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攻略!謎の塔
階層攻略 その13ラビの思い
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謎の塔を最上階まで攻略しておいて、こんな気持ちで引き返すのは、自分たちの実力不足の時だけだと思っていた。
しかしまぁ現実は、少しの気まずさは残るがまぁみんな酸いも甘いも嚙み分けてある程度育って来てるから、こんな事もあるよねぇって事を考えながら18階層へと下る階段を降りていく。
……降りて行っているように見える。
緊張しつつ、ラビを眠らせる覚悟で挑む18階。
「「お邪魔しますー」」
まぁ礼儀として言っておかないとねって事で、答えも聞かず入って行く。
しかし僕らは案外明るい声に、呼び止められた。
「パイセンとお仲間の皆さん、もうお帰りですか?」
「俺をパイセンと呼ぶな」
そう言ってぬいぬいはラビを叱りつけた。しかしラビは慣れているようで全然動じない。
「パイセンは、先輩なわけだからだから、あってるじゃないですか」と言う始末であった。
だからさすがのぬいぬいも「もういい。それよりラビ、この上には倉庫や畑しかないぞ。まぁ俺達とは管理人もかち合いたくないだろうから帰るのは、今からだと簡単だぞどうする? 一緒に行くか?」
と、助け船を出してしまうのある。
「パイセンたちも、うちのリーダーと同じ判断なのか……。困ったなぁー。じゃあ私も久しぶりに下へ降りて、ミノちゃんの部屋をまた半分部屋を借りようかな?」
「お前は仲間の為に、ここの位置をキープしているんじゃないのか? ミノタウロスの部屋からだと、上に行くにも下へ降りるのも困難になるだけだろう?」
そして問題は、ミノタウロスの気持ちだろう。なんで、OKが出る前提ではなしているのがわかんない。
「うんうん、最初はみんなそうなります。しかーしコツを掴めば、ミノちゃん以降の階層が凄く簡単になるんでけどね。それはさておきパイセン達と同じように最上階へ行きつき、管理人不在って結論になってしまってしまいました。まぁ、私は知ってたんですが、内緒にしてたから演技はなかなか苦労しましたね」
「演技……。まぁいい、続けて話せ」
「はいー、でも、管理人はいなくても宝箱あれば嬉しいじゃないですか! だから仲間には上の階層をチェックすると言う条件で、無理やり残ったのです。それから仲間も何度か来てくれるのですが、いろいろさっしてくれて……今に至るって感じですね」
「少なくとも15階層のガラクタは、強かったじゃないですか? 僕は後、少しで死んでましたよ!?」
僕は結構、一目も憚らずに吠えた。
「あっ、あれですね。あれは凄く強くて……下の階層に逃げ戻って相談したり、揉めてたりしてる間の1時間くらいの内に魔力切れおこして止まりましたよ。超楽勝!」
が――――ん!? 僕はショックだったが、そんな僕の手をフィーナがこっそり繋いでくれ、なんとかやり過ごす事が出来た。
「で、お前はなんで残ってるんだ?」
「話せば長いのですが、私、ミノちゃんの事好きになっちゃいました! なんてたってミノちゃん優しいし、紳士だし…………もう最高なんです!」
「……………………」
さすがに、恋愛話にまでぬいぬいは、立ち入れない様で会話が一度止まった。
「最高なら告白でも、なんでもすればいいじゃないですか? なんでこんな所にいるんですか? 仲間に助けてもらう事も出来たでしよう?」
うちの何でも思ったまま、オブラートの存在を知らない様に話してくれる頼もしいミッシェルが会話をリードする。
「だから、長い話だっ言ってるじゃないですか。 ぬいぬいパイセンなんなんですか? この失礼な人は?!」
「お前はいい勝負だぞ」 「貴方に、言われたくないですね!」
「もういいから……結局、お前はミノタウロスに何をやらかしたんだ?」
