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第三章 歌う石像の謎詩
第46話 第八階層 ~ 歌う石像 ~
第七階層「蠢く影の洞窟」を踏破し、階層主ヘカトンケイルの魔石から作られた護符を手に、ガイノス、小鉢、ティアナの三人は、迷宮都市カイロネスの地下深くに広がる巨大ダンジョン、その第八階層へと続く階段の前に立っていた。
「ここが第八階層への入り口か……」
ガイノスは、目の前の下り階段を見据え、つぶやく。
ここから先は、ガイノスがダンジョンシーカー時代に辿り着くことができた最も深い層。しかも、階層主にまみえることはできていない。
階段の向こうからは、これまでとはまた質の違う、ひんやりと乾燥した空気が流れてきている。
「第八階層……『歌う石像の謎詩』。ギルドじゃ、ここらがBランクの限界だって話だ。連中がどこまでアテになるかは分からんがな。気を抜くなよ」
ガイノスは、後ろに立つ二人に言い聞かせるように言った。
「はい!」
小鉢はいつも通り、元気のよい返事だ。
「……はい」
ティアナは緊張した面持ちながらも、力強く頷く。
三人は、第八階層へと続く階段を慎重に下りていった。
やがて、階段が終わり、石の回廊に出た。
そこは、天井は高く、等間隔に並んだ太い石柱がそれを支えている。
床も壁も、綺麗に切り出された石材で組まれており、古代の神殿か何かを思わせる荘厳な雰囲気だ。しかし、その荘厳さとは裏腹に、空気はどこか冷たく、静まり返っている。
そして、その回廊のあちこちには、様々な石像が、まるで衛兵のように佇んでいた。
鎧を纏った騎士のような像、ローブを纏った魔法使いのような像、翼を持つ獣のような像――様々な意匠が凝らされているが、どれも風化が進み、表情は読み取れない。
「……これが、歌う石像、か」
ガイノスは眉をひそめ、石像から距離を取りながら警戒する。
これらの石像は、不用意に近づいたり、大きな物音を出したりすると、文字通り「歌」を歌いだし、様々な厄介事を引き起こす。
「ティアナ、小鉢、あまり石像には近づくな。音も立てるなよ」
ガイノスは小声で指示を出す。
三人は、壁際を伝うように、息を殺して広間を進み始めた。
石像に見られているような気がして、ティアナは生唾を飲み込む。
小鉢も、さすがにこの異様な雰囲気を感じ取っているのか、いつになく静かにガイノスの後をついてくる。
しばらく進んだ時だった。
T 字路になった回廊の奥に、鎧をまとった騎士の石像が立っている。
ガイノスたちが騎士の正面に立った瞬間、石像がゆっくりと動き出した。
石と石が擦れる重々しい音を立てながら、こちらに向かって歩いてくる。
リビングスタチューだ。この階層の代表的な魔物の一つ。
「ちっ、気づかれたか!」
ガイノスは舌打ちし、剣を構える。
「ティアナ、援護! 小鉢、いくぞ!」
「は、はい!」
「まかせて!」
戦闘開始。
リビングスタチューは動きこそ鈍重だが、その石の体は硬く、並大抵の攻撃では傷一つ付かない。
ガイノスの剣撃も、小鉢の鞘打ちも、硬い石の表面に弾かれ、火花を散らすだけだ。
「くそっ、硬えな!」
「ティアナ! 何か弱点はないか!? 石像だって土だし、魔法で何か分かるだろ!」
ガイノスが叫ぶ。
「えっと……石の魔物ですから、おそらく衝撃…打撃系の攻撃か、あるいは内部の魔核を破壊すれば……!」
ティアナが分析する。
「核だと!? そんなもん、どこにあるか分かるか!」
「た、たぶん胸のあたりかと……!」
「小鉢! 胸を狙え! 思いっきりぶちかませ!」
「はい!」
小鉢は、リビングスタチューの振り下ろす石の拳をひらりとかわすと、その懐に飛び込み、全体重を乗せた鞘打ちを胸部へと叩き込む。
ゴガンッ!!
鈍い、しかし確かな破壊音。
リビングスタチューの胸部の装甲が砕け散り、内部で淡く光っていた小さな魔石が露出する。
「そこだ!」
ガイノスが間髪入れずに剣を突き込み、魔石を砕く!
