8 / 80
探しもの
しおりを挟む思い出したかのように、遥香が携帯を手にして操作をはじめる。
「……あったわ…彼だと思う……」
携帯画面には、今見ているドラマの出演者の名前がずらりと並んでいた。
主演の鷹峰から始まり、脇を固める大物俳優、共演女優、いくつか見知った名前のなかに知らない名前を見つけた。
「高遠裕也?」
アタシが遥香を見ると、テーブルの食器をずらし、パソコンを立ち上げていた。
おっとりして見えるけれど、遥香は行動が早くて無駄がない。手際よく検索をかけてくれた。
名前から導き出されたのは、大手の芸能事務所に掲載されているプロフィールだった。
高遠裕也
年齢 26歳
身長 182 体重 68キロ
靴のサイズ 27
大学時代から演劇部に所属。在学中から、劇団フォーマルハウトに所属し公演をこなす。実力派の若手俳優。最近はテレビドラマにも活躍の場を広げつつある。
彼の所属している事務所は、アタシでさえ名前を知っている所で、数多くの俳優や歌手を抱えている。
劇団フォーマルハウトにしても、東京に劇団専用の舞台を持ち、人気俳優の公演ともなれば全国6都道府県を回る、大きな団体。
「…凄いわ……これだけの公演数なのに…チケットはソールドアウトよ。プラチナチケットね……」
遥香の示した液晶画面には、連日ソールドアウトの文字が踊っていた。
出演者には彼の名前もあり、同じ役を二人で交互にこなすダブルキャストが組まれていた。
「……やだ…随分忙しい人なのね……ドラマだって撮ってるでしょう?」
とんとんとパソコンの端を遥香が叩いた。
「この芸能事務所…やり手ではあるけど人使いが荒いのね……売り出し中の新人てことね」
1
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる