どうやら魔王を復活させてしまったようです。

神部 大

文字の大きさ
3 / 46
はじまりの章

3話 ヒカリゴケ

しおりを挟む
 


 鬱蒼と茂る木々、この季節はまだ若葉が多く穏やかさを残すはずなのに何故か空気は真冬かと思える程冷え切っているように感じられた。


「なぁザイ、流石に吊橋から離れすぎてねぇか。戻れなくなったらよ……」
「ああ? てめぇ何日和った事言ってんだよ? んな事じゃ都に行った所で舐められて出戻り冒険者の仲間入りだぞ。俺はあんな負組にはならねぇ、奇跡のヒカリゴケを見つけて俺の実力を見せつけたところで俺は晴れてこの村を出る」

「けっけっけ、なんだかんだ言ってザイルズはそれで村への最後の恩返しにしてーってことだろ? ヒカリゴケならばあちゃんの病気も治るかもしれねぇもんな。くぅ、センチメンタル!」
「っせえ! 黙ってろ」


 ザイルズは荒い口調でからかう仲間を怒鳴りつけ、鬱蒼とする森の道なき道をひたすら進んだ。
 背丈の高くなりつつある枝草を手持ちの長短刀で乱暴に切り倒し、或いは編上げの革ブーツで踏みつけながら、後ろに付いてくる同じく今日で成人を迎える二人の幼馴染の為に道を作る。
 吊り橋を渡ってからはただひたすらに真っ直ぐ、差し込む陽光の方角の目安に数十分進んだところでザイルズはいい加減何の変化も見えない茂み声をあげた。


「ったくよぉ! ちったぁ整備しろっつんだよ、だからサンブラフが栄えねぇんだろうが」
「ひっひっひ、村の繁栄まで考えてんだからやっぱりなんだかんだ言ってお人好しだよな」

「ああ!? ちげぇ! 俺はよ、イライラすんだよ。呑気に畑耕して貧乏暮らしでそれで幸せとか言ってる奴によ。村のままでいいだ? 馬鹿言ってんじゃねぇ、この森を先に開発すりゃお隣との国境はこっちが関税も取れる。その上、万病に効く薬がサンブラフにあるなんてなってみろ? 隣国の越境からくるおこぼれどころかうちが主役で大儲けだ。あいつらはビジネスってもんを全然わかっちゃいねぇんだよ!」
「ザイが言うビジネスってのは俺にはわかんねぇけどよ、結果が全てって事だろ?」

「ハーベスト、それを言うなよ。くくく、ザイルズの虚言癖はまあ俺もきらいじゃねぇぜ。そろそろ俺達しか聞いてくれるやつがいなくなる的な。でも俺達はお前の虚言癖が優しさから来るのを知ってる。ぷぷぷ」

「……くっっそ! 言ってろっつんだよクソがっとわ!?」



 ふと二人の幼馴染から言われた言葉と、一向に結果の出せない自分への苛立ちを手身近な樹木に向けたザイルズは予想外に崩れ倒れたそれに足を取られた。
 うおっと声を上げながらその場に尻餅をつく。腐った樹木は土ごと根っこから倒れ、その下に人一人分はありそうな大穴が顔を見せた。


「っ、お、おい見ろ! こりゃぁ……なんだこの穴、まさか、洞窟かよ?」
「えぇ? どう考えても木の根穴でしょー、もしくは大蛇の巣穴的な?」
「にしては……なんか奥が土っぽくないような」


 ザイルズを心配して駆けつけたハーベストが恐る恐ると言った様子でその大穴を覗き見る。


「お、おい、なんか奥が広くなってる」
「ちょっと見せろ! ……まじかよ、ここだ、ここに違いねぇ! ここならヒカリゴケがあるかもしれねぇ。こんな草木に隠れてるたぁな。誰も見つけられねぇわけだ! 天が遂に俺を見たか!」


 ザイルズは興奮した様子でハーベストを押し退けると、自分が先に様子を見てくると迷いもなくその大穴に身体を滑り込ませていた。
 パラパラと粘土質な黒い土がザイルズの黒髪に落ちて見分けがつかなくなる。

