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豪邸の新生活と、騎士の戸惑い
第30話 拒否するなんて、あたなバカですか?
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レンが案内したのは、無駄に広く、大きな窓から泉と庭が見渡せる、おそらくこの家で一番豪華な部屋だった。
中央にはふかふかの絨毯が敷かれ、壁には美しい風景画が飾られ、そして部屋の奥には、レースの天蓋がついた巨大なベッドが鎮座している。
「こちらの鏡は、前に立つことで対象のバイタルチェックが表示されます」
レンが部屋の隅にある大きな姿見を指さす。アランが試しに立ってみると、鏡の表面に緑色の文字やグラフのようなものが浮かび上がり、心拍数やら体温やらが表示された。
「うおっ!? なんだこれ!?」
「話しかけると基本的にポジティブな感じで励ましてくれますが、あまりしつこく話しかけると機嫌を損ねることがあるのでご注意ください。利用者が『世界で一番美しいのは貴方です』と繰り返し言わせていたことで障害が発生した事例があります」
「や、やめとく……」
アランの返事を受けて、レンはくるりと振り返り、今度はクローゼットの前に立った。
「こちらのクローゼットに汚れた衣類を入れて扉を閉めていただきますと、約 3 . 2564 秒後に自動で洗浄、乾燥、折り畳みが完了します」
「服が勝手に綺麗になるのか!?」
子どもたちが目を輝かせる。
コクリと頷くレン。
レンが壁の一部を指すと、そこがスライドして開き、小さな個室が現れた。
「邸内には大浴場も完備しておりますが、緊急時や簡易的な洗浄はこちらのユニットでも可能です」
レンが、泥遊びでもしてきたのか少し汚れていたミミーニャを手招きし、その個室の中に立たせる。
「きゃっ!?」
ミミーニャが驚く間もなく、個室の天井から柔らかな光と温かいミストが降り注ぎ、彼女の体を包み込んだ。
そして数秒後、光とミストが消えると、そこに立っていたミミーニャは、髪も体も、服までもが、まるで新品のように綺麗になり、ふんわりと良い香りを漂わせていた。
「わー! すごい! アタシ、ピカピカになったぞ!」
ミミーニャは自分の体を見回し、大喜びだ。
アランは開いた口が塞がらなかった。
先ほど、畑のことですっかり豪邸への警戒心が薄れていたが、これらの不思議な魔法を目の当たりにし、改めてこの場所の異質さを思い知らされる。
不安になったアランは、広大な畑が手に入ったことを思い出し、そこでこらから育っていくであろう作物のことに思いを馳せる。
そして、アランは改めて主寝室を見回した。
「……色々と凄いのはわかったが、ここじゃ落ち着いて眠れそうにないな」
訳の分からない機能もお断りだが、こんな貴族趣味丸出しの部屋では、絶対に落ち着いて眠れるはずがない。自分は畑のことを考えながら眠りたいのだ。
「旦那様? 何か問題でも?」
レンが首を傾げる。
「いやいや、問題しかないわ!」
レンは相変わらず無表情だったが、アランはその微妙な表情の変化を読み取っていた。
もちろん勘違いの可能性があることはアランとてわかっている。
……のだが、おっさんの勘、もしくは人間不信による斜め下の解釈が、いまのレンの表情をして
「これだけ素晴らしい部屋を用意したのに拒否するなんて、あなたバカですか?」
と読み取った。そしてちょっとイラッとした。
「いやいやいや、広すぎる! 豪華すぎる! 天井が高すぎる! しかも、わけのわからん魔法で溢れてる! こんなところで安心して眠れるか!」
「では、他の部屋をご覧になりますか? お客様用の寝室も複数ございますが」
「もっとこう、狭くて、地味で、落ち着ける部屋はないのか!? できれば畑に近い 1 階がいい!」
アランがレンと押し問答をしている間、ずっと黙って着いて来ていたブリジットが、トリンに支えられながら、おそるおそる部屋の中を見まわしていた。
(ここは……一体……? 王城……いや、それ以上に……神々の住まう天上の宮殿ですら、これほどではないやもしれぬ……)
