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第128話 恥ずか死ぬる名称
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俺の場合、この異世界に転生したのは、前世で女子高生を庇って死んだところを、女神の慈悲で転生させてもらった。
うん。
色々と細かい記憶が改変されている気がしなくもないが、まぁ問題ないだろう。
だって俺の問題だし!
俺が転生した場所は山の中。しかも未来から来た戦士よろしく素っ裸だった。
そこでいきなり山賊に襲われ、初手から命の危機だったよ。
というか正確にはお尻の危機だったけどな。
そんな経験をしたせいか、俺は、召喚陣で呼び出されるタイプの異世界転生には、憧れと言うか、羨ましいというか、妬みの気持ちを持っていたりする。
だって、ああ言うのって、王様とか偉い人の目の前に呼び出されるわけじゃん?
王の間だよ! 王の間!
山の中じゃないよ! 山賊いないよ! お尻の心配しなくていいんだよ!?
それに召喚ってくらいだから、お招きした側はおもてなしするわけじゃん?
うらやましいな、畜生!
……なんてことを常々思っていたので、俺は『王の間』に、ひときわ思い入れがある。
なので、地下帝国の第一階層に『王の間』が出来たとき、とてつもなくワクワクした。
豪華な調度品や絵画が飾られた広い空間。天井には大きなシャンデリアがぶら下がり、壁にはドラゴンを描いた紋章が掲げられている。
部屋の一番の奥には、赤い絨毯が敷かれた階段があり、その上には大きな玉座がひとつと、左右にやや小さいが細やかな意匠が施された椅子が置かれていた。
いかにも王の間! という感じの王の間だった。
さて、そろそろ本題に入ろう。
今、俺は非常に混乱している。コンフューズしている。頭がこんがらがっている。
なぜなら、今、俺は地下第一階層の王の間にいるからだ。
そして、なぜか玉座に座っているからだ。
そして、俺の前には数多くの人々がいて、
何故か全員が俺に向ってかしずいているからだ!
似たような状況が最近あった気がするが、それにしても――
どうしてこんなことに!?
~ 前日 ~
ネフューネ村から、ネフューとシルフェンがグレイベア村に到着したという報せを受けて、俺は久々に地下帝国から地上に出ることにした。
村長宅(兼温泉旅館)には、ステファンやロコ、そしてマーカスとヴィルのハーレムメンバーたちが集まってきて、久々にコボルト村の懐かしい面々で、楽しい宴会が開かれることになった。
マーカスとヴィルがいないのは寂しかったけれど、宴席は大いに盛り上り、コボルト村時代の思い出話に花が咲いた。
その後、ルカを除く女性陣が、皆で揃って温泉に入りに行ってしまった。
「こうして懐かしい顔ぶれが揃うと感慨深いのう」
ルカがその場にいる全員の顔を見渡して、そう呟いた。
「最初はコボルト村から始まって、グレイべア村、ミチノエキ村のタヌァカ三村となり、さらにネフューが村を作り」
そう言って、ルカが視線を向けるとネフューが静かに頷いた。
「今では地下帝国まで出来てしまったわけじゃが……のう、シンイチよ」
いきなり俺に話が飛んできた。俺はスルメイカを口に咥えたまま、そのままルカの方を向いた。
「なに?」
「ネフューネ村とシンイチ地下帝国を合わせて、タヌァカ五村というのも変じゃろ。何か良い呼称はないかの?」
ふむ。
今や5つに増えた共同体をまとめる呼称か。つまり俺たちの連携を表す言葉ってことだな。
「とりあえず、シンイチ地下帝国っての辞めない?」
「どうしてじゃ? わらわは良い名前だと思うのじゃが?」
「わたしもそう思います!」
ライラまで喰いこんできた。
「すごく恥ずかし過ぎるからだよ! もし俺と同じ世界からきた転生者とかに知られたら、恥ずかし過ぎて死ぬ! 恥ずか死ぬから!」
「そうか……まぁ、シンイチのような転生者がそうそうおるとは思えぬが、そこまでいうなら仕方ない。とりあえずは『地下帝国』と呼ぶことにするかの」
とりあえず問題のひとつは片付いたようだ。
