4 / 22
第3話
しおりを挟む
鏡に映る自分の姿を見て驚愕した。
目つきが悪いで有名だった俺の鋭い目はまん丸のパッチリとした目になり、192cmあったはずの身長は多分160cmもないくらい小さくなっていて手も足も全てが小さい。髪の長さもギリギリ肩につかないくらいだが男の時と比べればかなり長くなっていた。
そして普通の男ならついているであろうあれの存在を確認するため俺は一番気になっていた場所に渋々と自分の手をあてた。
「…ない」
パンツの中を覗いてみるがやはりなかった。その代わりに男の時にはなかったおっぱいがあった。
自分の体についてるものだし触って見たかったが今はまだ罪悪感が勝ってしまい触るのをやめた。
しばらく鏡に張り付いていると部屋の外から声が聞こえてきた。
「秋穂~いい加減にしないと遅刻するわよ~!」
どうやらここでの俺の名前は秋穂というらしい。
きっと母であろう人の声が聞こえたのでなるべく自分の体を見ないように急いで部屋にかけてあった制服に着替え、さっさと朝食を食べて家を出ることにした。
家を出た直後は見慣れない街並みにどうやってどこの学校に行くんだと思っていたが、しばらくするとまるで元々知ってるかのように学校名や行き方が頭の中に浮かんできてわかるようになった。
歩いていて思ったがとりあえずこの履きなれないスカート、足元がスースーしすぎてとても落ち着かない。こんな腰に布を巻いただけのものが衣類だなんて心許なさすぎるし世の女性は凄いなと思った。
そして俺は登校中の電車の中で色々情報を整理していた。すると停車した駅が大きい駅だったのか突然人がたくさん乗ってきて電車が混雑し始めた。
192cmあった時は大体の人よりは大きく頭も飛び抜けるため大して気にしていなかったが、今のこの身長だと周りの人の背中だったり腕だったりが顔の目の前にきたりぶつかったりして凄く不快だしそしてなにより人混みでおっぱいが圧迫されてとても苦しいと思った。やっぱり世の女性は凄いと思ったし女性専用車両に乗ればよかったと後悔した。
そしてまた次に停車した駅で人混みが大きく動き出し、それに流されて先程までやっと落ち着ける場所をキープしつつあったのに体の向きが変えられてしまった。再び電車が動き出すとお尻辺りに違和感を感じた。
「(まさかこれが俗に言う、痴漢か…?)」
痴漢とは全く無縁だった俺には確信が持てなかったがお尻になにか擦り付けられている気がする。気になって顔だけでも後ろに向けようとすると耳元でそっと囁かれた。
「君…さっき俺の背中に胸あててきたよね…?そういうのが好きなの?」
全く心当たりの無いことを言われて頭がハテナだらけだが、とりあえず耳に当たる息が荒くて気持ち悪かった。
「は、ふざけんな誰がお前なんかに」
反抗しようとするが男は構わずにスカートをめくって俺の太ももを撫でるように触ってくる。
「ひっ」
俺は咄嗟にその男の腕を掴み動きを止めようとしたが力が足りないのかそんなのもお構い無しに向こうの手は止まらなかった。
「君も変態さんでしょ?だって胸が当たった時すぐわかったよ、今君ブラジャー着けてないよね」
男にそう言われてハッとした。確かに体を見ないことに必死で急いで着替えるあまり下着のことなんて考えもしなかった。
「声を出したら君がノーブラの変態さんて周りの人に言いふらしちゃうね。みんなどう思うかな」
こいつの言ってることがもっともすぎて何も言い返せなかった。
何も俺が言ってこないことを良いことに触ってくる手の動きがどんどん悪化していく。先程から太ももを撫でていた手が両足の間の所を布越しにゆっくりと往復して撫でてくる。
「下ははいてるんだね、せっかくなら下もはいてこなければよかったのに」
「っ、く、そが…」
気持ち悪いのに気持ちいい。女の体はこんな程度で感じてしまうのかと声を押し殺そうと歯を食いしばった。
すると電車が次の駅に到着し扉が開いたと同時に突然誰かに思い切り手を引っ張られた。
目つきが悪いで有名だった俺の鋭い目はまん丸のパッチリとした目になり、192cmあったはずの身長は多分160cmもないくらい小さくなっていて手も足も全てが小さい。髪の長さもギリギリ肩につかないくらいだが男の時と比べればかなり長くなっていた。
そして普通の男ならついているであろうあれの存在を確認するため俺は一番気になっていた場所に渋々と自分の手をあてた。
「…ない」
パンツの中を覗いてみるがやはりなかった。その代わりに男の時にはなかったおっぱいがあった。
自分の体についてるものだし触って見たかったが今はまだ罪悪感が勝ってしまい触るのをやめた。