彼女の目には、信じられない光景が広がっていた。
壁も床も、見たことのない滑らかな素材で作られ、照明もないのに室内は自然光のように明るく、常に清浄な空気が循環している。
そしてこれらの奇跡をもたらしたのが、どうもレンと呼ばれる女性であることがわかった。
そして、そのレンが旦那様と呼ぶアラン……いったい何者なのか。
(アラン殿……やはり、ただ者ではない。これほどの奇跡で満ちた部屋を与えられても、まるで当然のように拒否……。この方は一体、どれほどの力と知識を秘めておられるのだ……)
ブリジットの中で、アランが「レンのような超絶的な存在を使役する凄まじい力の持ち主」という考えが、確立されつつあった。
そんな中、アランはレンに案内させ、ようやく自分の理想に合う部屋を見つけた。
それは 1 階の隅にある、小さな窓が一つだけついた、おそらく本来この豪邸に仕えるはずだったメイドか、あるいは庭師などの下級の使用人のための部屋。
質素な木のベッドと小さな机、小さな棚があるだけの、飾り気のない部屋だ。
広さも、以前の小屋ほどしかない。
「こちらは時代演出用の小部屋で、居住支援機能は最小限のものしか備わっていませんが……よろしいのですか?」
レンが確認するように尋ねる。
アランは即決した。
「よし、ここがいい! ここなら落ち着いて寝れそうだ。 俺は今日からここで寝る!」
アランがそう宣言すると、レンは黙って頷いた。
「承知しました。旦那様の寝室として登録します」
「それでヨシ! あと、皆は好きな部屋を選んでいいぞ!」
アランの言葉に子どもたちは大喜び。
その様子を見ていたブリジットは、さらにアランへの尊敬を深めていく。
(これほどの豪邸であるにも関わらず、ご自身は質素な小部屋を選ばれるとは! なんと無欲で、高潔な方なのだ……。 富や権力には全く興味を示されず、ただ静かに世界を見守っておられる……まさに聖人の御姿……)
彼女の中で、アランの評価は天元突破していた。
こうして、アランたちの新しい生活の拠点は、辺境の荒野にそびえ立つ白亜の豪邸に決まった。
波乱に満ちた新生活が、今まさに始まろうとしている。
中央にはふかふかの絨毯が敷かれ、壁には美しい風景画が飾られ、そして部屋の奥には、レースの天蓋がついた巨大なベッドが鎮座している。
「こちらの鏡は、前に立つことで対象のバイタルチェックが表示されます」
レンが部屋の隅にある大きな姿見を指さす。アランが試しに立ってみると、鏡の表面に緑色の文字やグラフのようなものが浮かび上がり、心拍数やら体温やらが表示された。
「うおっ!? なんだこれ!?」
「話しかけると基本的にポジティブな感じで励ましてくれますが、あまりしつこく話しかけると機嫌を損ねることがあるのでご注意ください。利用者が『世界で一番美しいのは貴方です』と繰り返し言わせていたことで障害が発生した事例があります」
「や、やめとく……」
アランの返事を受けて、レンはくるりと振り返り、今度はクローゼットの前に立った。
「こちらのクローゼットに汚れた衣類を入れて扉を閉めていただきますと、約 3 . 2564 秒後に自動で洗浄、乾燥、折り畳みが完了します」
「服が勝手に綺麗になるのか!?」
子どもたちが目を輝かせる。
コクリと頷くレン。
レンが壁の一部を指すと、そこがスライドして開き、小さな個室が現れた。
「邸内には大浴場も完備しておりますが、緊急時や簡易的な洗浄はこちらのユニットでも可能です」
レンが、泥遊びでもしてきたのか少し汚れていたミミーニャを手招きし、その個室の中に立たせる。
「きゃっ!?」
ミミーニャが驚く間もなく、個室の天井から柔らかな光と温かいミストが降り注ぎ、彼女の体を包み込んだ。
そして数秒後、光とミストが消えると、そこに立っていたミミーニャは、髪も体も、服までもが、まるで新品のように綺麗になり、ふんわりと良い香りを漂わせていた。
「わー! すごい! アタシ、ピカピカになったぞ!」
ミミーニャは自分の体を見回し、大喜びだ。
