異空間から始まる40歳の冒険

ホー助

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家族の絆

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翌朝、寝起きのコーヒーをリビング飲んでいるとアンナが昨日購入した奴隷を連れてきた。



「ご主人様おはよう。
体調も良くなったようだから挨拶させようと思ってな。」


「コーヒーを飲んだ後に様子を見に行こうと思っていたからちょうどよかった。」


アンナの後ろから気恥ずかしいそうに顔を覗かせ挨拶をする。


「お、御館様…。
私はクレアと申します。
以前は敗戦国の子爵領で魔法騎士をしておりました。
戦争での大怪我を治していただいてありがとうございます…。」


「おはようクレア。
そんなに緊張するな。
立ち話もなんたから適当に座ってくれ。」


「さぁクレア座ろう。
ご主人様は優しいんだ。
奴隷だからと恐縮する必要はないぞ。」


アンナがクレアに促す。



「さてと、まず俺はマサトだ。
大体の話はクレアから聞いていると思うが、魔力を上げる為にレベルアップしなくてはいけなくてね。
今はその旅をしているところだよ。」


そしてハルナが横にすっと座り自己紹介を始める。


「こんにちはクレア。
私はマサト様の正妻のハルナよ。
元気になって良かったわ。」


おい、いつ妻になったんだ。

ビックリしてハルナの顔を見ると少し顔が赤い。

多分奥手のハルナにアンナが何か仕込んだんだろう…。

まぁ悪い気はしないのでこのまま口は出さないでおこう。


「ところで体調はもういいのか?」


「はい、まだ怠い感じはしますが直ぐにでも戦えます。」


「いや、そんなに直ぐに戦わなくてもいいけど魔法騎士ってのはどんな事をするんだ?」


「通常、騎士はロングソードを持って国の内外の敵やモンスターと戦うのですが、魔法騎士は剣が魔法に変わったと思って頂ければ分かりやすいかと思います。
メインは魔法での攻撃でショートソードを護身用に1本持つのがスタンダードです。」


「魔法を使えるなら大歓迎だ。
俺もアンナも魔法が使えないからな。
ちなみにレベルはいくつだ?」


「レベルは20です。」


うっ、予想はしたが俺の倍か…。

「アンナにも聞いたと思うが、俺はレベルが低いいので俺を守りながら戦うのが仕事になると思ってくれ。」


「それと嫌じゃなければ昨日までの傷はどうしたのか教えてほしい。」


「はい、御館様もご存知だと思いますが私は敗戦兵です。
一度奪われた砦を他の兵と襲撃し、砦の城壁にハシゴかけ登っている途中に砦の上から高温の油をかけられ、あのような傷を負う事になったのです。」


クレアは下を向き涙を目に溜め拳をにぎりしめる。


痛く、苦しく、辛かっただろと思うと胸が締め付けられる。


マサトはクレアの手を握り言葉をかける。


「戦争は終わった。
過去の事を忘れるのは無理なのかもしれない。
でも過去に捕らわれていては前に進めないはずだ。
あの酷い傷は無くなったんだ。
心の傷はゆっくり治してしけばいい。
今日からクレアは家族だよ。」


クレアは目に溜めていた涙が崩壊した。

声を殺しながら泣いているクレアを見てアンナとハルナも涙を流す。



「辛気くさくなっちゃたな。
さぁ、クレアも一緒に朝ご飯を食べよう!」
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