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2>>貴族学園
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15歳になると貴族の子供は学園に入る事が決まっている。
メロディーも、まだマナーなどに不安はあったが、同年齢の貴族の子供たちに囲まれた方が成長できるだろうと学園へ行く許可が降りた。
父親の男爵当主がメロディーの器量の良さに期待する下心がなかった訳では無い……が、当主は可愛いメロディーに娼婦の様な真似事をさせる気などなかったので「高位貴族の令息に近付け」などとは言わずに、
「しっかり勉強するんだぞ」
と言ってメロディーを学園へと送り出した。
数年前まで平民だった自分が貴族の令嬢として学園へと通う。
その現実にメロディーは優越感増し増しの幸せ絶頂で学園の寮へと入寮した。
どこを見渡しても貴族貴族貴族。でもそんな貴族の中でも浮いていない、むしろ外見では負けていない自分に、メロディーは内心踊り転げた。父のお陰でお金にも困っていない。生まれた時から貴族なのに家が貧乏な所為であまり手入れの行き届いていない下位貴族の令嬢たちの髪や肌を見てメロディーは勝ったと思った。
元平民のメロディーは生粋の貴族の令嬢より可愛くて美しい。
学校が始まれば、令息たちはチラチラとメロディーを盗み見ては頬を赤らめ、それに気付いたメロディーがそちらを見て微笑めば令息はあからさまに動揺した。
それが楽しくてメロディーはみんなに微笑んだ。
そんなメロディーに、遂に運命の出会いが訪れる。
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15歳になると貴族の子供は学園に入る事が決まっている。
メロディーも、まだマナーなどに不安はあったが、同年齢の貴族の子供たちに囲まれた方が成長できるだろうと学園へ行く許可が降りた。
父親の男爵当主がメロディーの器量の良さに期待する下心がなかった訳では無い……が、当主は可愛いメロディーに娼婦の様な真似事をさせる気などなかったので「高位貴族の令息に近付け」などとは言わずに、
「しっかり勉強するんだぞ」
と言ってメロディーを学園へと送り出した。
数年前まで平民だった自分が貴族の令嬢として学園へと通う。
その現実にメロディーは優越感増し増しの幸せ絶頂で学園の寮へと入寮した。
どこを見渡しても貴族貴族貴族。でもそんな貴族の中でも浮いていない、むしろ外見では負けていない自分に、メロディーは内心踊り転げた。父のお陰でお金にも困っていない。生まれた時から貴族なのに家が貧乏な所為であまり手入れの行き届いていない下位貴族の令嬢たちの髪や肌を見てメロディーは勝ったと思った。
元平民のメロディーは生粋の貴族の令嬢より可愛くて美しい。
学校が始まれば、令息たちはチラチラとメロディーを盗み見ては頬を赤らめ、それに気付いたメロディーがそちらを見て微笑めば令息はあからさまに動揺した。
それが楽しくてメロディーはみんなに微笑んだ。
そんなメロディーに、遂に運命の出会いが訪れる。
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