「おーい、この国は土葬じゃねーぞー。くくくく」
「おいラリー笑い事か? ザイルズ大丈夫かよ!?」

 二人の心配を他所にザイルズはある程度の広さを穴の中に確認したのか、中から二人を呼ぶ。ザイルズの声は何か石造りの壁面に木霊するよう響いた。

「げぇ、やっぱ俺達も行くのか」
「へへへ、為せば成るってな」

 それは若さ故の無謀さか、ザイルズに続き先程まで虚言癖だの何だのバカにしていたラリーもあっさり大穴へとその体を滑り込ませていた。目の前に広がる冒険、それはいくら成人とは言え、15の少年には十分すぎるほど魅力的な光景だった。



 大穴の中は人一人が立ったまま通れる程の広さだ。
 入り口近くには不自然なほど人工的に石が埋め込まれ、穴というより壁面のようになっている。とてもただの獣が巣穴用に掘ったとは思えない。
 ザイルズを先頭に二人も不思議そうに辺りを見回していた。

「これは本当にあるかもねぇ」
「何なんだよここ、ただの穴じゃねぇよ。ザイ、やべぇって。崩れたら生き埋めだ」


 ハーベストはどこか怯えた様子で自分の腕を身体に回して震えた。


「っち、ビビんな。間違いねぇ、俺の感がそう言ってんだよ。ここの穴を見つけられたのも何か運命的なもんだ、それにこの壁面。確実に此処は何かに使われていた、ヒカリゴケを独り占めしようとした誰かがここを隠したに違いねぇ」
「そんな都合よくいくもんかねぇ。ま、俺は楽しいからいいけど! って言うかあの奥よぉ、なんか明るくねぇ的な? ヒカリゴケなんじゃねぇのよザイルズ? くくくく」



 ラリーはヘラヘラと笑いながら穴の奥で薄っすらと蛍光に発色する壁を指差す。ザイルズはそんなラリーの指差す方を凝視し、驚嘆の声を上げた。
 人一人が通れると言っても穴の中はそこまではしゃげるほど広くはない。

 ましてや壁面のように石で補強されているのも入口付近だけで、先は木の根が幾重にも張り巡らされているむき出しの土壁だ。大きな衝撃でもあれば本当に生き埋めもあり得る。
 それでもザイルズは我先にと発光するそれに近づき、二度目の声を上げた。


「これだ……まじかよオイ。本当に見つかるなんて」
「ばあちゃん、これで病気が治る……てか?ぷぷぷ」
「っせぇ!! てめぇは黙ってろ。ふん、当然だ。俺はSランクの冒険者になる男だからな」


 ザイルズは冷静を装ってはいたが、内心では歓喜していた。これで自分をただの口先野郎だと思っていた奴等を見返せる。うまく行けば村の発展にまで一役買える。
 そして何より、唯一自分をずっと信じ続け、優しくしてくれた祖母の病気を治せる事が何より嬉しくて仕方なかった。普段は仏頂面で口も悪く、悪態しかつかないようなザイルズにも自然と笑みが溢れていた。

 辺りに自生しているヒカリゴケと思しき植物を剥ぎ取り、丁寧に土を払って腰のポーチに詰める。

「おい!お前らのにも入れさせて、くれ」
「あ、ああ」
「くくく、頼み方が丁寧になってんじゃんかよ。まあ俺もザイルズのばあちゃんは嫌いじゃないからねぇ……ここら一帯掻っ攫おうぜぇ!!」
「おい、土は取らねぇと汚れるぞ」