「それでタヌァカ五村についてはどうするのじゃ?」
皆が意見を出し合って色々と考えた挙句、結局は、タヌァカ五村という呼称に落ち着いた。
そしてルカは、各村ごとの責任者を決めようと言い出した。現在のように曖昧で何となく誰かが責任を引き受けているという状況は、村の発展具合を考慮すると、そろそろ限界に達しているという。
「特に魔族の連中は、ほとんどが力の関係を気にするでの。このまま曖昧にして放っておくと、今後、新しくここにきた連中が、あちこちで決闘を起こしかねん。だが最初から統括者が決まっておれば、それを受け入れるはずじゃ」
ステファンもルカの意見に同意のようだった。
「グレイベア村と地下帝国は、ルカ様の眷属だけでなく、大陸戦争で住処を追われた者もやってきています。戦火が広がるほどに、ここを頼って来るものも増えてくるでしょう。今の内から統制が取れるよう組織化を進めておくことは急務かと」
「な、なるほど……」
コボルト村の酋長でしかない俺からすると、ちょっと壮大過ぎてカバーしきれない事態が発生しつつあるようだ。
俺の考えを見透かしたように、ステファンが付け加える。
「コボルト村も、その噂を聞いた獣人や亜人たちが集まってきていますよ。今のところ数は少ないですが、戦争の動向次第で、増えてくる可能性を無視するわけにはいきません」
「そ、そうなんだ……」
や、やばい。なんだか凄く話が大きくなってきてる気がする。
俺の顔が引き攣りそうになっているのを見て、ルカが話を続ける。
「まぁまぁ、シンイチ。深刻に考えんでよい。ただ個々人がバラバラ好き勝手に動いて、混乱を招くようなことがないように、責任をハッキリさせておこうというだけの話じゃ」
「う、うん。それは……分かる」
「よしよし。それでのぉ、実はもうわらわの方で大体のことを考えておるのじゃが、見て貰えるかの?」
ルカはテーブルの料理を片付けさせた後、そこにスケッチブックを広げて皆に見せた。
そこにはマジックでルカの考えた各村の責任者名が、丸っこい文字で記されていた。
【各村の統括責任者】
コボルト村:ロコ
グレイベア村:フワデラ
ミチノエキ村:ステファン
地下帝国:青さん(補佐:グリッチ)
ネフューネ村:ネフュー
「ふーん。いいんじゃない? さすがルカちゃん!」
他の皆も俺と同じ意見だったようで、特に異論は出なかった。
「でもルカちゃん、ここにはルカちゃんの名前がないよ? あと俺も……」
「ふむ! そうじゃったの! それでは……」
カキカキ。キュッキュッ。
ルカちゃんがマジックを使って、スケッチブックの余白に丸っこい字で何か書き始めた。
【タヌァカ五村】
皇帝:シンイチ
第一皇妃:ライラ
第二皇妃:ルカ
「これでどうじゃ?」
「ちょ、ルカちゃん! ふざけてないで、ここはちゃんと真面目にやろうよ」
「ふざけてはおらんが? まぁ、そうじゃの、わらわたち三人はどの村からも自由に動けるようにしておいて、何か問題が生じたときに必要なところに力を貸すというのがよかろう」
「なるほど……皆のお手伝いさんってことね」
そういうことなら……ちょっと気が楽になったかも。
「さっ! 異論がなければ話はこれでしまいじゃ! それじゃ明日は王の間を披露するから、今夜はゆっくり温泉に浸かって休むが良いぞ」
こうして、この日は解散となった。
うん。
色々と細かい記憶が改変されている気がしなくもないが、まぁ問題ないだろう。
だって俺の問題だし!
俺が転生した場所は山の中。しかも未来から来た戦士よろしく素っ裸だった。
そこでいきなり山賊に襲われ、初手から命の危機だったよ。
というか正確にはお尻の危機だったけどな。
そんな経験をしたせいか、俺は、召喚陣で呼び出されるタイプの異世界転生には、憧れと言うか、羨ましいというか、妬みの気持ちを持っていたりする。
だって、ああ言うのって、王様とか偉い人の目の前に呼び出されるわけじゃん?
王の間だよ! 王の間!
山の中じゃないよ! 山賊いないよ! お尻の心配しなくていいんだよ!?
それに召喚ってくらいだから、お招きした側はおもてなしするわけじゃん?
うらやましいな、畜生!
