36 / 58
ダンジョン初攻略の日
しおりを挟む
ダンジョン5階層では極力敵とエンカウントしないように最短ルートで転移の石碑を目指す。
転移の石碑とは各階層に必ず1つ以上あり、それに触れると 今まで行った事がある階層に転移出来るというファンタジーならではの謎テクノロジーだ。
しかも今まで発見されているダンジョンでは各階層の最低でも1つは下に降りる階段の所にあるという親切っぷりだ。
ちなみにこのダンジョンは初心御用達の為、先駆者達が各階層の至る所に階段への立て看板を建ててくれている。
そんな訳で看板を頼りにひたすら走った結果、半日で5階層を切り抜け地上に戻ってきた。
約2週間ぶりに戻ったダンジョン前だが、入る前と変わらず露店は盛況だ。
ここでも素材や魔石を買い取ってくれるようだが冒険者ギルドに持ち込むよりも2割程度安く買い叩かれる。
マジックバックを持っていない冒険者パーティーはここで売って、また再アタックといのを繰り返す事も多いのでwinーwinの関係なのかもしれない。
マサトとアンナは当然ここでは売らず冒険者ギルドに持ち込む。
「アンナ、久々にダンジョンから出れたけど、裏異空間があったおかけで他の冒険者達みたいに疲労も少なく済んだな。」
「ああ、しかもご主人様の加護のおかけで私はかなりレベルアップできたし、他の冒険者達に申し訳ないばかりだ。」
「おっ、定期馬車が来てるぞ!
とっとと町に戻ってギルドへ直行しよう。」
マサトがそんな事を言っているが冒険者ギルドとダンジョンを結ぶ直行便なので、降りたら直ぐ前は冒険者ギルドなのだが。
外を眺めると森の木々は紅葉が終わりにさしかっており、近いうちに冬がやってくるのかもしれない。
「なぁアンナ、この辺りの冬って雪は降るのか?」
「ああ、降るには降るが馬車が出せなくなるほどは降らないぞ。」
「私が住んでいた村は山の方だったから冬になると他の村や街へは行けないくらい降ってたがな。」
アンナとたわいもない話をしする。
ただケツの痛みは全く慣れない。
行きもだが帰りも体力をゴリゴリ削られる。
そして暫くすると街の門をくぐり冒険者ギルド前に到着する。
「魔石と素材を納品してその金で武器屋に行って剣のメンテナンスをしてもらおう。
見た目はまだ大丈夫そうだが、素人が判断するよりプロに見てもらった方が安心だしな。」
「そういうものか…。
いや、反対とかじゃなくて私はご主人様のおかけで強くはなったけど、武器や装備の事など何も知らないなと思ってな…。」
「そこは俺も一緒だよ。
俺だってアンナに出会うちょっと前まで剣すら握った事などなかったんだしな。
お互い少しずつ勉強していけばいいさ。」
「そうだな。
ただ少しずつだと、ご主人様の年齢的にベテランになった頃には引退なんじゃないか?」
笑いながらアンナがおどけるが、意外に当たっているかもしれないのが悲しい。
そんな事を思いながら受付カウンターに並ぶ。
「はい次の方どうぞ。」
メガネをかけたヒョロっとしたおじさんが受付をしてくれる。
「ダンジョン帰りだね。
じゃぁ隣の机に買い取る素材を全部出して。」
そう言われ魔石を全てと自分達で食べる以外の肉や素材を出す。
「マジックバック持ちなんだね。
結構倒してきたねぇー。
これだけ倒せれば脱初心者と言ってもいいくらいだよ。」
オジサンがかなりヨイショしてくる。
ただ殆のモンスターはアンナが倒したものだけどな。
マジックバック自体は貴重だが流石はギルド職員なので見慣れているのか、それ以上突っ込んでくる事はなかった。
一個一個の素材の値段は初心者ダンジョンのモンスターというのもあり凄く安いが、数がそれなりにあったので思った以上の稼ぎになった。
後々で聞くと上級冒険者や中級冒険者が、初心者ダンジョンを短期間で何周もして素材を大量に持ち込む事もあるので、マサト達が大量に持ち込んでも不思議がられる事はかった。
「さて、そこそこ稼げたから武器屋に行こう。」
ギルドを出ると空気は乾燥し風が冷たかった。
集団で空を飛ぶ鳥を見て渡り鳥なのかなど考えながら歩いたら、いつの間にか武器屋に到着していた。
「こんにちはー。」
扉を開けると前と同じドワーフのオジサンがいた。
自分の店なんだから居て当たり前なんだが。
「ダンジョンで籠もって剣の練習してて、今日出てきたんですが、剣の傷みとか大丈夫か見てもらいたくて来ました。」
「ほう、剣に疎い初心者の癖にメンテナンスに気を使うとは感心だ。
取りあえず見せてみろ。」
マサトとアンナはカウンターに剣を出す。
「ところどころ欠けているな。
前よりは剣の技術も上がったようだが軸が少しズレている。
もっと精進する事だ。
ただ大切に使っていたのは剣を見れば分かる。」
マサトもアンナも見だけでは、どこが痛んでいるのか全く分からなかったが、流石プロが見れば剣の傷んでる場所が分かるようだ。
「この程度なら2~3日あれば直せれるがどうする?」
「急いでいませんので直して下さい。」
そう言い代金を前払いし武器屋を後にする。
「さて、寒くなってきたから急いで酒を買って帰ろう。」
転移の石碑とは各階層に必ず1つ以上あり、それに触れると 今まで行った事がある階層に転移出来るというファンタジーならではの謎テクノロジーだ。
しかも今まで発見されているダンジョンでは各階層の最低でも1つは下に降りる階段の所にあるという親切っぷりだ。
ちなみにこのダンジョンは初心御用達の為、先駆者達が各階層の至る所に階段への立て看板を建ててくれている。
そんな訳で看板を頼りにひたすら走った結果、半日で5階層を切り抜け地上に戻ってきた。
約2週間ぶりに戻ったダンジョン前だが、入る前と変わらず露店は盛況だ。
ここでも素材や魔石を買い取ってくれるようだが冒険者ギルドに持ち込むよりも2割程度安く買い叩かれる。
マジックバックを持っていない冒険者パーティーはここで売って、また再アタックといのを繰り返す事も多いのでwinーwinの関係なのかもしれない。
マサトとアンナは当然ここでは売らず冒険者ギルドに持ち込む。
「アンナ、久々にダンジョンから出れたけど、裏異空間があったおかけで他の冒険者達みたいに疲労も少なく済んだな。」
「ああ、しかもご主人様の加護のおかけで私はかなりレベルアップできたし、他の冒険者達に申し訳ないばかりだ。」
「おっ、定期馬車が来てるぞ!
