【完結】確かにモブ…私モブのはずなんです!

水江 蓮

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「あの…今聞く話じゃないと思うんですが、私いつの間に王太子妃教育受けたんですか?記憶にないのですが?」

私がそう尋ねると、

「あらヤダ!私がミュリエルちゃんに家庭教師陣を紹介したでしょ?彼らが叩き込んでくれたのよ?」

あぁ…彼らか…。
そういえば学園で習うより難しい事を習っていた気がするし、諸外国の言語を全て習得したのも彼らに言われたからだ…。
そうか…あれ王太子妃教育だったんだ…。
全然気づかなかったや…。

私と王妃殿下が家庭教師の事を話していると、ヒロインの横にディメルクが設置した魔道具が解除されたようで再び彼女の声が広間に響き渡った。


「なんで!?なんで思い通りに行かないの!?私が…この私がジークライドを選んであげたのよ?喜びなさいよ!!そんなモブなんて役に立たないわよ!私は稀少な光属性の持ち主なのよ!?その私を捨てるなんて損よ!」

その言葉に周囲はため息をついた。
もう皆疲れたもんね。
変な人とこれ以上関わりたくないよね…。

「あのさ、稀少属性の持ち主でも使いこなせないとただの普通の人なんだよ?」

ここでまさかのディメルク参戦!
魔法に関する事だからか!?
何が琴線に触れたんだ!?

「はぁ?あんたみたいなモブが何を言ってんのよ?貴方より私の方が役に立つわ!」

自信満々のヒロインさん。
いや…確実にディメルクの方が役に立ちますが?

「魅了の魔道具を乱用していた君に言われたくないね。あれ壊したの僕だから。」

サラッと告げるディメルクにヒロインがキレた。

「本当に何してくれてんのよ!!あの爆発のせいで私こんな姿になったんだからね!慰謝料払いなさいよ!」

「あれはジークライド王子殿下の指示だったし、僕のせいじゃないよね?持ち込んではいけない魔道具を持ち込んた君が悪いんだし?魅了の魔道具を壊すことを目的としていたから爆発したけどもう済んだことだしね?ちょっと面白い爆発の仕方選んであげたんだから褒めてくれていいぐらいだよ?」

あぁ…やっぱりあれはディメルクが故意にやった爆発なのね…。
アフロメガネ…ドンマイ。

「どこに褒めるところがあるのよ!」

ヒロインさんその通りなんだけど、ディメルクに言っても無駄だよ?
彼はより面白いように考えただけだから…。
彼を止められるのはライナーぐらいだよ…。
そんなことを思っているとディメルクを引取りにライナーがやって来た。

本当にごめんよライナー…。
もうしばらくおかん業頼みます…。

ライナーによりディメルクは元の位置に戻された。

ディメルクが元の位置に戻ったことを確認したジンは話を続けることにしたのだった。
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