「パイセン酷い!? 当たっててもそんな事を言わなくてもいいじゃないですか!?……」
ここで、ラビは1つ小さなため息をつき、僕らは突っ込まず喋らせといた方が早いな、っと思った頃、彼女は語りだした……。
「ねぇ? 皆さん知ってます? 彼のお父さん凄くきれいな牛だったんですって。でも、ミノちゃんも凄くきれいな顔なんですよー。でも、そう言うと彼は少し悲しそうな顔をするの。……でも、私はきれいなものは、きれいって言いたいタイプなんで……。私が居たらミノちゃんも嫌な思いしちゃうんじゃないかと……思って部屋を移って見たけど……塔を離れる事も出来ずで……。ねぇ、どう思いますか? 皆さん?」
――長い、そして結局、他人任せ……。
彼の生い立ちついては、僕と聞いていた一部のメンバーは知っているが、それについてはミノタウロス自身が言う事である。
こんな時、頼りになるうちの執事は、ラビの性質を彼女と合うやいなや察知し、ラビとは一度も絡もうとせず時計見てるし……。仕方ない行くか……。
「好きなら行くべきです!」「うんうん!」
フィーナとウンディーネが、声を上げた。
「ここで、悩んでいてもただ時間が流れるだけです。私もラビさんと同じでした……悩んでいましたが、ここにいるシルエットさんやよしのさん、魔王様に背中を押されてここまで来ました。だから今度は、私に押させてくださいラビさんの背中!」
「ウンディーネは一緒にいられる事を大切にしたい。許されるかぎり……だからラビも頑張ろう!」
「二人とも……」
「俺に言える事は、お前も冒険者ならまず飛び込め。だが撤退の時を見誤るな。負ける冒険はある。しかしそれはお前の、次の為の経験になるからな!」
ぬいぬいもうまい事を、言って振られた時の覚悟を語った。
「じゃあ行きましょうか!」
「はい!」
力任せで、彼女をこの場所から連れ出す事は出来た様だ。次はミノタウロスの答えを聞いて、彼女を強制的に連れ出す事についても、考える必要があるかもしれない。
そして僕ら下層への階段を降りるのであった。
つづく
しかしまぁ現実は、少しの気まずさは残るがまぁみんな酸いも甘いも嚙み分けてある程度育って来てるから、こんな事もあるよねぇって事を考えながら18階層へと下る階段を降りていく。
……降りて行っているように見える。
緊張しつつ、ラビを眠らせる覚悟で挑む18階。
「「お邪魔しますー」」
まぁ礼儀として言っておかないとねって事で、答えも聞かず入って行く。
しかし僕らは案外明るい声に、呼び止められた。
「パイセンとお仲間の皆さん、もうお帰りですか?」
「俺をパイセンと呼ぶな」
そう言ってぬいぬいはラビを叱りつけた。しかしラビは慣れているようで全然動じない。
「パイセンは、先輩なわけだからだから、あってるじゃないですか」と言う始末であった。
だからさすがのぬいぬいも「もういい。それよりラビ、この上には倉庫や畑しかないぞ。まぁ俺達とは管理人もかち合いたくないだろうから帰るのは、今からだと簡単だぞどうする? 一緒に行くか?」
と、助け船を出してしまうのある。
「パイセンたちも、うちのリーダーと同じ判断なのか……。困ったなぁー。じゃあ私も久しぶりに下へ降りて、ミノちゃんの部屋をまた半分部屋を借りようかな?」
「お前は仲間の為に、ここの位置をキープしているんじゃないのか? ミノタウロスの部屋からだと、上に行くにも下へ降りるのも困難になるだけだろう?」
そして問題は、ミノタウロスの気持ちだろう。なんで、OKが出る前提ではなしているのがわかんない。
「うんうん、最初はみんなそうなります。しかーしコツを掴めば、ミノちゃん以降の階層が凄く簡単になるんでけどね。それはさておきパイセン達と同じように最上階へ行きつき、管理人不在って結論になってしまってしまいました。まぁ、私は知ってたんですが、内緒にしてたから演技はなかなか苦労しましたね」
