【完結】悪役令嬢は番様?

水江 蓮

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ヒロインと関わらないように隠れながら過ごす事1週間。
エルヴィオ様から手紙をエルヴィオ様の元で働く女性秘書官の方から渡して貰った。
この手紙の中には影が収集した記録も入っていた。
手紙には、エルヴィオ様が直接渡したかったのが他国の視察団がくるためこちらに来られないとごめん、会いたかったと…。
いや、情報貰えたらそれだけで大丈夫だよ?
お仕事優先でいいんだよ?
女性秘書官曰く血の涙を流していたとか…。
エルヴィオ様…大丈夫かしら?

エルヴィオ様に仕事を頑張って貰うため私は手紙と共に手作りのサシェを渡して欲しいと女性秘書官さんに頼んだ。
女性秘書官さんは、『これがあれば仕事をしてもらえます』とかなり喜んで帰っていった…。
エルヴィオ様…仕事優先で頑張ってください…。
部下が大変そうですよ?

そんな秘書官さんを見送った後、私一人で影からの情報を読むことにした。

やはり彼女は前世の記憶があるようだ。
『スマホがあればケンサクできたのに』
『何故うまく攻略できないの?』
『イベントはここで起こるはずなのに何故こないの!?』

…うん。
こんなこと口に出して言っていたのかあのヒロインは…。

それにしてもイベント起きてないのか…。
出会いのチュートリアルをうまくこなせてないんだかはこうなるのは当たり前か?
読み進めると気になることが書かれていることに気がついた。

『やっぱりアイテムが必要なんだ!』
『店は見つけたから明日買いに行こう』
『これを使ったら間違いなく私のことを皆好きになるわ!』

アイテムだと!?
そんなのあったっけ?
ゲームにそんなもの出てきたかな?

アイテムか…なんだか嫌な予感がするな…。
影はまだ付けているとエルヴィオ様の手紙に書かれていたからこの辺について詳しく聞かなければならない。

こうして使いたくなかったけれど私は通信の魔道具で連絡を入れることにしたのだった。
…こんなことなら全ての記録を読んでから手紙を書いて秘書官さんに渡せばよかった…。
深いため息を1つついた後、私はエルヴィオ様と通話するのだった。
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