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第二章 影断つ土と再起の芽
第45話(閑話:コルト)光なき洞窟
第七階層へと続く、湿っぽくカビ臭い階段。
コルトの足取りは、鉛のように重かった。魔力はほぼ枯渇し、体力も限界に近い。何より、これから待ち受けるであろう破滅への予感が、彼女の心を冷たく凍らせていた。
「ラウル様、やはり危険です! この階層は影の魔物が…! 先程の戦闘と回復で、もう魔力がありません。光魔法も回復も使えないのです」
階段を下りながら、コルトは最後の望みを託して訴えた。だが、先頭を歩くラウルは、振り返りもせずに冷たく言い放つ。
「もう決まったことだ、コルトさん。君は黙って我々の後をついてくればいい。いいね?」
そう言って、魔力回復ポーションをコルトに投げてよこす。だが、これではまったく足りなかった。
その声には、かつての甘さは微塵もなかった。他のメンバーも、コルトの言葉など意にも介さず、むしろ功名心に目を輝かせている者すらいる。
コルトの警告は、誰の耳にも届かなかった。
そして、三人は第七階層「蠢く影の洞窟」に足を踏み入れた。
薄暗く、じめじめとした空間。揺らめく無数の影。不気味な静寂――。
その、まさに直後だった。
「「「シャアアアアッ!!」 」」
コルトの警告通り、回廊の奥から、無数の黒い染み――影鰐が一斉に出現し、パーティに襲いかかる。
その数は、コルトがこれまで見たこともないほど多かった。
「なっ!? 皆、迎撃しろ!」
影鰐の数に、ラウルも流石に動揺し、慌てて指示を飛ばすが遅すぎた。
パーティは完全に不意を突かれ、何の対策も連携も取る間もなく、影鰐の波に飲み込まれていく。
鋭い牙を持つ黒いトカゲのような頭部が、四方八方から現れ、メンバーたちに襲いかかる。
エリアーヌの矢は虚しく空を切り、ヴァネッサの突撃は影に阻まれ、ピピは恐怖で竦みあがっている。
「回復! コルト、回復しろ!」
「光魔法を! 動きを止めて!」
仲間たちの悲鳴のような要求が飛ぶが、コルトには応える術がない。
「む、無理です! 魔力が……!」
祈りを捧げようとしても、体から力が湧いてこない。杖を握る手が震えるばかりだ。
それはもはや戦闘ではなかった。一方的な蹂躙。阿鼻叫喚の地獄絵図。
どれほどの時間が経ったのか、コルトには分からなかった。
気がつけば、パーティは命からがら地上へと逃げ延びていた。
しかし、その代償はあまりにも大きかった。
ダンジョンの入り口近くの地面に、パーティメンバーは倒れ込むように座り込んでいた。
全員が深手を負い、装備はボロボロ。そして、
リーダーのラウルは……
右腕を肩から先が完全に失われていた。
コルトのギリギリの回復で、なんとか止血はできていたものの、ラウルは、失った右腕の付け根を押さえ、顔面は蒼白になっている。
「……う……うああ……あああああああっ!!!」
ラウルは獣のような呻き声を上げていた。
その目は血走り、尋常ではない憎悪の色を浮かべて、一点を睨みつけている。その視線の先にいるのは――コルトだった。
「……おまえのせいだ」
掠れた、しかし底知れない憎悪がこもった声が、コルトに向けられる。
「え……?」
コルトは、怯えた目でラウルを見返した。
「おまえのせいだ!! コルト!!」
ラウルは、残った左腕で地面を力任せに叩きつけ、絶叫した。
「てめえがちゃんと回復しなかったから! 光魔法を使わなかったから! だから俺は…! 俺の腕がァァァ!!!」
その形相は、かつての優雅な貴公子然とした面影など微塵もない、憎悪に歪んだ鬼のようだった。
「そ、そんな……私は、魔力が、もう……!」
コルトは涙ながらに弁解しようとするが、ラウルの怒りは収まらない。
「言い訳するな! この役立たずが! 神官のくせに祈りもろくに捧げられんのか! おまえさえいなければ…! おまえさえちゃんと働いていれば、こんなことにはならなかったんだ!!」
他のメンバーたちも、傷の痛みに呻きながら、あるいは恐怖に顔を引きつらせながら、ラウルの言葉に同調するようにコルトを非難の目で見る。
「そう…コルトのせいだよ…」
「貴方が回復してくれれば、ラウル様は……」
「この裏切り者……」
誰も、コルトを庇おうとはしない。この惨状の責任を、全て彼女一人に押し付けようとしていた。
ラウルは、憎悪に歪んだ顔で、最後の言葉を吐き捨てる。
「……もうお前の顔も見たくない。金色の陽光から追放だ! 二度と俺たちの前に現れるな! 消えろ!!」
他のメンバーたちも、コルトに冷たい視線を投げかけながら、傷ついたラウルを支え起こし、治療のために足早に立ち去っていく。
一人、汚れた地面に取り残されたコルト。
降り始めた冷たい雨が、彼女の薄汚れたローブを濡らし、涙と混じり合っていく。
回復役として利用され、全ての責任を押し付けられ、そして使い捨てられた現実。
再び訪れた、完全な孤独と絶望。
かつての、厳しくてもどこか温かかった仲間たちの顔が浮かぶ。
あの時、なぜ自分はガイノスを見限ってしまったのだろうか。
深い後悔と、激しい自己嫌悪が、彼女の全身を打ちのめす。
もう、立ち上がる気力も残っていなかった。
「……うぅ……うわあああ……」
力なくその場に崩れ落ち、コルトは膝に顔を埋めて、声を上げて泣き続けた。
雨が降りしきるカイロネスの街角で。かつて「女神」と呼ばれちやほやされた神官は、ただ一人、光の届かない絶望の淵に沈んでいくのだった。
★――――――――――――――――――――――――――★
面白いとか続きが気になるとか思っていただけましたら、
