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同棲七日目、お仲間到来。〜勇者視点〜
しおりを挟むヒモになろう。
開幕早々にしてクズ宣言をかますのは、先日魔王幹部を単身で討伐した人類最強の男のセリフである。魔王の窮地をいち早く看破し、見事間一髪のところで救い出したのだ。
しかし待って欲しい、と彼はいう。
いつからそんな英雄願望を抱いただろうか、本当に心の内で望むものはないかと考えた時、美少女に甘やかされながら残りの人生を謳歌することだと結論付けた。
決して、強敵と戦い世界を救うことではない!!
だって世界が滅ぼうが、自分が幸せならそれでいいじゃん!?
と。
ここまででは理解に苦しむだろう。
───なんと、彼は勇者だった。
「朝は具が沢山詰まったサンドイッチを堪能しよう。で、眠くなったら二度寝の準備だ。無理はよくない、休養は大切だ。昼頃になったら、山菜入りパスタでも作って腹を満たそうか。穏やかな日差しを浴びつつ外で遊んで、夜は再びベットでゴロゴロ。は~、人生最高っ!」
最低である。
「朝から元気ね、ゆー。ねね、今日は何して遊ぶ?」
寝室に飛び込んできたのは、我が同棲相手である。
実はその正体が魔王だったらしいが、あれ以降その辺りはノータッチである。なにせ勇者と魔王が同棲などと知られたら、この世界に激震が走るだろう。
無論、当人としてもあまり考えたくない。
まだ一日も始まったばかりだというのに、その少女は既に準備万端だった。しなやかに伸びる美しい銀色の長髪を櫛で整え、ミント系の爽やかな香水の匂いが鼻孔を擽る。お化粧にも最近は随分と力をいれているようだった。
「んーここ一週間遊びまくったしな」
思い返すと、家の近くの場所をありったけ探索し、デートを重ねた。自分でも不思議なくらい彼女といると居心地がよく、きっかけなど無しに自然と受け入れてしまっていた。
「別に今日くらいゆっくりしてもいんじゃないか?」
「ダメ、時間は無駄にできないわ!」
「いやでも俺達使命とか責任とか、ありとあらゆる物を投げ捨ててここにいるんだし……溢れ余るくらいの時間はあると思うんだが?」
グサッと両者胸に突き刺さる言葉を吐いてしまう。
絶賛行方不明中の魔王、マナ様はこほんと咳払いをする。
「だからこそ、時間を大切にするの。本来こうしてゆっくりしていられないはずの時間を使っているのだから、せめて遊び尽くさないとっ」
「そんなこと言って、自分が遊びたいだけじゃん」
これ以上言うと、本気で機嫌を損ねないので上体を起こした。
確かに、ベットでゴロゴロするのは夜にもできる。日が照っている時間くらいは、外に出て遊ぶくらいした方が効率的と言えるな。
「分かった、分かった。じゃあ───」
瞬間、息を呑む。
「「何かいる」わ」
同時に窓の先の同じ方面を見た。特別視認した訳ではないが、念入りにと張り巡らせた結界を何者かが破る反応があった。
「(単なる野生動物ではなく、動き的に人型の生物……方向的に、ちょうどこっちに向かってきているみたいだ。数は三人か?)」
仕方ない。誰かは知らないが、出迎えよう。
もしも敵なら容赦しない。三秒で殺す。
「どうする。どっちが行く?」
「ゆーが行って。多分人間だわ」
魔界領に人間の反応。
そんなことが出来る人間は、限られている。十分な戦力を持ち、滞在しても生存の見込みがある程の実力を持つ集団。勇者パーティーだ。
「仲間かもしれない。様子を見てくる」
「分かったわ。私は隠れ部屋に移動するわね」
カーペット下のボタンを起動し、隠し部屋への通路を開く。この家に招待した際、魔族の姿があったらそれだけで交戦に入るかもしれない。変な誤解を招くなら姿を隠した方が効果的だ。
とはいえ、様子は気になるようで通路を閉じてからも小窓からこちらを覗いていた。万が一仲間割れなんてことがあったら助太刀する気だろう。無論戦うつもりはないが。
そうこう言っている内にその存在は、玄関まで辿り着いた。