「演技……。まぁいい、続けて話せ」
「はいー、でも、管理人はいなくても宝箱あれば嬉しいじゃないですか! だから仲間には上の階層をチェックすると言う条件で、無理やり残ったのです。それから仲間も何度か来てくれるのですが、いろいろさっしてくれて……今に至るって感じですね」
「少なくとも15階層のガラクタは、強かったじゃないですか? 僕は後、少しで死んでましたよ!?」
僕は結構、一目も憚らずに吠えた。
「あっ、あれですね。あれは凄く強くて……下の階層に逃げ戻って相談したり、揉めてたりしてる間の1時間くらいの内に魔力切れおこして止まりましたよ。超楽勝!」
が――――ん!? 僕はショックだったが、そんな僕の手をフィーナがこっそり繋いでくれ、なんとかやり過ごす事が出来た。
「で、お前はなんで残ってるんだ?」
「話せば長いのですが、私、ミノちゃんの事好きになっちゃいました! なんてたってミノちゃん優しいし、紳士だし…………もう最高なんです!」
「……………………」
さすがに、恋愛話にまでぬいぬいは、立ち入れない様で会話が一度止まった。
「最高なら告白でも、なんでもすればいいじゃないですか? なんでこんな所にいるんですか? 仲間に助けてもらう事も出来たでしよう?」
うちの何でも思ったまま、オブラートの存在を知らない様に話してくれる頼もしいミッシェルが会話をリードする。
「だから、長い話だっ言ってるじゃないですか。 ぬいぬいパイセンなんなんですか? この失礼な人は?!」
「お前はいい勝負だぞ」 「貴方に、言われたくないですね!」
「もういいから……結局、お前はミノタウロスに何をやらかしたんだ?」
「パイセン酷い!? 当たっててもそんな事を言わなくてもいいじゃないですか!?……」
ここで、ラビは1つ小さなため息をつき、僕らは突っ込まず喋らせといた方が早いな、っと思った頃、彼女は語りだした……。
「ねぇ? 皆さん知ってます? 彼のお父さん凄くきれいな牛だったんですって。でも、ミノちゃんも凄くきれいな顔なんですよー。でも、そう言うと彼は少し悲しそうな顔をするの。……でも、私はきれいなものは、きれいって言いたいタイプなんで……。私が居たらミノちゃんも嫌な思いしちゃうんじゃないかと……思って部屋を移って見たけど……塔を離れる事も出来ずで……。ねぇ、どう思いますか? 皆さん?」
――長い、そして結局、他人任せ……。
彼の生い立ちついては、僕と聞いていた一部のメンバーは知っているが、それについてはミノタウロス自身が言う事である。
こんな時、頼りになるうちの執事は、ラビの性質を彼女と合うやいなや察知し、ラビとは一度も絡もうとせず時計見てるし……。仕方ない行くか……。
「好きなら行くべきです!」「うんうん!」
フィーナとウンディーネが、声を上げた。
「ここで、悩んでいてもただ時間が流れるだけです。私もラビさんと同じでした……悩んでいましたが、ここにいるシルエットさんやよしのさん、魔王様に背中を押されてここまで来ました。だから今度は、私に押させてくださいラビさんの背中!」
「ウンディーネは一緒にいられる事を大切にしたい。許されるかぎり……だからラビも頑張ろう!」
「二人とも……」
「俺に言える事は、お前も冒険者ならまず飛び込め。だが撤退の時を見誤るな。負ける冒険はある。しかしそれはお前の、次の為の経験になるからな!」
ぬいぬいもうまい事を、言って振られた時の覚悟を語った。
「じゃあ行きましょうか!」
「はい!」
力任せで、彼女をこの場所から連れ出す事は出来た様だ。次はミノタウロスの答えを聞いて、彼女を強制的に連れ出す事についても、考える必要があるかもしれない。
そして僕ら下層への階段を降りるのであった。
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