とっとと町に戻ってギルドへ直行しよう。」
マサトがそんな事を言っているが冒険者ギルドとダンジョンを結ぶ直行便なので、降りたら直ぐ前は冒険者ギルドなのだが。
外を眺めると森の木々は紅葉が終わりにさしかっており、近いうちに冬がやってくるのかもしれない。
「なぁアンナ、この辺りの冬って雪は降るのか?」
「ああ、降るには降るが馬車が出せなくなるほどは降らないぞ。」
「私が住んでいた村は山の方だったから冬になると他の村や街へは行けないくらい降ってたがな。」
アンナとたわいもない話をしする。
ただケツの痛みは全く慣れない。
行きもだが帰りも体力をゴリゴリ削られる。
そして暫くすると街の門をくぐり冒険者ギルド前に到着する。
「魔石と素材を納品してその金で武器屋に行って剣のメンテナンスをしてもらおう。
見た目はまだ大丈夫そうだが、素人が判断するよりプロに見てもらった方が安心だしな。」
「そういうものか…。
いや、反対とかじゃなくて私はご主人様のおかけで強くはなったけど、武器や装備の事など何も知らないなと思ってな…。」
「そこは俺も一緒だよ。
俺だってアンナに出会うちょっと前まで剣すら握った事などなかったんだしな。
お互い少しずつ勉強していけばいいさ。」
「そうだな。
ただ少しずつだと、ご主人様の年齢的にベテランになった頃には引退なんじゃないか?」
笑いながらアンナがおどけるが、意外に当たっているかもしれないのが悲しい。
そんな事を思いながら受付カウンターに並ぶ。
「はい次の方どうぞ。」
メガネをかけたヒョロっとしたおじさんが受付をしてくれる。
「ダンジョン帰りだね。
じゃぁ隣の机に買い取る素材を全部出して。」
そう言われ魔石を全てと自分達で食べる以外の肉や素材を出す。
「マジックバック持ちなんだね。
結構倒してきたねぇー。
これだけ倒せれば脱初心者と言ってもいいくらいだよ。」
オジサンがかなりヨイショしてくる。
ただ殆のモンスターはアンナが倒したものだけどな。
マジックバック自体は貴重だが流石はギルド職員なので見慣れているのか、それ以上突っ込んでくる事はなかった。
一個一個の素材の値段は初心者ダンジョンのモンスターというのもあり凄く安いが、数がそれなりにあったので思った以上の稼ぎになった。
後々で聞くと上級冒険者や中級冒険者が、初心者ダンジョンを短期間で何周もして素材を大量に持ち込む事もあるので、マサト達が大量に持ち込んでも不思議がられる事はかった。
「さて、そこそこ稼げたから武器屋に行こう。」
ギルドを出ると空気は乾燥し風が冷たかった。
集団で空を飛ぶ鳥を見て渡り鳥なのかなど考えながら歩いたら、いつの間にか武器屋に到着していた。
「こんにちはー。」
扉を開けると前と同じドワーフのオジサンがいた。
自分の店なんだから居て当たり前なんだが。
「ダンジョンで籠もって剣の練習してて、今日出てきたんですが、剣の傷みとか大丈夫か見てもらいたくて来ました。」
「ほう、剣に疎い初心者の癖にメンテナンスに気を使うとは感心だ。
取りあえず見せてみろ。」
マサトとアンナはカウンターに剣を出す。
「ところどころ欠けているな。
前よりは剣の技術も上がったようだが軸が少しズレている。
もっと精進する事だ。
ただ大切に使っていたのは剣を見れば分かる。」
マサトもアンナも見だけでは、どこが痛んでいるのか全く分からなかったが、流石プロが見れば剣の傷んでる場所が分かるようだ。
「この程度なら2~3日あれば直せれるがどうする?」
「急いでいませんので直して下さい。」
そう言い代金を前払いし武器屋を後にする。
「さて、寒くなってきたから急いで酒を買って帰ろう。」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
学年一可愛いS級の美少女の令嬢三姉妹が、何故かやたらと俺の部屋に入り浸ってくる件について
マカロニ
恋愛
名門・雄幸高校で目立たず生きる一年生、神谷悠真。
クラスでは影が薄く、青春とは無縁の平凡な日々を送っていた。だがある放課後、街で不良に絡まれていた女子生徒を助けたことで、その日常は一変する。救った相手は、学年一の美少女三姉妹として知られる西園寺家の次女・優里だった。さらに家に帰れば、三姉妹の長女・龍華がなぜか当然のように悠真の部屋に入り浸っている。名門令嬢三姉妹に振り回されながら、静かだったはずの悠真の青春は少しずつ騒がしく揺れ始める。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる