異空間から始まる40歳の冒険

ホー助

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九死に一生

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どれくらい寝ていたのだろう?

目が覚めると二人が座椅子に座りながら眠っていた。


マサトは布団から出ると全身を軽く動かし痛みが無いのを確認する。


「ん、んん、ん…。
ああ、ご主人様起きたか。
良かった…。」

アンナの顔がクシャクシャになりながら泣き喜んだ。


「ハルナ、ハルナ!
ご主人様が起きたぞ!」


「え?あ…。
ご主人様良かった…。
ちゃんと生きてる…。」


3人は抱き合いながらお互いの生を喜ぶ。


「ん?アンナは服も血だらけしゃないか。
風呂に行こう、今日は俺が背中流してやるぞ。」


「ハルナも良かったら背中流してやるぞ。」


そう言い先に風呂へ向かう。




「ご主人様、来たぞ!」


アンナには羞恥心というのはないのだろうか?


その後ろにバスタオルを巻いたハルナが立っていた。

「ご、ご、ご主人様…
む……む…無理!
無理!無理!無理!無理!無理!無理!」


ハルナは顔を真っ赤にしながら飛び出していった。




「ご主人様、風呂から出たら倒したオーガを見に行こう。
オーガの素材は高く売れるらしいぞ。
それに倒したゴブリンの魔石も抜かないといけないしな。」


「ちょっと怖い気もするが…
そうだな、後で行こう。」


ハルナは部屋に戻っていってしまったので、部屋の扉越しに出かけてくる事を伝えると勢いよく扉が開く。


「え!
ご主人様大丈夫なんですか?
今日はゆっくりされたほうが…。」


「気怠い気がするが大丈夫だよ。
このままオーガを放置してゴブリン共に喰われたりしたらもったいない。
それにアンナが頑張って倒したんだ。
このオーガの魔石は記念に取っておきたいしな。」


「分かりました。
十分気よつけてくださいね。
アンナもご主人様の事をよろしくお願いします。
私は夜ご飯の準備をしておきます。」



アンナと二人で異空間から出るとオーガ1体と大量のゴブリンが死んでいた。


「凄い。
これ全部アンナが倒してくれたんだよな。
本当にありがとう。」


「なに、私はご主人様を守るのが仕事だよ。
今回は守りきれずに大怪我をさせてしまってすまない。」


アンナの尻尾がシュンと下を向いてしまっている。


「気にするな。
俺も油断してたとはいえ、いきなりオーガにバックアタックくらうとは思ってなかったしな。
それにアンナは俺やハルナを最後まで守りきってくれたじゃないか。
胸を張れよ。」


「そうだな。
さっ、とっとと解体して戻ろう。」


先程とは一変して尻尾がブンブン揺れる。

本人は気付いているんだろうか?
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