しばらく鏡に張り付いていると部屋の外から声が聞こえてきた。
「秋穂~いい加減にしないと遅刻するわよ~!」
どうやらここでの俺の名前は秋穂というらしい。
きっと母であろう人の声が聞こえたのでなるべく自分の体を見ないように急いで部屋にかけてあった制服に着替え、さっさと朝食を食べて家を出ることにした。
家を出た直後は見慣れない街並みにどうやってどこの学校に行くんだと思っていたが、しばらくするとまるで元々知ってるかのように学校名や行き方が頭の中に浮かんできてわかるようになった。
歩いていて思ったがとりあえずこの履きなれないスカート、足元がスースーしすぎてとても落ち着かない。こんな腰に布を巻いただけのものが衣類だなんて心許なさすぎるし世の女性は凄いなと思った。
そして俺は登校中の電車の中で色々情報を整理していた。すると停車した駅が大きい駅だったのか突然人がたくさん乗ってきて電車が混雑し始めた。
192cmあった時は大体の人よりは大きく頭も飛び抜けるため大して気にしていなかったが、今のこの身長だと周りの人の背中だったり腕だったりが顔の目の前にきたりぶつかったりして凄く不快だしそしてなにより人混みでおっぱいが圧迫されてとても苦しいと思った。やっぱり世の女性は凄いと思ったし女性専用車両に乗ればよかったと後悔した。
そしてまた次に停車した駅で人混みが大きく動き出し、それに流されて先程までやっと落ち着ける場所をキープしつつあったのに体の向きが変えられてしまった。再び電車が動き出すとお尻辺りに違和感を感じた。
「(まさかこれが俗に言う、痴漢か…?)」
痴漢とは全く無縁だった俺には確信が持てなかったがお尻になにか擦り付けられている気がする。気になって顔だけでも後ろに向けようとすると耳元でそっと囁かれた。
「君…さっき俺の背中に胸あててきたよね…?そういうのが好きなの?」
全く心当たりの無いことを言われて頭がハテナだらけだが、とりあえず耳に当たる息が荒くて気持ち悪かった。
「は、ふざけんな誰がお前なんかに」
反抗しようとするが男は構わずにスカートをめくって俺の太ももを撫でるように触ってくる。
「ひっ」
俺は咄嗟にその男の腕を掴み動きを止めようとしたが力が足りないのかそんなのもお構い無しに向こうの手は止まらなかった。
「君も変態さんでしょ?だって胸が当たった時すぐわかったよ、今君ブラジャー着けてないよね」
男にそう言われてハッとした。確かに体を見ないことに必死で急いで着替えるあまり下着のことなんて考えもしなかった。
「声を出したら君がノーブラの変態さんて周りの人に言いふらしちゃうね。みんなどう思うかな」
こいつの言ってることがもっともすぎて何も言い返せなかった。
何も俺が言ってこないことを良いことに触ってくる手の動きがどんどん悪化していく。先程から太ももを撫でていた手が両足の間の所を布越しにゆっくりと往復して撫でてくる。
「下ははいてるんだね、せっかくなら下もはいてこなければよかったのに」
「っ、く、そが…」
気持ち悪いのに気持ちいい。女の体はこんな程度で感じてしまうのかと声を押し殺そうと歯を食いしばった。
すると電車が次の駅に到着し扉が開いたと同時に突然誰かに思い切り手を引っ張られた。
0
あなたにおすすめの小説
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
弟がガチ勢すぎて愛が重い~魔王の座をささげられたんだけど、どうしたらいい?~
マツヲ。
BL
久しぶりに会った弟は、現魔王の長兄への謀反を企てた張本人だった。
王家を恨む弟の気持ちを知る主人公は死を覚悟するものの、なぜかその弟は王の座を捧げてきて……。
というヤンデレ弟×良識派の兄の話が読みたくて書いたものです。
この先はきっと弟にめっちゃ執着されて、おいしく食われるにちがいない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される
中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」
夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。
相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。
このお話はムーンライトでも投稿してます〜
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる