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第一章 雨の夜、小鉢との出会い
第11話 再びダンジョンへ
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安宿での奇妙な一夜が明けた。
ぺちぺち。
ぺちぺち。
何かがガイノスの頬を叩いている。
「……ったく、なんだよ! ……ってお前か」
目を開くと、小鉢がガイノスの傍らにしゃがんで、ガイノスの顔を覗き込んでいた。
「おはようございます! ガイノスさん!」
「お、おう」
頭に血が巡っていくに従って、昨日からの一連のできごとを思い出したガイノス。
起き上がろうとしたガイノスは、自分の格好に気づくと、驚きの声をあげる。
「な、なんじゃこりゃ!?」
いつの間にかガイノスの上着が脱がされていて、身体中のあちこちに湿布が貼られていたのだ。
「ハイポーションを飲んでもらおうと思ったのですが、寝ているゲホッってなると思って、湿布にしました」
「ハイポーション!? お前、そんなの持ってたのか!?」
金貨 10 枚はするハイポーションは、飲んで良し、塗って良し、砂糖を入れても良しの高回復アイテムだ。
顔に手をやってみると、腫れあがっていた目は元に戻っているのが、湿布の上からでもわかる。身体を動かして見ると、脇腹の痛みも少なくかなり回復していることがわかった。
「はい。残りは飲んじゃってください」
そう言って小鉢は、当たり前のようにハイポーションの入った瓶をガイノスに手渡してきた。
ガイノスが、瓶に残った一口分のハイポーションを飲み干すと、身体に残っていた痛みもすべて消えてしまった。
「金貨 10 枚……酒場の喧嘩で使っていいもんじゃねーな」
飲み干したハイポーションの瓶を目の前で揺らしながら、ガイノスはそう独り言ちた。
ふと気づくと小鉢が目をキラキラさせて、ガイノスの顔を覗き込んでいた。
「おケガはなおりましたか?」
「おぉ。こんな高価なものを使わせて悪かったな……」
「……」※小鉢
「……」※ガイノス
「……」※小鉢
「……」※ガイノス
小鉢の目が何かを期待しているかのように、ガイノスの目を見ている。
「あ、ありがとう?」
ガイノスが礼を言うと、小鉢の満面に笑顔が浮かぶ。
「はい! どういたしましてです!」
胸の前で両手を合わせ、無邪気に喜ぶ小鉢を見て、ガイノスは思わず苦笑いを浮かべた。
「さぁ、朝飯を喰ったら、ダンジョンだ!」
――――――
―――
―
ガイノスと小鉢の冒険者パーティ『リスタート』。
今日はその初陣である。
ダンジョンの入り口は、街の喧騒から隔絶されたかのように、ひんやりとした空気に包まれていた。
巨大な石造りのアーチをくぐると、そこはもう地上とは違う世界だ。
壁には魔鉱石が埋め込まれ、淡い光を放っているが、それでも全体的に薄暗く、湿った土とカビの匂いが鼻をつく。
「ここがダンジョン……」
小鉢は、大きなオレンジ色の瞳を好奇心で輝かせ、きょろきょろと周囲を見回している。
初めて訪れる場所ではないはずだが、その反応はまるで観光客のようだ。
「おい、気を抜くなよ。ここから先は、いつ魔物が出てもおかしくないんだ」
ガイノスは、ぶっきらぼうに注意を促す。
元リーダーとしての癖なのか、あるいは年長者としての見栄なのか、つい口うるさくなってしまう。
ダンジョン 1 階層。
ここは魔よけの護符が有効なこともあって、比較的安全なエリアとされており、迷宮都市カイロネスの生活空間の一部としても機能している。
壁際には、冒険者向けの安価な宿屋や、武具、道具を扱う小さな商店が軒を連ね、中には住居として利用している者もいる。
行き交う人々も、まだ地上とそれほど変わらない雰囲気だ。
だが、油断は禁物だ。ダンジョンである以上、奥に進めば魔物は出現する。
たとえ最弱のスライムやコボルトであっても、油断すれば命取りになりかねない。
ぷるんっ!
ダンジョンの奥へと足を踏み入れると、早速、前方の通路の隅から、半透明の緑色の塊が現れた。
スライムだ。
冒険者にとって最も基本的な魔物の一つ。動きは鈍く、攻撃力も低い。通常なら、駆け出しの冒険者でも苦労しない相手だ。
ガイノスは、反射的に剣の柄に手をかけた。Cランクに落ちたとはいえ、スライム程度なら問題なく倒せる。
だが、彼が動くよりも早く、隣にいた小鉢が動いた。
「あっ、まものです!」
小鉢は、嬉々とした声を上げると、背中の太刀《叢雲》に手をかける――かと思いきや、太刀を抜くことはなかった。
彼女は、鞘に収まったままの太刀を、まるで玩具の棍棒でも振り回すかのように、軽々とスライムに向かって振り下ろす。
ポコンッ!