アランは開いた口が塞がらなかった。
先ほど、畑のことですっかり豪邸への警戒心が薄れていたが、これらの不思議な魔法を目の当たりにし、改めてこの場所の異質さを思い知らされる。
不安になったアランは、広大な畑が手に入ったことを思い出し、そこでこらから育っていくであろう作物のことに思いを馳せる。
そして、アランは改めて主寝室を見回した。
「……色々と凄いのはわかったが、ここじゃ落ち着いて眠れそうにないな」
訳の分からない機能もお断りだが、こんな貴族趣味丸出しの部屋では、絶対に落ち着いて眠れるはずがない。自分は畑のことを考えながら眠りたいのだ。
「旦那様? 何か問題でも?」
レンが首を傾げる。
「いやいや、問題しかないわ!」
レンは相変わらず無表情だったが、アランはその微妙な表情の変化を読み取っていた。
もちろん勘違いの可能性があることはアランとてわかっている。
……のだが、おっさんの勘、もしくは人間不信による斜め下の解釈が、いまのレンの表情をして
「これだけ素晴らしい部屋を用意したのに拒否するなんて、あなたバカですか?」
と読み取った。そしてちょっとイラッとした。
「いやいやいや、広すぎる! 豪華すぎる! 天井が高すぎる! しかも、わけのわからん魔法で溢れてる! こんなところで安心して眠れるか!」
「では、他の部屋をご覧になりますか? お客様用の寝室も複数ございますが」
「もっとこう、狭くて、地味で、落ち着ける部屋はないのか!? できれば畑に近い 1 階がいい!」
アランがレンと押し問答をしている間、ずっと黙って着いて来ていたブリジットが、トリンに支えられながら、おそるおそる部屋の中を見まわしていた。
(ここは……一体……? 王城……いや、それ以上に……神々の住まう天上の宮殿ですら、これほどではないやもしれぬ……)
彼女の目には、信じられない光景が広がっていた。
壁も床も、見たことのない滑らかな素材で作られ、照明もないのに室内は自然光のように明るく、常に清浄な空気が循環している。
そしてこれらの奇跡をもたらしたのが、どうもレンと呼ばれる女性であることがわかった。
そして、そのレンが旦那様と呼ぶアラン……いったい何者なのか。
(アラン殿……やはり、ただ者ではない。これほどの奇跡で満ちた部屋を与えられても、まるで当然のように拒否……。この方は一体、どれほどの力と知識を秘めておられるのだ……)
ブリジットの中で、アランが「レンのような超絶的な存在を使役する凄まじい力の持ち主」という考えが、確立されつつあった。
そんな中、アランはレンに案内させ、ようやく自分の理想に合う部屋を見つけた。
それは 1 階の隅にある、小さな窓が一つだけついた、おそらく本来この豪邸に仕えるはずだったメイドか、あるいは庭師などの下級の使用人のための部屋。
質素な木のベッドと小さな机、小さな棚があるだけの、飾り気のない部屋だ。
広さも、以前の小屋ほどしかない。
「こちらは時代演出用の小部屋で、居住支援機能は最小限のものしか備わっていませんが……よろしいのですか?」
レンが確認するように尋ねる。
アランは即決した。
「よし、ここがいい! ここなら落ち着いて寝れそうだ。 俺は今日からここで寝る!」
アランがそう宣言すると、レンは黙って頷いた。
「承知しました。旦那様の寝室として登録します」
「それでヨシ! あと、皆は好きな部屋を選んでいいぞ!」
アランの言葉に子どもたちは大喜び。
その様子を見ていたブリジットは、さらにアランへの尊敬を深めていく。
(これほどの豪邸であるにも関わらず、ご自身は質素な小部屋を選ばれるとは! なんと無欲で、高潔な方なのだ……。 富や権力には全く興味を示されず、ただ静かに世界を見守っておられる……まさに聖人の御姿……)
彼女の中で、アランの評価は天元突破していた。
こうして、アランたちの新しい生活の拠点は、辺境の荒野にそびえ立つ白亜の豪邸に決まった。
波乱に満ちた新生活が、今まさに始まろうとしている。
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