結界は勇者の仲間ならば、認知しない内に纏っている武具、神器がその効力を自動的に打ち消してしまう。勇者と魔王のダブル結界でも神器はお構いなしだ。
「誰かいるのかな」
「中に明かりがある。誰かいるわ」
「魔族かもしれない、みんな気を引き締めろ」
───コンコンコン。
「ちょ、あんたなんでノックなんてしてんのよ」
「え~だって勝手に入ったら失礼だし」
「言ってる場合か!?」
何故だろう。
このお馬鹿なやり取り少し懐かしい。
それと同時に、もの凄い安堵が押し寄せた。
「(生きてたんだな……良かった)」
流しそうな涙を堪えて明るく出迎える。
扉が開かれた瞬間、「よっ」と手を上げた。
「りゅーくんっ!?」
「りゅうっ!」
「リュウ、生きてたのか!?」
「ティアにローラ、アッシュも……久しぶり。悪いが今はユウと名乗っている。そっちで呼んでくれ」
「あぁ……良かったぁ、みんな無事だったぁ~」
ぎゅぅうとティアがタックルをかましてくる。
この小動物みたいに甘えてくる感じといい、スキンシップも極端に多い奴だった。明るい性格の持ち主で、人情味あるムードメーカーだ。
「こらこら、俺の服で涙を拭くな」
「だってぇぇ……っ」
会って早々この様子じゃ、別れた時は随分苦労しただろう。残る二人に目を向けると、疲れが浮かぶ様だった。
「───良かった、無事だったのね」
クールな聖女様だ。主に戦況を冷静に判断し、的確に治癒魔法を使って味方を支援してくれる正にパーティーの要の様な人間。そんな彼女が、今は眦に涙を浮かべている。
「なんだよ。お前も寂しかったのか?」
「……そんな口が叩けるくらいなら、あんたは無事みたいね。あーあ、心配して損した」
久しぶりの再開なのに冷たい。
ブレないな、ローラは。
「おいおい、ローラ。リュウがいなくて毎晩毎晩夜泣きしてた癖に我慢しなくていいんだぜ?」
「ちょ、馬鹿あんた。それを言うなっ!」
「とアッシュは言ってるみたいだが本当かなぁ?」
「まじ殺す」
ローラさん、殺すなんて怖いですわ。
仮にも聖女様が使う言葉ではないですわ。
「アッシュも元気そうだな」
「あぁ、リュウ……じゃなくてユウも無事でよかった。こんな所でスローライフを送ってるなんて、思いもしなかったぜ」
「他に行き場所が無かったんだから仕方ないだろ? あの時こっちは割と瀕死だったんだぞ? ガルバドスの毒を貰ってさ」
ガルバドスの名を出すと、露骨に三人は気分を落とした。少なからず酷い目にあったのは間違いなさそうだ。
「俺達も結構痛い目を見た。俺は全身噛まれまくって四十度越えの発熱が三日続いた。本気で死ぬかと思ったぜ」
「他のふたりは無事だったのか?」
「ボッコボコに殴られたり、服を剥かれたりと散々だったがな。悲鳴はおろか表情ひとつ変えなかったもんで、興味を無くしちまったらしい。奴が去ってからはローラが渾身の治癒魔法をかけてくれて事なきを得た。今生きてるのも割と奇跡だぜ」
どうやらローラが身体を張って皆を守ってくれたらしい。
「あんな奴に触られても何も思わなかったわよ、せいぜい虫が纏わりついてんのかな~くらい」
目に浮かぶぜ。
涙を堪えながら必死に耐えるお前の姿。
感情を表に出さないよう、必死に生きる為に堪えたこと。
「ありがとうな、ローラ」
せめてもの償いとして、ローラにもハグしてやった。
ガルバドスよりはマシなはずだ、多分。
「ちょ、あんたっ、えっ何してんのよ!?」
「あーー! ローラだけずるいっ、あたしもっ!」
随分と賑やかな雰囲気が戻って来た。昔からずっと組んでいたパーティー仲間、いつか魔王討伐を夢見て始まりの街から必死に訓練して強くなった。
「ちょ、離しなさいよユウっ」
「ダメだ。あのクソ野郎の成分が抜けるまではこうする」
「あーー、もう抜けた抜けたからっ! もぅ、こんなに抱きつかれたら逆にもっと欲しくなっちゃう……」
「あ? 何だって?」
「もう禁止、十分だからぁ~っ!」
もう十分らしい。
大切な仲間が傷付けられたと思うと、殺した後の今になっても途方もない憎悪が湧いてくる。