間の抜けた、しかし妙に重い打撃音。
スライムのゲル状の体が、小鉢の鞘の一撃を受けて、無残に弾け飛んだ。緑色の粘液が壁に飛び散る。
「……え?」
ガイノスは、一瞬、自分の目を疑った。確かにスライムは弱いとはいえ、一撃で魔核を破壊し、あそこまで綺麗に吹き飛ばすのは、並大抵の力ではない。
しかも、小鉢の動きには全く力みが感じられなかった。まるで、道端の小石でも蹴飛ばすかのような、そんな気軽さだ。
「やった! やっつけました!」
小鉢は、自分の戦に満足したのか、ガイノスを振り返って得意げに胸を張る。
その無邪気な笑顔と、先ほどの容赦ない一撃とのギャップに、ガイノスはまた眩暈を覚えた。
彼が何かを言いかける前に、今度は通路の奥から、複数の小さな影が現れる。
キーキーと甲高い鳴き声を上げながら、粗末な棍棒を振り回しているコボルトの群れだ。
数は五匹。
コボルトという魔物は、一体一体は弱いが、群れになると厄介な相手だ。
「おい、小鉢! 油断するな! 数が多いぞ!」
ガイノスは警戒の声を上げるが、小鉢は「はーい!」 と元気よく返事をすると、
再び鞘に入った太刀を構え、コボルトの群れへと突進していった。
コボルトたちが振り回す棍棒を、まるで予測していたかのようにひらりひらりとかわし、その合間を縫うようにして、鞘を的確に叩き込んでいく。
ポコン! ゴスッ! バキッ!鈍い打撃音が連続して響き渡る。
小鉢の鞘が命中するたびに、コボルトたちは面白いように吹き飛び、壁に叩きつけられていった。
とはいえ、コボルトたちは致命的なダメージは受けていないようだった。先ほどのスライムに振るった膂力からすれば、おかしなことである。
訝しく思ったガイノスが小鉢の様子を見守っていると、小鉢は倒れているコボルトたちに向って、妙なことを始めた。
鞘を背負い直し、両手を腰に当てて頬を膨らませる。
「コボルトさんたち! もう悪い事しちゃだめですよ! また悪い事したら、小鉢がメッ! ってしますからね!」
小鉢の言っていること理解したのかしないのか、コボルトたちは怯えながらダンジョンの奥へと姿を消していく。
「お、おま、おま、なにやってんだぁぁ!?」
もちろんガイノスは大いに呆れ驚いた。
小鉢に話を聞いてみると、どうも小鉢の故郷では人間と魔族が共存しているらしい。
小鉢もコボルト族にはとてもお世話になっているので、なるべくコボルトは「メッ!」 しないようにしているとのことだった。
「あっ、そう……なんだ……」
二人の奇妙なパーティ『リスタート』のダンジョン攻略。
これからの先行きが、ちょっと不安になってきたガイノスであった。
ぺちぺち。
ぺちぺち。
何かがガイノスの頬を叩いている。
「……ったく、なんだよ! ……ってお前か」
目を開くと、小鉢がガイノスの傍らにしゃがんで、ガイノスの顔を覗き込んでいた。
「おはようございます! ガイノスさん!」
「お、おう」
頭に血が巡っていくに従って、昨日からの一連のできごとを思い出したガイノス。
起き上がろうとしたガイノスは、自分の格好に気づくと、驚きの声をあげる。
「な、なんじゃこりゃ!?」
いつの間にかガイノスの上着が脱がされていて、身体中のあちこちに湿布が貼られていたのだ。
「ハイポーションを飲んでもらおうと思ったのですが、寝ているゲホッってなると思って、湿布にしました」
「ハイポーション!? お前、そんなの持ってたのか!?」
金貨 10 枚はするハイポーションは、飲んで良し、塗って良し、砂糖を入れても良しの高回復アイテムだ。
顔に手をやってみると、腫れあがっていた目は元に戻っているのが、湿布の上からでもわかる。身体を動かして見ると、脇腹の痛みも少なくかなり回復していることがわかった。
「はい。残りは飲んじゃってください」
そう言って小鉢は、当たり前のようにハイポーションの入った瓶をガイノスに手渡してきた。
ガイノスが、瓶に残った一口分のハイポーションを飲み干すと、身体に残っていた痛みもすべて消えてしまった。
「金貨 10 枚……酒場の喧嘩で使っていいもんじゃねーな」
飲み干したハイポーションの瓶を目の前で揺らしながら、ガイノスはそう独り言ちた。
ふと気づくと小鉢が目をキラキラさせて、ガイノスの顔を覗き込んでいた。
「おケガはなおりましたか?」
「おぉ。こんな高価なものを使わせて悪かったな……」
「……」※小鉢
「……」※ガイノス
「……」※小鉢
「……」※ガイノス
小鉢の目が何かを期待しているかのように、ガイノスの目を見ている。
「あ、ありがとう?」
ガイノスが礼を言うと、小鉢の満面に笑顔が浮かぶ。
「はい! どういたしましてです!」
胸の前で両手を合わせ、無邪気に喜ぶ小鉢を見て、ガイノスは思わず苦笑いを浮かべた。
「さぁ、朝飯を喰ったら、ダンジョンだ!」
――――――