 粗暴なザイルズだが細かい所に何かしらの優しさや細やかさが伺える。そんなザイルズをいつにも増して面白そうに眺めながらラリーもヒカリゴケを掻き集めていた。

 所々大きめの砂利が混じる土壁に自生し、穏やかな青緑の発光を見せるヒカリゴケ。

 ふとそれに僅かに照らされた大穴の先、そこにハーベストは何かがあるように思えて仕方なかった。
 自然とハーベストの足はそちらへ引き寄せられていた。


「うっひゃぁ! もうパンパン。これでサンブラフ村もサンブラフ街かねぇ、くくくく」
「あぁ? 馬鹿、そう簡単にはいかねぇよ。ビジネスってのは計画が大事な……っておい。ハーベスト!?おい、ハーベスト」

 ふと隣にいる筈のハーベストの気配が無い事に気付きザイルズは声を上げる。


「ん? どこいったのかねあのビビりんは。逃げちったか? あまりにも苔の回収が楽しくてあいつの存在忘れてたねぇ」


 そこまで広くない洞穴内。だが辺りはヒカリゴケの僅かな光源だけだ。人一人が存在感なく消えても気づかないかもしれない。おどけるラリーを他所にザイルズは嫌な予感を感じていた。刹那、突如響くハーベストの叫びにザイルズは思わず背筋を伸ばす。

「ハーベスト! ちっ、奥か」
「おぃおぃ、そんなにビビるなら一人で探検しなさんなよなぁ」

 ごちるラリーもザイルズの後を追うよう二人はハーベストの声がした方へ、ヒカリゴケの僅かな発光頼りに壁伝いに奥へ奥へと足を進める。掌の温度はひんやりとした土と水分を含みジメっとするヒカリゴケに触れるたび奪われていく。
 薄暗い青緑色の発光を受けて尻餅をついたまま口を開けるハーベストにザイルズは駆け寄る。口をアワアワとさせながら何かを指差していた。


「これは……って、ただの虫じゃねえか! 馬鹿が、ヒビリのクセに一人で勝手に奥に行くんじゃねぇ!」
「ち、ち、ち、ちげぇよ! これだよ! これっ!!」
「うひょぉ、気持ち悪。白骨死体か?ときたら大体未来見えるね的な? くくく」
「や、や、やべ、やべーよザイぃ!! は、早く出よう。ここ何かヤベー!!」
「少し黙れ!! 落ち着けハーベスト、ただの白骨だ。大したことじゃねぇ。やっぱり誰かがこのヒカリゴケを独り占めしようとしてここで生き埋めになったのかもな。だとすりゃやっぱり正解だった」


 ザイルズは怯えて腰を抜かすハーベストを怒鳴りつけ、冷静に状況を分析していた。あくまで自分の納得行く解釈ではあるが、それでも自分に運が向いてきたのは間違いないと感じた。後ろで騒がしかったラリーが大口を開けてあくびをしながら土壁に寄りかかる。

「まぁ、いい。おいハーベスト、お前のポーチだ。しっかり持っとけよ、これで村の奴等を見返せるんだからな」
「あ、ああ……わ、分かってるよ」


 ザイルズはヒカリゴケをパンパンに詰めた革ポーチをハーベストに渡し、白骨をまじまじと見ながら何か見つけられるかもしれないと周辺を観察していた。「なんか、暖かくて居心地いいなぁ、ここ」とあくびをしながらそう呟くラリーに馬鹿言うなと返し、そう言えば先程まで感じていた地下独特の底冷えさを感じなくなっている自分にゾッとした。


「そんなはず……あ?」


 ふと辺りの観察を止め立ち上がろうとしたザイルズは自分の足に力が入らなくなりその場に手をついていた。

 焦りと混乱が急激に鎌首を擡げる。

 よく考えれば体と頭が暑い気がする。そう思ってくると心臓までが早鐘を打つ。


 慌てて二人の名を叫んだ。だが既に自分もはっきり声を出せたのかも分からず、二人の返事が返ってくる事もなかった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました

東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。 王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。 だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。 行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。 冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。 無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――! 王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。 これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます

黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!

没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜

namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。 かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。 無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。 前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。 アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。 「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」 家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。 立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。 これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する 

namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。  転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。  しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。  凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。  詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。  それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。  「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」  前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。  痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。  そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。 これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由

瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。 神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。

処理中です...