「まあ、安心しろ。あいつは俺が責任をもって始末した。近くの街で偶然出会した時にな」
「「「えっ!?」」」
そりゃそんな顔になるわな。
行方不明だった勇者が実は単身で幹部をぶっ殺していたなんて聞いたら、こいつ何者だよってツッコミたくなる。
「詳しい話は中でしよう。リビングに座っててくれ」
その後は色々と話をした。
彼らは、アッシュの症状が緩和するまで森の近くで野営を続け、女子二人のメンタルも戻る頃合いで移動を開始したという。その際に偶然この家を見つけたというのだから、奇跡の巡り合わせだ。
勇者の存在がなくとも、戦意を最後まで失わず生き残ろうとしてくれたことには感謝以外出てこない。
「で、ゆうくんは今一人で住んでるんだよね」
「え? あ、あー。うん、そだよ」
「へぇ、じゃあ久しぶりに皆でお泊まり会なんてのもいいかもね。見た所部屋もいくつか余ってそうだし」
おや? 話がまずい方向に。
「ははっ、そりゃあいい! 正直こっちは野営続きであんまり眠れてねぇんだ。悪いが部屋を貸してくれると嬉しい」
「あ~、まぁ別にそれくらいなら……いいのか?」
何とか出来るか、と暖炉の裏の通路に隠れて居るであろうマナへと視線を送る。帰ってきたのは、今世紀史上経験したことのない程に濃密な"殺意"だった。
「(なんで!?)」
もしや、お泊まり会に知り合い以外が混ざると何がなんでも排除する過激派タイプだったのか。
だが話がここまで進んだ以上、何とかするしかない。
「ユウ、ちょっと御手洗借りるね」
ローラが席を立ったのでトイレの場所を案内する。迷路構造ではなく隠し部屋と飛鉱機龍の存在がなければ至って普通の間取りを持つ家なので、すぐに分かって貰えた。
待っている必要も無いのでその間にリビングに。
「しっかし、一人にしちゃかなり広いよなこの家。自分で作ったんだろ?」
「あ、ああ。『亜空間収納』とか使えば割と何とかなったな。大きさは適当だよ適当」
「怪しいなあ。もしかして女とか匿ってたりしてな、あはは!」
えぐいって。ピンポイントすぎるってその言葉。
「むっ、本当なの! ゆうくん!?」
「いやいや誤解誤解。信じてくれよ~」
その時、後ろにローラの気配が近付いてきた。
トイレから戻ってきたらしい。ナイスタイミング!
「あっローラ。お帰り───」
「ねえ、ユウ。ここにあるコップと歯ブラシ。誰の?」
終わったわ。
鬼の形相でこっちを見ていた。
「明らかにこれ女物のやつよね、可愛らしいピンク色。もう一個は青色で区別してあったからこっちがあんたのやつ」
凄い鋭い。
それが俺のやつで~という言い訳が潰れた。
「偶然見えちゃったのよ。トイレから帰る時洗面所の前を通るからさ。開けっ放しだったから何気なくみただけなんだけど」
「いやあ、なんでだろうな~、不思議だな~」
ダダッと神速の動きでキッチンに向かうティア。
人類最強格の前線担当がこんな所で全力移動したら、全く制御のしようがない。
「隊長! こっちには食器やフォークが二組見つかりました。間違いありません、ゆうくんは何かを隠しています!」
いらない事しないでお願いだから。
「ははーん、ってことはユウ。俺達が苦しんでいる中お前は女と二人で同棲してた訳か」
「アッシュ、お前まで! 助けてくれてもいいじゃんか!」
「いや、こっちとしちゃこの上なく羨ましいシチュエーションだからよ。嫉妬だ嫉妬、だからせいぜい苦しめ」
「こいつぅ……!」
仕方ない。言い逃れ最終奥義を使おう。
「認めるよ、確かに俺は女の子と過ごしてる。だが特別な意味は無い。近くで気を失って倒れていた少女を助けたんだ。ティアより小さいちんちくりんの5歳も同然の女の子だ。恋愛感情なんて微塵も抱いてないよ」
完璧だ。
こう言っておけば、何も言えないはず。
あれ、なんで皆固まってるんだ?
それに視線が俺じゃなくて別の……。
マナが涙まじりに出て来ていた。
「いや。出てきちゃダメじゃん」
勇者、人生最大のピンチ。
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