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―
ガイノスと小鉢の冒険者パーティ『リスタート』。
今日はその初陣である。
ダンジョンの入り口は、街の喧騒から隔絶されたかのように、ひんやりとした空気に包まれていた。
巨大な石造りのアーチをくぐると、そこはもう地上とは違う世界だ。
壁には魔鉱石が埋め込まれ、淡い光を放っているが、それでも全体的に薄暗く、湿った土とカビの匂いが鼻をつく。
「ここがダンジョン……」
小鉢は、大きなオレンジ色の瞳を好奇心で輝かせ、きょろきょろと周囲を見回している。
初めて訪れる場所ではないはずだが、その反応はまるで観光客のようだ。
「おい、気を抜くなよ。ここから先は、いつ魔物が出てもおかしくないんだ」
ガイノスは、ぶっきらぼうに注意を促す。
元リーダーとしての癖なのか、あるいは年長者としての見栄なのか、つい口うるさくなってしまう。
ダンジョン 1 階層。
ここは魔よけの護符が有効なこともあって、比較的安全なエリアとされており、迷宮都市カイロネスの生活空間の一部としても機能している。
壁際には、冒険者向けの安価な宿屋や、武具、道具を扱う小さな商店が軒を連ね、中には住居として利用している者もいる。
行き交う人々も、まだ地上とそれほど変わらない雰囲気だ。
だが、油断は禁物だ。ダンジョンである以上、奥に進めば魔物は出現する。
たとえ最弱のスライムやコボルトであっても、油断すれば命取りになりかねない。
ぷるんっ!
ダンジョンの奥へと足を踏み入れると、早速、前方の通路の隅から、半透明の緑色の塊が現れた。
スライムだ。
冒険者にとって最も基本的な魔物の一つ。動きは鈍く、攻撃力も低い。通常なら、駆け出しの冒険者でも苦労しない相手だ。
ガイノスは、反射的に剣の柄に手をかけた。Cランクに落ちたとはいえ、スライム程度なら問題なく倒せる。
だが、彼が動くよりも早く、隣にいた小鉢が動いた。
「あっ、まものです!」
小鉢は、嬉々とした声を上げると、背中の太刀《叢雲》に手をかける――かと思いきや、太刀を抜くことはなかった。
彼女は、鞘に収まったままの太刀を、まるで玩具の棍棒でも振り回すかのように、軽々とスライムに向かって振り下ろす。
ポコンッ!
間の抜けた、しかし妙に重い打撃音。
スライムのゲル状の体が、小鉢の鞘の一撃を受けて、無残に弾け飛んだ。緑色の粘液が壁に飛び散る。
「……え?」
ガイノスは、一瞬、自分の目を疑った。確かにスライムは弱いとはいえ、一撃で魔核を破壊し、あそこまで綺麗に吹き飛ばすのは、並大抵の力ではない。
しかも、小鉢の動きには全く力みが感じられなかった。まるで、道端の小石でも蹴飛ばすかのような、そんな気軽さだ。
「やった! やっつけました!」
小鉢は、自分の戦に満足したのか、ガイノスを振り返って得意げに胸を張る。
その無邪気な笑顔と、先ほどの容赦ない一撃とのギャップに、ガイノスはまた眩暈を覚えた。
彼が何かを言いかける前に、今度は通路の奥から、複数の小さな影が現れる。
キーキーと甲高い鳴き声を上げながら、粗末な棍棒を振り回しているコボルトの群れだ。
数は五匹。
コボルトという魔物は、一体一体は弱いが、群れになると厄介な相手だ。
「おい、小鉢! 油断するな! 数が多いぞ!」
ガイノスは警戒の声を上げるが、小鉢は「はーい!」 と元気よく返事をすると、
再び鞘に入った太刀を構え、コボルトの群れへと突進していった。
コボルトたちが振り回す棍棒を、まるで予測していたかのようにひらりひらりとかわし、その合間を縫うようにして、鞘を的確に叩き込んでいく。
ポコン! ゴスッ! バキッ!鈍い打撃音が連続して響き渡る。
小鉢の鞘が命中するたびに、コボルトたちは面白いように吹き飛び、壁に叩きつけられていった。
とはいえ、コボルトたちは致命的なダメージは受けていないようだった。先ほどのスライムに振るった膂力からすれば、おかしなことである。
訝しく思ったガイノスが小鉢の様子を見守っていると、小鉢は倒れているコボルトたちに向って、妙なことを始めた。
鞘を背負い直し、両手を腰に当てて頬を膨らませる。
「コボルトさんたち! もう悪い事しちゃだめですよ! また悪い事したら、小鉢がメッ! ってしますからね!」
小鉢の言っていること理解したのかしないのか、コボルトたちは怯えながらダンジョンの奥へと姿を消していく。
「お、おま、おま、なにやってんだぁぁ!?」
もちろんガイノスは大いに呆れ驚いた。
小鉢に話を聞いてみると、どうも小鉢の故郷では人間と魔族が共存しているらしい。
小鉢もコボルト族にはとてもお世話になっているので、なるべくコボルトは「メッ!」 しないようにしているとのことだった。
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