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第一章 雨の夜、小鉢との出会い
第16話 ポーターの不在と帰還
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結局、小鉢の荷物も食料が、もうほとんど残っていないことが判明する。
ちなみに、小鉢の鞘を見せてもらったところ、オークの棍棒を受け止めたというのに傷どころか、凹みひとつなかった。
一体どんな素材を使って作られているのかと、ガイノスは疑問に思ったが、この耐久性の高さを知れたことだけは、疲れきった彼の心を少し癒してくれた。
(それにしても、まずいな、これは……)
五階層に降り立ったばかりで、この物資状況。このまま進むのは、あまりにも無謀だ。
霧の中で道に迷い、ウィルオウィスプに惑わされ、消耗したところでモンスターに襲われれば、命を落とす可能性だってある。
主に俺が、とガイノスは思った。
この状態で、この先の階層主「ヒドラモドキ」に挑むのは避けたい。
小鉢は平気かもしれないが俺が死ぬ、とガイノスは冷静に判断していた。
(前のパーティなら、こんなことにはならなかったがな……)
不意に、ガイノスの脳裏に、忌々しい記憶が、苦い後悔と共に蘇る。
かつてのパーティ「ダンジョンシーカー」。
そして、そのパーティの兵站、準備、全てを完璧に管理していたのが、ポータのアランだった。
(アランがいるとき、こんな状況になることはなかったな)
それはガイノスがアランを「足手まとい」として追放した後に痛感し、一人でダンジョンに潜るようになってから、ようやく認めざる得なくなった事実。
ダンジョンに潜る前、アランは必ず全員の装備をチェックし、完璧な状態に整備していた。
消耗品は常に十分すぎるほど用意され、それぞれの役割分担や残量まで把握していた。
食料も、栄養バランスと味を考慮したものが、常に不足なく供給された。
さらに、アランが持っていた【家庭菜園】とかいうスキル。
アランがいれば、ガイノスは物資の心配など一切する必要がなかった。
ただリーダーとして、戦士として、前線で戦うことに集中できた。
それがどれだけ恵まれ、そしてパーティの生存率を高めていたか。ガイノスは、いまさら骨身にしみて理解していた。
あの男は、ただの荷物持ちではなかった。パーティの生命線を握る、替えのきかない存在だったのだ。
だがいまさら悔やんだところで、もうどうにもならない。
目の前の現実――乏しい物資、消耗した装備――は動かない。
このまま五階層を進むのは、あまりにも危険すぎる。小鉢がどれほど強くても、補給が続かなければいずれ限界が来る。
そして、ガイノス自身がまず持たないだろう。ガイノスは、苦渋の表情で、しかしはっきりと決断を下さざるを得なかった。
不本意だがプライドよりも、二人が生き残ることが先決だった。
「……小鉢」
彼は、隣で早く進みたくてうずうずしている少女に声をかける。
「ん? なんですか、ししょー?」
小鉢は、きょとんとした顔でガイノスを見上げる。
「……一時撤退だ。地上に戻ろう」
「ここまで来たのにですか?」
五階に降る石段を見ながら、小鉢は、明らかに不満そうな顔で唇を尖らせる。
「十分な準備なく危険な場所に突っ込むのは、ただの蛮勇、愚か者のすることだぞ!」
ガイノスは、師匠としての威厳を保とうと、声を張る。
言っていることが、いちいち自分の胸に刺さって痛かった。
ガイノスは、小鉢のふくれっ面を見て、かつての自分の面影を重ねていた。
突き進んで戦うことしか考えてない。
まだガキだから補給なんて頭にないのだろう……と考えたガイノスは、昔の自分の姿を思い出し、心の中でさらに凹む。
「地上に戻れば、美味い飯も食える。ほら、露店のあの甘いパンとか」
「あまいパン!」
その言葉に、小鉢のオレンジ色の瞳が、期待にキラリと輝いた。
「わかりました! すぐに戻って 甘いパン食べに行きましょう!」
そういうと小鉢は一瞬で荷物を風呂敷で包み、背中に背負った。
(やれやれ。まだガキだな、やっぱり……)
ガイノスは内心で溜息をつきながらも、ひとまず小鉢を納得させられたことに安堵した。
同時に、ポーターの不在という問題を、この先どう解決すべきか、本格的に考えを巡らせ始めていた。
このままでは、いずれまた同じ壁にぶつかるだろう。
「よし、行くぞ」
ガイノスは、ほとんど空になった背負い袋を再び担ぎ上げ、今来たばかりの階段へと踵を返した。
「はーい! あまいパン!」
と小鉢は元気よく返事をし、ぴょこぴょことその後をついてくる。
二人だけのパーティ『リスタート』は、五階層への挑戦を開始した直後に、補給のための一時撤退を余儀なくされた。
