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壊せ 予定調和の未来をー1
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遊大が真っ白な翼で空へと飛び、12人を見下ろす。それと同時に創造主遊大を応援する歓声が、上空のスクリーンから上がる。
本当にやるしかないのか。あの遊大と殺す気でやらないといけないのか。
まだ迷いを断ち切れない者もいる中、遊大が先制攻撃をする。
彼の背後からワープゲートが出現し、そこから無数のタコの足が伸びてくる。
それらを颯天はミサイルで片っ端から破壊した。
「こうなる覚悟は済ませたはずだろ! やるぞ、カスども!」
その言葉に全員の思いが一致した。
もう後には引けないと。
*
「ラーメン・ショップ・グロテスク! 醜悪な世界平和(グロテスク・ピースフル)!」
小麦が植物の小麦でできた巨大な人形を作り出し、両手で遊大を叩こうとする。遊大はそれを両の指先で止めた。効かないことはなんとなく分かっていたが、指で止められるとは思っていなかった小麦。しかし心は折れない。
「また一緒に食べよ! とんこつラーメン! 何度だって作ってあげるから!」
「どうでもいいね。そんなもの」
人形の手を受け止める遊大の指先から、強力な冷気が発する。それは瞬く間に人形を凍り漬けにし、中の小麦を低体温にした。
その人形を登って、大樹が遊大に接近する。
「おい、耳塞げ!」
文活が全員に指示を出す。
「I'm not monsterrrrrrrrrrrrrr!(俺は獣じゃない)!」
大樹が遊大の真正面で叫ぶ。しかし遊大の鼓膜にはなんの影響もない。
「戻ってこい、夜空! みんなを唖然とさせる夢を純粋に語っていたあの頃のお前に!」
その後、4本の腕で殴りかかりながら語りかける大樹。それすらも軽々と捌く遊大は、最終的に大樹の腹に蹴りを入れる。大樹は吹き飛ばされ、凍り漬けの人形を突き破って中の小麦もろとも出てきた。
「秋晴! 投げる!」
大樹は上空で小麦を掴んで真上に投げ飛ばす。小麦はその後、手を叩いて大量の小麦粉を遊大の周りに撒き散らした。
「ハウ・トゥ・ワールド・ドミネーション! 死にたいと謳う歌(デス・ウィッシュ・ソング)!」
そこに後方空中に回り込んだ颯天が大量のミサイルを撃ち込む。小麦粉との粉塵爆発で威力はかさましされていた。
本当にやるしかないのか。あの遊大と殺す気でやらないといけないのか。
まだ迷いを断ち切れない者もいる中、遊大が先制攻撃をする。
彼の背後からワープゲートが出現し、そこから無数のタコの足が伸びてくる。
それらを颯天はミサイルで片っ端から破壊した。
「こうなる覚悟は済ませたはずだろ! やるぞ、カスども!」
その言葉に全員の思いが一致した。
もう後には引けないと。
*
「ラーメン・ショップ・グロテスク! 醜悪な世界平和(グロテスク・ピースフル)!」
小麦が植物の小麦でできた巨大な人形を作り出し、両手で遊大を叩こうとする。遊大はそれを両の指先で止めた。効かないことはなんとなく分かっていたが、指で止められるとは思っていなかった小麦。しかし心は折れない。
「また一緒に食べよ! とんこつラーメン! 何度だって作ってあげるから!」
「どうでもいいね。そんなもの」
人形の手を受け止める遊大の指先から、強力な冷気が発する。それは瞬く間に人形を凍り漬けにし、中の小麦を低体温にした。
その人形を登って、大樹が遊大に接近する。
「おい、耳塞げ!」
文活が全員に指示を出す。
「I'm not monsterrrrrrrrrrrrrr!(俺は獣じゃない)!」
大樹が遊大の真正面で叫ぶ。しかし遊大の鼓膜にはなんの影響もない。
「戻ってこい、夜空! みんなを唖然とさせる夢を純粋に語っていたあの頃のお前に!」
その後、4本の腕で殴りかかりながら語りかける大樹。それすらも軽々と捌く遊大は、最終的に大樹の腹に蹴りを入れる。大樹は吹き飛ばされ、凍り漬けの人形を突き破って中の小麦もろとも出てきた。
「秋晴! 投げる!」
大樹は上空で小麦を掴んで真上に投げ飛ばす。小麦はその後、手を叩いて大量の小麦粉を遊大の周りに撒き散らした。
「ハウ・トゥ・ワールド・ドミネーション! 死にたいと謳う歌(デス・ウィッシュ・ソング)!」
そこに後方空中に回り込んだ颯天が大量のミサイルを撃ち込む。小麦粉との粉塵爆発で威力はかさましされていた。
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