療育で救われた母親の話

桜花

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第六章 療育での様子

汚れる遊び

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活動時間には様々な遊びがありました。

その中で、そーすけは『汚れること』を少し苦手に感じていることを知りました。

でんぷん糊を指に付けられなかった。
ペンが指に付いたら嫌がり、手を洗いに行く。
砂場だと靴に砂が入るから淵から中には入らない。
砂が手についたら一生懸命拭おうとする。
小麦粉粘土とスライムは、ビニール袋の上からなら辛うじて触れる、など。

感覚過敏、とまではいかないかもしれませんが、苦手なことを知れたことは良かったと思います。

先生も無理強いはしないので、少しずつ触らせたり、慣らすようにしていくことができました。

それに、そーすけの場合は慣れれば対応できる程度の苦手だったようで。

年度末にはどれもクリアできるようになりました!

苦手なことを知ることは辛いことでもあったけれど、それに慣れていったり克服していく様子を見守れることは、とても嬉しく感じました。
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