その後重軽傷者合わせて15人の治療が行われ、教師から班変更の提案がされた。
勿論僕は変更を希望した。
もうあんなことに巻き込まれたくないからね。
班のメンバーが決まった人から再度ダンジョンに潜っていいとのことだったので、僕は友人たちと班をさっさと組んで再度ダンジョンに潜ることにした。
場所は中層。
ここならきっと彼らはやってこないだろう。
クロリス公爵子息に『役立たず』『お前なんて私のパーティに必要ない!』などと散々言われたが、こっちからお断りだ。
僕は後ろで暴言を吐き続けるクロリス公爵子息を振り返ることなく新たなメンバーでダンジョンに潜った。
本当に彼らはダンジョンに何をしにきていたんだろうね?
時を遡る事16時間程前、一人の貴族子息が嘆いていた。
「あぁ…。だから僕はこの班嫌だったんだよ…。」
僕はクロリス公爵子息以外のメンバーを守るように対魔術結界を展開していた。
遡ること数十分前、ダンジョンに潜った僕達は今回リーダーとなったクロリス公爵子息からBクラスの班に同行し彼女を…ドラノーラ男爵令嬢を守るように指示された。
それでなくても低層階なことに不満があるのに、その上何故Bクラスの班を…正確にはドラノーラ男爵令嬢だけを守らなきゃいけないんだ!?
僕の班のメンバーは皆Sクラスだ。
このダンジョン合宿がどれだけ大切かを知っている。
ここでの成果が後の就職先に影響する。
国王陛下は実力主義の方だ。
僕のような子爵子息であっても実力があれば騎士団に入ることも可能なのだ。
なのに何故そのチャンスをここで棒に振らなければならないんだ?
文句を言いたいが相手は公爵子息だ。
子爵家の僕なんかが意見できるはずがない。
仕方がなくBクラスの班に同行し、クロリス公爵子息がドラノーラ男爵令嬢とイチャイチャしながら角ウサギを退治しているのをボンヤリと見ていると前から火球が飛んできたのだった。
僕は慌てて対魔法結界を張ったが、展開するのが少し遅れてしまったためクロリス公爵子息とドラノーラ男爵令嬢の髪が少し燃えてしまった。
でも髪が燃えるぐらいで済んだのだから誉めてほしいものだ。
それなのに、クロリス公爵子息とドラノーラ男爵令嬢は僕が不用心だと怒り始めた。
いやそんなに怒るなら自分で結界ぐらい張ればいいじゃないか?
そもそも何故火球がこっちに飛んできたのかの方が問題じゃないのか?
思っていても口に出せず下を向いていると今度はクロリス公爵子息とドラノーラ男爵令嬢が勢いよく飛ばさせていった。
え?僕何もしてないよ?
何が起こっているの?
周囲を見渡すとそこには他の班の令嬢達が立っていた。
「クロリス公爵子息!貴方には再三注意をいたしました。それなのにこの有様…本当に情けない。これ以上ココナ様を泣かせるようなことをするなんて私達が許しません!今すぐ本来の婚約者であるココナ様に謝罪しなさい!」
なるほど…クロリス公爵子息の婚約者のご友人が怒って攻撃してきたと…。
いや理由は分かったけど、今はここですることなの?
魔物もくるし、君たちの攻撃も飛んでくるし…もう!巻き込まないでくれ!
そこから激しい口論と攻撃魔法、そして魔物の襲来…それはもう大変だった。
そんな現場で必死に耐えていると、
「おい!お前ら何をしている!?」
という教師の声が響いた。
きっと他の班が教師を呼びに行ってくれていたんだろう。
教師の登場に僕はホッとし、魔法を解いた。
その後重軽傷者合わせて15人の治療が行われ、教師から班変更の提案がされた。
勿論僕は変更を希望した。
もうあんなことに巻き込まれたくないからね。
班のメンバーが決まった人から再度ダンジョンに潜っていいとのことだったので、僕は友人たちと班をさっさと組んで再度ダンジョンに潜ることにした。
場所は中層。
ここならきっと彼らはやってこないだろう。
クロリス公爵子息に『役立たず』『お前なんて私のパーティに必要ない!』などと散々言われたが、こっちからお断りだ。
僕は後ろで暴言を吐き続けるクロリス公爵子息を振り返ることなく新たなメンバーでダンジョンに潜った。
本当に彼らはダンジョンに何をしにきていたんだろうね?
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