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☆――――――――――――――――――――――――――☆
コルトの足取りは、鉛のように重かった。魔力はほぼ枯渇し、体力も限界に近い。何より、これから待ち受けるであろう破滅への予感が、彼女の心を冷たく凍らせていた。
「ラウル様、やはり危険です! この階層は影の魔物が…! 先程の戦闘と回復で、もう魔力がありません。光魔法も回復も使えないのです」
階段を下りながら、コルトは最後の望みを託して訴えた。だが、先頭を歩くラウルは、振り返りもせずに冷たく言い放つ。
「もう決まったことだ、コルトさん。君は黙って我々の後をついてくればいい。いいね?」
そう言って、魔力回復ポーションをコルトに投げてよこす。だが、これではまったく足りなかった。
その声には、かつての甘さは微塵もなかった。他のメンバーも、コルトの言葉など意にも介さず、むしろ功名心に目を輝かせている者すらいる。
コルトの警告は、誰の耳にも届かなかった。
そして、三人は第七階層「蠢く影の洞窟」に足を踏み入れた。
薄暗く、じめじめとした空間。揺らめく無数の影。不気味な静寂――。
その、まさに直後だった。
「「「シャアアアアッ!!」 」」
コルトの警告通り、回廊の奥から、無数の黒い染み――影鰐が一斉に出現し、パーティに襲いかかる。
その数は、コルトがこれまで見たこともないほど多かった。
「なっ!? 皆、迎撃しろ!」
影鰐の数に、ラウルも流石に動揺し、慌てて指示を飛ばすが遅すぎた。
パーティは完全に不意を突かれ、何の対策も連携も取る間もなく、影鰐の波に飲み込まれていく。
鋭い牙を持つ黒いトカゲのような頭部が、四方八方から現れ、メンバーたちに襲いかかる。
エリアーヌの矢は虚しく空を切り、ヴァネッサの突撃は影に阻まれ、ピピは恐怖で竦みあがっている。
「回復! コルト、回復しろ!」
「光魔法を! 動きを止めて!」
仲間たちの悲鳴のような要求が飛ぶが、コルトには応える術がない。
「む、無理です! 魔力が……!」
祈りを捧げようとしても、体から力が湧いてこない。杖を握る手が震えるばかりだ。
それはもはや戦闘ではなかった。一方的な蹂躙。阿鼻叫喚の地獄絵図。
どれほどの時間が経ったのか、コルトには分からなかった。
気がつけば、パーティは命からがら地上へと逃げ延びていた。
しかし、その代償はあまりにも大きかった。
ダンジョンの入り口近くの地面に、パーティメンバーは倒れ込むように座り込んでいた。
全員が深手を負い、装備はボロボロ。そして、
リーダーのラウルは……
右腕を肩から先が完全に失われていた。
コルトのギリギリの回復で、なんとか止血はできていたものの、ラウルは、失った右腕の付け根を押さえ、顔面は蒼白になっている。
「……う……うああ……あああああああっ!!!」
ラウルは獣のような呻き声を上げていた。
その目は血走り、尋常ではない憎悪の色を浮かべて、一点を睨みつけている。その視線の先にいるのは――コルトだった。
「……おまえのせいだ」
掠れた、しかし底知れない憎悪がこもった声が、コルトに向けられる。
「え……?」
コルトは、怯えた目でラウルを見返した。
「おまえのせいだ!! コルト!!」
ラウルは、残った左腕で地面を力任せに叩きつけ、絶叫した。
「てめえがちゃんと回復しなかったから! 光魔法を使わなかったから! だから俺は…! 俺の腕がァァァ!!!」
その形相は、かつての優雅な貴公子然とした面影など微塵もない、憎悪に歪んだ鬼のようだった。
「そ、そんな……私は、魔力が、もう……!」
コルトは涙ながらに弁解しようとするが、ラウルの怒りは収まらない。
「言い訳するな! この役立たずが! 神官のくせに祈りもろくに捧げられんのか! おまえさえいなければ…! おまえさえちゃんと働いていれば、こんなことにはならなかったんだ!!」
他のメンバーたちも、傷の痛みに呻きながら、あるいは恐怖に顔を引きつらせながら、ラウルの言葉に同調するようにコルトを非難の目で見る。
「そう…コルトのせいだよ…」
「貴方が回復してくれれば、ラウル様は……」
「この裏切り者……」
誰も、コルトを庇おうとはしない。この惨状の責任を、全て彼女一人に押し付けようとしていた。
ラウルは、憎悪に歪んだ顔で、最後の言葉を吐き捨てる。
「……もうお前の顔も見たくない。金色の陽光から追放だ! 二度と俺たちの前に現れるな! 消えろ!!」
他のメンバーたちも、コルトに冷たい視線を投げかけながら、傷ついたラウルを支え起こし、治療のために足早に立ち去っていく。
一人、汚れた地面に取り残されたコルト。
降り始めた冷たい雨が、彼女の薄汚れたローブを濡らし、涙と混じり合っていく。
回復役として利用され、全ての責任を押し付けられ、そして使い捨てられた現実。
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あの時、なぜ自分はガイノスを見限ってしまったのだろうか。
深い後悔と、激しい自己嫌悪が、彼女の全身を打ちのめす。
もう、立ち上がる気力も残っていなかった。
「……うぅ……うわあああ……」
力なくその場に崩れ落ち、コルトは膝に顔を埋めて、声を上げて泣き続けた。
雨が降りしきるカイロネスの街角で。かつて「女神」と呼ばれちやほやされた神官は、ただ一人、光の届かない絶望の淵に沈んでいくのだった。
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