途端に、リビングスタチューは動きを止め、がくりと崩れ落ち、ただの石くれへと戻った。
「ふぅ……。一体倒すだけでも骨が折れるな……」
ガイノスは息をつく。
だが、安堵したのも束の間だった。
先ほどの戦闘の音に反応したのか、回廊に並んでいた女神らしき石像の目が光り始める。
―――♪ ~♪
奇妙な、調子の外れた「歌」のようなものが石像の方から響き始めた。
それは単調で、抑揚のない、しかし聞いていると不安を掻き立てられるような不気味な旋律。
「歌だ……」
ガイノスが不安げに呟いた、その時。
回廊の奥から、何かが駆けつけてくる足音が響く。
「ちっ、歌に反応して、魔物が来やがった!」
ガイノスは顔色を変える。
「あの歌ってる石像を止めないと、際限なく湧いてくるかもしれん!」
「で、でも、どうやって……?」
ティアナが狼狽える。
「何か止める仕掛けがあるはずなんだが……。ティアナ、とりあえず土魔法で石像の口を塞げないか!?」
「やってみます! 《マッドショット》!」
ティアナが泥の塊を放つが、歌っている石像の口元に当たっても、歌は止まらない。
その間に、魔物が駆けつけて来た。
ゴブリンの集団だ。
「くそっ! さきにゴブリンを片付けるぞ!」
こうしてガイノスたちは、ゴブリンたちとの戦闘を余儀なくされる。
そしてこれが、第八階層「歌う石像の謎詩」の洗礼だった。
「ここが第八階層への入り口か……」
ガイノスは、目の前の下り階段を見据え、つぶやく。
ここから先は、ガイノスがダンジョンシーカー時代に辿り着くことができた最も深い層。しかも、階層主にまみえることはできていない。
階段の向こうからは、これまでとはまた質の違う、ひんやりと乾燥した空気が流れてきている。
「第八階層……『歌う石像の謎詩』。ギルドじゃ、ここらがBランクの限界だって話だ。連中がどこまでアテになるかは分からんがな。気を抜くなよ」
ガイノスは、後ろに立つ二人に言い聞かせるように言った。
「はい!」
小鉢はいつも通り、元気のよい返事だ。
「……はい」
ティアナは緊張した面持ちながらも、力強く頷く。
三人は、第八階層へと続く階段を慎重に下りていった。
やがて、階段が終わり、石の回廊に出た。
そこは、天井は高く、等間隔に並んだ太い石柱がそれを支えている。
床も壁も、綺麗に切り出された石材で組まれており、古代の神殿か何かを思わせる荘厳な雰囲気だ。しかし、その荘厳さとは裏腹に、空気はどこか冷たく、静まり返っている。
そして、その回廊のあちこちには、様々な石像が、まるで衛兵のように佇んでいた。
鎧を纏った騎士のような像、ローブを纏った魔法使いのような像、翼を持つ獣のような像――様々な意匠が凝らされているが、どれも風化が進み、表情は読み取れない。
「……これが、歌う石像、か」
ガイノスは眉をひそめ、石像から距離を取りながら警戒する。
これらの石像は、不用意に近づいたり、大きな物音を出したりすると、文字通り「歌」を歌いだし、様々な厄介事を引き起こす。
「ティアナ、小鉢、あまり石像には近づくな。音も立てるなよ」
ガイノスは小声で指示を出す。
三人は、壁際を伝うように、息を殺して広間を進み始めた。
石像に見られているような気がして、ティアナは生唾を飲み込む。
小鉢も、さすがにこの異様な雰囲気を感じ取っているのか、いつになく静かにガイノスの後をついてくる。
しばらく進んだ時だった。
T 字路になった回廊の奥に、鎧をまとった騎士の石像が立っている。
ガイノスたちが騎士の正面に立った瞬間、石像がゆっくりと動き出した。
石と石が擦れる重々しい音を立てながら、こちらに向かって歩いてくる。
リビングスタチューだ。この階層の代表的な魔物の一つ。
「ちっ、気づかれたか!」
ガイノスは舌打ちし、剣を構える。
「ティアナ、援護! 小鉢、いくぞ!」
「は、はい!」
「まかせて!」
戦闘開始。
リビングスタチューは動きこそ鈍重だが、その石の体は硬く、並大抵の攻撃では傷一つ付かない。
ガイノスの剣撃も、小鉢の鞘打ちも、硬い石の表面に弾かれ、火花を散らすだけだ。
「くそっ、硬えな!」
「ティアナ! 何か弱点はないか!? 石像だって土だし、魔法で何か分かるだろ!」
ガイノスが叫ぶ。
「えっと……石の魔物ですから、おそらく衝撃…打撃系の攻撃か、あるいは内部の魔核を破壊すれば……!」
ティアナが分析する。
「核だと!? そんなもん、どこにあるか分かるか!」
「た、たぶん胸のあたりかと……!」
「小鉢! 胸を狙え! 思いっきりぶちかませ!」
「はい!」
小鉢は、リビングスタチューの振り下ろす石の拳をひらりとかわすと、その懐に飛び込み、全体重を乗せた鞘打ちを胸部へと叩き込む。
ゴガンッ!!
鈍い、しかし確かな破壊音。
リビングスタチューの胸部の装甲が砕け散り、内部で淡く光っていた小さな魔石が露出する。
「そこだ!」
ガイノスが間髪入れずに剣を突き込み、魔石を砕く!
途端に、リビングスタチューは動きを止め、がくりと崩れ落ち、ただの石くれへと戻った。
「ふぅ……。一体倒すだけでも骨が折れるな……」
ガイノスは息をつく。
だが、安堵したのも束の間だった。
先ほどの戦闘の音に反応したのか、回廊に並んでいた女神らしき石像の目が光り始める。
―――♪ ~♪
奇妙な、調子の外れた「歌」のようなものが石像の方から響き始めた。
それは単調で、抑揚のない、しかし聞いていると不安を掻き立てられるような不気味な旋律。
「歌だ……」
ガイノスが不安げに呟いた、その時。
回廊の奥から、何かが駆けつけてくる足音が響く。
「ちっ、歌に反応して、魔物が来やがった!」
ガイノスは顔色を変える。
「あの歌ってる石像を止めないと、際限なく湧いてくるかもしれん!」
「で、でも、どうやって……?」
ティアナが狼狽える。
「何か止める仕掛けがあるはずなんだが……。ティアナ、とりあえず土魔法で石像の口を塞げないか!?」
「やってみます! 《マッドショット》!」
ティアナが泥の塊を放つが、歌っている石像の口元に当たっても、歌は止まらない。
その間に、魔物が駆けつけて来た。
ゴブリンの集団だ。
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