療育で救われた母親の話

桜花

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第七章 幼稚園選び

幼稚園決定

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3件の幼稚園を回り、すぐに決心が付きました。

最初に行った、T園です。

さすが、療育で勧められるだけあって、ケアが手厚いし、何より先生の

「大丈夫!大丈夫!」

が、とても心強かったです。
マイナスイメージがひとつも無かった!

優先枠の期限は過ぎてしまったけど、園開放の子育て広場は定期的にやっていたので、できるだけ参加するように頑張りました。


ポニョが歩けるようになるまでは、自由遊びの時間はできるだけ遊戯室で遊ぶようにしました。
といっても、部屋の隅でボール投げたり、駐車場の車眺めたり…そんな感じでした。
誰かと遊んだり、部屋の中心へ行くようなことはありませんでした。

読み聞かせや、親子でふれあい遊びの時は、辛うじて参加できていましたが、ポニョを抱っこしたままなので…しんどかったです、私が。

それでも、せっかく朝から遠くまで来たのだから、と必死になっていました。

早くこの園に慣れてほしい、この人混みに馴染んでほしい、その一心でした。


ポニョが歩けるようになった頃。
秋~冬にかけては遊戯室には一切入らなくなり、園庭でのみ遊ぶようになりました。

急に、です。
やっぱりそーすけは何を考えているのか分かりません。

三輪車を押して、ひたすら園庭を歩き回る、ただそれだけを1時間続けるのです。

その間、ポニョは別の所へ行ってしまうので連れ戻し、別々に行動する幼児2人を観察するのはとても疲れました。

フリーの先生がポニョを見ててくださったり、連れ戻してくださったり、色々とサポートしてくれました。

時には、在園児に混ざってままごとハウスで遊んでいた日もありました。
当時1歳半…たくましいです(笑)


時間になったら遊戯室へ戻って読み聞かせに入るのですが、そーすけがなかなか三輪車を手放せない時がありました。

その時も、先生からは
「無理しないで、タイミング合った時でいいから。時間気にしないでいいよ」
と言ってもらえました。

マイペースな子が多い園だからでしょうか。
本当に、その子のリズムやペースに寄り添ってくれます。

今までの私は、『時間は守らなきゃ』『みんなに合わせなきゃ』と、頭の中はそればかり。
本当に必死にそーすけを引きずって、周りに合わせようとしていました。

でも、T園ならそんなことはしなくてもいいのです。
その子の特性、個性を潰さず、上手く集団行動へ誘ってくれるのです。

もがいて、苦しんで来たことが、T園に来てスーッと晴れたような気がしました。

紹介してくれた療育の先生、サポートしてくれるT園の先生には感謝しかありません。

私1人では絶対に知りうることのなかった世界です。
ここまで来れたのは、支援センターで臨床心理士さんとの面談を勧めてくれた職員さんがいたからですし。

たくさんの人のご縁と力を借りて、そーすけはそーすけに合った居場所を見つけることができました。


―――


現在、年中のそーすけ。
「ちゅうくらいくみさん」の意識が芽生え、少しばかり『お兄さん』の雰囲気を出しています。

これも、そーすけの特性を理解し、認め、自己肯定感を伸ばしてくれたT園のおかげです。
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