1 / 1
夏の日のこと
しおりを挟む
「今日も今日とて暑っついな~」
自宅の縁側で横になりながらつぶやく。
暑いなら中へ入ればいいのに…なんて誰もが思うことだろう。
「にゃ~」
「んだよ、お前までそんなこと言うのか~?」
勝手に庭に入って来て我が物顔で寝転ぶ野良猫と会話を試みる。
「…」
「…無視かよ、はぁ~退屈だな~」
本当なら今頃夏祭りに出かけてたのに!昨日あんなことが無ければ!!!
そんなことを思ったってもう遅い。きっかけは些細なことだった。
「ねぇ!来週の土曜日なんだけど、隣町で夏祭りがあるんだって!一緒に行かない??」
「あー、ごめん、俺その日仕事だわ。」
「え~、いっつも仕事じゃん!!行こーよー!」
「ごめんて…」
「…そっか…、わかった。」
普段夜勤が多く彼女との予定を合わせるのが難しい。いつも悲しい思いをさせてしまっていたからほんの少しサプライズがしたかった。
ほら、ジェットコースターとか上げて下げてで盛り上がるじゃん?そんな感じで一旦理ってから休み取れたから行こ!!って言おうと思ったのに、思ってたのに…
「はぁ…」
「にゃ~ぁ(欠伸)」
「はぁ…」
日陰でのびのびとくつろいでいる猫を見ながらため息をつく。
するともう1匹白い猫がやってきて一緒にくつろぎ始めた。
「にゃ」
「みゃぁう」
「にゃ~」
ぐぅるるるるる~
匂いを嗅いだ後に白い猫のそばに寄り寝始めた。
「おいおい、お前にはムリだよ!その子はレベルが高すぎるぞw」
なんて、笑いながら見ていた。
しばらくすると、白い猫が起き上がった。
「お?どっか行くのか?今日は暑いぞ~」
「みゃぁう…」
「にゃ~」
「え?マジか?お前たちいまさっきあったばっかで……!!」
白い猫が家の塀に登り、俺らを見下ろしている。すると、
「にゃ~」
すました顔でこちらを見ている。
日陰で休ませてくれてありがとう。とお礼を言ってるのか、お前も頑張れと励まされてるのか、はたまた、バカにされてるのか、そいつの考えてることは一切わからんが一応返事をすると白い猫を追いかけてどこかえ消えていった。
「にゃ~…かぁ…」
1人になった。これからのことを考えながら仰向けになる。
「あっちぃ~な~」
これが俺と野良猫のとある夏の1日の話だ。
自宅の縁側で横になりながらつぶやく。
暑いなら中へ入ればいいのに…なんて誰もが思うことだろう。
「にゃ~」
「んだよ、お前までそんなこと言うのか~?」
勝手に庭に入って来て我が物顔で寝転ぶ野良猫と会話を試みる。
「…」
「…無視かよ、はぁ~退屈だな~」
本当なら今頃夏祭りに出かけてたのに!昨日あんなことが無ければ!!!
そんなことを思ったってもう遅い。きっかけは些細なことだった。
「ねぇ!来週の土曜日なんだけど、隣町で夏祭りがあるんだって!一緒に行かない??」
「あー、ごめん、俺その日仕事だわ。」
「え~、いっつも仕事じゃん!!行こーよー!」
「ごめんて…」
「…そっか…、わかった。」
普段夜勤が多く彼女との予定を合わせるのが難しい。いつも悲しい思いをさせてしまっていたからほんの少しサプライズがしたかった。
ほら、ジェットコースターとか上げて下げてで盛り上がるじゃん?そんな感じで一旦理ってから休み取れたから行こ!!って言おうと思ったのに、思ってたのに…
「はぁ…」
「にゃ~ぁ(欠伸)」
「はぁ…」
日陰でのびのびとくつろいでいる猫を見ながらため息をつく。
するともう1匹白い猫がやってきて一緒にくつろぎ始めた。
「にゃ」
「みゃぁう」
「にゃ~」
ぐぅるるるるる~
匂いを嗅いだ後に白い猫のそばに寄り寝始めた。
「おいおい、お前にはムリだよ!その子はレベルが高すぎるぞw」
なんて、笑いながら見ていた。
しばらくすると、白い猫が起き上がった。
「お?どっか行くのか?今日は暑いぞ~」
「みゃぁう…」
「にゃ~」
「え?マジか?お前たちいまさっきあったばっかで……!!」
白い猫が家の塀に登り、俺らを見下ろしている。すると、
「にゃ~」
すました顔でこちらを見ている。
日陰で休ませてくれてありがとう。とお礼を言ってるのか、お前も頑張れと励まされてるのか、はたまた、バカにされてるのか、そいつの考えてることは一切わからんが一応返事をすると白い猫を追いかけてどこかえ消えていった。
「にゃ~…かぁ…」
1人になった。これからのことを考えながら仰向けになる。
「あっちぃ~な~」
これが俺と野良猫のとある夏の1日の話だ。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
姉の引き立て役の私は
ぴぴみ
恋愛
アリアには完璧な姉がいる。姉は美人で頭も良くてみんなに好かれてる。
「どうしたら、お姉様のようになれるの?」
「ならなくていいのよ。あなたは、そのままでいいの」
姉は優しい。でもあるとき気づいて─
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる