異世界転生ハーレムプラン ~ 最強のスキルが【幼女化】ってマジですか?~

帝国妖異対策局

文字の大きさ
81 / 243

第81話 私立白百合学園2

しおりを挟む
(いや、どうみてもほとんど女子高校生ばっかりだし18歳以下もいるだろ!)

 俺はモブキャラ少女に反論した。

「……もう少し観察してればわかりますよ」

 モブキャラ少女はそういうとさっさと教室の中へ入っていった。

(いったいどういうことなんだ?)

 俺はいったん奇妙な装置から身体を離して、みんなに状況を説明することにした。

 とりあえず今日はここに滞在することになりそうなので、神スパで必要な買い物をすることにした。

「フワデラさん、もののふバーガーでいい?」

「おお、あれはまことに美味ですね。ありがとうございます」

「ライラは? 遠慮しちゃだめだからね」

「そ、それでしたらあのデザートにフルーツヤマモーリクレプ?がいいです」

 北方戦士の二人にはとりあえずフワデラさんと同じもののふバーガーを5個ずつ注文する。

 俺とライラは具がはみ出る巻きずしパーティーパックだ。やっぱり米じゃないと力でないんだよな。

 ちなみにライラは俺と同じものを食べているうちに、今では和食系にも慣れてきている。

 床にホッカイロを四箱分を均等に配置し100均のゴザシートを敷きつめて床暖房四畳半を作成し、みんなで座って食事をする。

「つまり勇者の脳が今も夢を見ているということですか? パクパク」

 俺の話を聞いたライラがデザートを堪能しながら聞いてきた。まったくパクつく顔も可愛いなライラは!

「うん。後でもう一度装置に触れてみて、今度は勇者とコンタクトを取ることができないか試してみようと思う」

 あのモブキャラ少女が気になる。少女は明らかに俺のことを認識して語りかけてきた。言ってることは意味不明だったが、何らかの意思疎通が出来ることは間違いないだろう。

 食事を終えた後、俺は再び装置に触れた。



 ~ 勇者の夢 ~

「浩二……」

 んっ? もう朝か? それにしても俺の上に何かが乗っているような。

「むちゅっ」

 何か柔らかいものが俺の唇に触れる。あぁ、この匂い……ハルナだな。

「おはようハルナ」
「ひゃっ!?」

 ハルナが驚いて顔を離す。ベッドで寝ている俺にハルナが跨っていた。

「おお、おはよう! 浩二! あ、あんたが寝坊してないか心配だったから、起こしに来てあげたんだから!」

「ありがとう、ハルナ」

 ハルナが顔を赤らめて腰をもじもじさせる。おいおい、そんなところで腰をくねらせたら……。

「んっ!」

 ハルナの腰が艶めかしく動く。

「な、何か、固いのが……当たってるんだけど?」

 そういってハルナの腰が俺の上でゆっくりスライドを始める。

(……エロアニメかな?)

 んっ? 何か声が聞こえたような……。

「ちょっと、お兄ちゃん! ハルナさん! 朝っぱらから何してるの!?」

 ティアが俺の部屋に飛び込んで来た。俺は慌ててハルナを押しのけて立ち上がる。

「きゃっ! お兄ちゃん! 何てもの見せるのよ! このエッチ!」

 ティアが手で両手を覆う。しかし、指を開いた隙間からガッツリと俺のマンモス(公認)を観察しているようだ。

「ち、ちがうのティアちゃん、わたしは浩二を起こしに来ただけ!」
「じゃぁ、どうしてそんなに制服がはだけてるんですか!?」

 ハルナを見ると、胸元が大きくはだけていて、白くて大きな谷間が覗いていた。それを見てついつい俺のマンモスが鼻を高々と掲げる。

「お、お兄ちゃんのスケベ! エッチ! ヘンタイ!」

 ティアは顔を真っ赤にして叫んだ。でも相変わらず指の隙間からガッツリ観察している。

 やれやれ……朝から騒がしいことだ。俺はやれやれだった。

(ジィィィィィィィィィ)



 ~ ランチ ~

 この学園には男子生徒はほとんどいない。女生徒たちはみんな異性に興味深々な年頃なので、休み時間ともなれば俺の周りには女生徒で溢れ返ってくる。

 まったくやれやれだ。

「浩二くん、お昼一緒に食べない?」

 絶対領域がまぶしいクラスメートの松野さんが誘いを掛けてくる。彼女は自分の足に自信があるのだろうか、俺の手を取り絶対領域に触れさせる。

「ちょっとぉ! 南くんはアタシと一緒にランチするんだから! そしてそのあとは……ね?」

 クラスで一番巨乳の田中さんが、ぱっつんぱっつんで今にもボタンがはじけ飛びそうな胸元を俺の鼻先まで持ってくる。俺のマンモスもぱっつんぱっつんになってきた。

(ごくり……)



 ~ エロゲマスター ~

 勇者の見ている映像をそのまま見ていた俺は、目の前に迫りくる大きなおっぱいに視線が釘付けになってしまった。

 その時、ふと背後に不穏な空気を感じる。何かこう捕食者ライラに視線を向けられているような……。

 あっ、そうだ。こんなことをしている場合じゃないな。モブ少女を探さなくては……。

 俺は意識を教室の外へと向けた。こうして意識を逸らせば自由に移動することができることが分かっている。いや、すれ違った女子生徒でカワイイ娘がいたから、その後を付いていったら動けたんだよ。

(エロゲマスター様、エロゲマスター様、ちょっとお話が……)

(ココロチン、その言い方は酷くない? だいたいこの夢を見てるのは勇者であって俺じゃないからな。俺はこういうアニメ調じゃなくて、厚塗りの方が好み……)

(エロゲの解説はいいですから、わたしの話を聞いてください)

(うっ、それで何なのさ)

(田中様がお話されたモブ少女ですが、あれは恐らく支援精霊です)
(えっ!? そうなの!?)

 モブキャラまで演じなきゃいけないなんて、支援精霊って大変なんだな。

 俺はちょっと同情した。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~

ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。 食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。 最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。 それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。 ※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。 カクヨムで先行投稿中!

【薬師向けスキルで世界最強!】追放された闘神の息子は、戦闘能力マイナスのゴミスキル《植物王》を究極進化させて史上最強の英雄に成り上がる!

こはるんるん
ファンタジー
「アッシュ、お前には完全に失望した。もう俺の跡目を継ぐ資格は無い。追放だ!」  主人公アッシュは、世界最強の冒険者ギルド【神喰らう蛇】のギルドマスターの息子として活躍していた。しかし、筋力のステータスが80%も低下する外れスキル【植物王(ドルイドキング)】に覚醒したことから、理不尽にも父親から追放を宣言される。  しかし、アッシュは襲われていたエルフの王女を助けたことから、史上最強の武器【世界樹の剣】を手に入れる。この剣は天界にある世界樹から作られた武器であり、『植物を支配する神スキル』【植物王】を持つアッシュにしか使いこなすことができなかった。 「エルフの王女コレットは、掟により、こ、これよりアッシュ様のつ、つつつ、妻として、お仕えさせていただきます。どうかエルフ王となり、王家にアッシュ様の血を取り入れる栄誉をお与えください!」  さらにエルフの王女から結婚して欲しい、エルフ王になって欲しいと追いかけまわされ、エルフ王国の内乱を治めることになる。さらには神獣フェンリルから忠誠を誓われる。  そんな彼の前には、父親やかつての仲間が敵として立ちはだかる。(だが【神喰らう蛇】はやがてアッシュに敗れて、あえなく没落する)  かくして、後に闘神と呼ばれることになる少年の戦いが幕を開けた……!

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

処理中です...