それは、ガイノスにとって、自身の過去の過ちと、そして冒険者としての基本的な現実――準備の重要性――を、改めて突きつけられる、苦い帰還となるのだった。
ちなみに、小鉢の鞘を見せてもらったところ、オークの棍棒を受け止めたというのに傷どころか、凹みひとつなかった。
一体どんな素材を使って作られているのかと、ガイノスは疑問に思ったが、この耐久性の高さを知れたことだけは、疲れきった彼の心を少し癒してくれた。
(それにしても、まずいな、これは……)
五階層に降り立ったばかりで、この物資状況。このまま進むのは、あまりにも無謀だ。
霧の中で道に迷い、ウィルオウィスプに惑わされ、消耗したところでモンスターに襲われれば、命を落とす可能性だってある。
主に俺が、とガイノスは思った。
この状態で、この先の階層主「ヒドラモドキ」に挑むのは避けたい。
小鉢は平気かもしれないが俺が死ぬ、とガイノスは冷静に判断していた。
(前のパーティなら、こんなことにはならなかったがな……)
不意に、ガイノスの脳裏に、忌々しい記憶が、苦い後悔と共に蘇る。
かつてのパーティ「ダンジョンシーカー」。
そして、そのパーティの兵站、準備、全てを完璧に管理していたのが、ポータのアランだった。
(アランがいるとき、こんな状況になることはなかったな)
それはガイノスがアランを「足手まとい」として追放した後に痛感し、一人でダンジョンに潜るようになってから、ようやく認めざる得なくなった事実。
ダンジョンに潜る前、アランは必ず全員の装備をチェックし、完璧な状態に整備していた。
消耗品は常に十分すぎるほど用意され、それぞれの役割分担や残量まで把握していた。
食料も、栄養バランスと味を考慮したものが、常に不足なく供給された。
さらに、アランが持っていた【家庭菜園】とかいうスキル。
アランがいれば、ガイノスは物資の心配など一切する必要がなかった。
ただリーダーとして、戦士として、前線で戦うことに集中できた。
それがどれだけ恵まれ、そしてパーティの生存率を高めていたか。ガイノスは、いまさら骨身にしみて理解していた。
あの男は、ただの荷物持ちではなかった。パーティの生命線を握る、替えのきかない存在だったのだ。
だがいまさら悔やんだところで、もうどうにもならない。
目の前の現実――乏しい物資、消耗した装備――は動かない。
このまま五階層を進むのは、あまりにも危険すぎる。小鉢がどれほど強くても、補給が続かなければいずれ限界が来る。
そして、ガイノス自身がまず持たないだろう。ガイノスは、苦渋の表情で、しかしはっきりと決断を下さざるを得なかった。
不本意だがプライドよりも、二人が生き残ることが先決だった。
「……小鉢」
彼は、隣で早く進みたくてうずうずしている少女に声をかける。
「ん? なんですか、ししょー?」
小鉢は、きょとんとした顔でガイノスを見上げる。
「……一時撤退だ。地上に戻ろう」
「ここまで来たのにですか?」
五階に降る石段を見ながら、小鉢は、明らかに不満そうな顔で唇を尖らせる。
「十分な準備なく危険な場所に突っ込むのは、ただの蛮勇、愚か者のすることだぞ!」
ガイノスは、師匠としての威厳を保とうと、声を張る。
言っていることが、いちいち自分の胸に刺さって痛かった。
ガイノスは、小鉢のふくれっ面を見て、かつての自分の面影を重ねていた。
突き進んで戦うことしか考えてない。
まだガキだから補給なんて頭にないのだろう……と考えたガイノスは、昔の自分の姿を思い出し、心の中でさらに凹む。
「地上に戻れば、美味い飯も食える。ほら、露店のあの甘いパンとか」
「あまいパン!」
その言葉に、小鉢のオレンジ色の瞳が、期待にキラリと輝いた。
「わかりました! すぐに戻って 甘いパン食べに行きましょう!」
そういうと小鉢は一瞬で荷物を風呂敷で包み、背中に背負った。
(やれやれ。まだガキだな、やっぱり……)
ガイノスは内心で溜息をつきながらも、ひとまず小鉢を納得させられたことに安堵した。
同時に、ポーターの不在という問題を、この先どう解決すべきか、本格的に考えを巡らせ始めていた。
このままでは、いずれまた同じ壁にぶつかるだろう。
「よし、行くぞ」
ガイノスは、ほとんど空になった背負い袋を再び担ぎ上げ、今来たばかりの階段へと踵を返した。
「はーい! あまいパン!」
と小鉢は元気よく返事をし、ぴょこぴょことその後をついてくる。
二人だけのパーティ『リスタート』は、五階層への挑戦を開始した直後に、補給のための一時撤退を余儀なくされた。
それは、ガイノスにとって、自身の過去の過ちと、そして冒険者としての基本的な現実――準備の重要性――を、改めて突きつけられる、苦い帰還となるのだった。
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