……なんてことを常々思っていたので、俺は『王の間』に、ひときわ思い入れがある。
なので、地下帝国の第一階層に『王の間』が出来たとき、とてつもなくワクワクした。
豪華な調度品や絵画が飾られた広い空間。天井には大きなシャンデリアがぶら下がり、壁にはドラゴンを描いた紋章が掲げられている。
部屋の一番の奥には、赤い絨毯が敷かれた階段があり、その上には大きな玉座がひとつと、左右にやや小さいが細やかな意匠が施された椅子が置かれていた。
いかにも王の間! という感じの王の間だった。
さて、そろそろ本題に入ろう。
今、俺は非常に混乱している。コンフューズしている。頭がこんがらがっている。
なぜなら、今、俺は地下第一階層の王の間にいるからだ。
そして、なぜか玉座に座っているからだ。
そして、俺の前には数多くの人々がいて、
何故か全員が俺に向ってかしずいているからだ!
似たような状況が最近あった気がするが、それにしても――
どうしてこんなことに!?
~ 前日 ~
ネフューネ村から、ネフューとシルフェンがグレイベア村に到着したという報せを受けて、俺は久々に地下帝国から地上に出ることにした。
村長宅(兼温泉旅館)には、ステファンやロコ、そしてマーカスとヴィルのハーレムメンバーたちが集まってきて、久々にコボルト村の懐かしい面々で、楽しい宴会が開かれることになった。
マーカスとヴィルがいないのは寂しかったけれど、宴席は大いに盛り上り、コボルト村時代の思い出話に花が咲いた。
その後、ルカを除く女性陣が、皆で揃って温泉に入りに行ってしまった。
「こうして懐かしい顔ぶれが揃うと感慨深いのう」
ルカがその場にいる全員の顔を見渡して、そう呟いた。
「最初はコボルト村から始まって、グレイべア村、ミチノエキ村のタヌァカ三村となり、さらにネフューが村を作り」
そう言って、ルカが視線を向けるとネフューが静かに頷いた。
「今では地下帝国まで出来てしまったわけじゃが……のう、シンイチよ」
いきなり俺に話が飛んできた。俺はスルメイカを口に咥えたまま、そのままルカの方を向いた。
「なに?」
「ネフューネ村とシンイチ地下帝国を合わせて、タヌァカ五村というのも変じゃろ。何か良い呼称はないかの?」
ふむ。
今や5つに増えた共同体をまとめる呼称か。つまり俺たちの連携を表す言葉ってことだな。
「とりあえず、シンイチ地下帝国っての辞めない?」
「どうしてじゃ? わらわは良い名前だと思うのじゃが?」
「わたしもそう思います!」
ライラまで喰いこんできた。
「すごく恥ずかし過ぎるからだよ! もし俺と同じ世界からきた転生者とかに知られたら、恥ずかし過ぎて死ぬ! 恥ずか死ぬから!」
「そうか……まぁ、シンイチのような転生者がそうそうおるとは思えぬが、そこまでいうなら仕方ない。とりあえずは『地下帝国』と呼ぶことにするかの」
とりあえず問題のひとつは片付いたようだ。
「それでタヌァカ五村についてはどうするのじゃ?」
皆が意見を出し合って色々と考えた挙句、結局は、タヌァカ五村という呼称に落ち着いた。
そしてルカは、各村ごとの責任者を決めようと言い出した。現在のように曖昧で何となく誰かが責任を引き受けているという状況は、村の発展具合を考慮すると、そろそろ限界に達しているという。
「特に魔族の連中は、ほとんどが力の関係を気にするでの。このまま曖昧にして放っておくと、今後、新しくここにきた連中が、あちこちで決闘を起こしかねん。だが最初から統括者が決まっておれば、それを受け入れるはずじゃ」
ステファンもルカの意見に同意のようだった。
「グレイベア村と地下帝国は、ルカ様の眷属だけでなく、大陸戦争で住処を追われた者もやってきています。戦火が広がるほどに、ここを頼って来るものも増えてくるでしょう。今の内から統制が取れるよう組織化を進めておくことは急務かと」
「な、なるほど……」
コボルト村の酋長でしかない俺からすると、ちょっと壮大過ぎてカバーしきれない事態が発生しつつあるようだ。
俺の考えを見透かしたように、ステファンが付け加える。
「コボルト村も、その噂を聞いた獣人や亜人たちが集まってきていますよ。今のところ数は少ないですが、戦争の動向次第で、増えてくる可能性を無視するわけにはいきません」
「そ、そうなんだ……」
や、やばい。なんだか凄く話が大きくなってきてる気がする。
俺の顔が引き攣りそうになっているのを見て、ルカが話を続ける。
「まぁまぁ、シンイチ。深刻に考えんでよい。ただ個々人がバラバラ好き勝手に動いて、混乱を招くようなことがないように、責任をハッキリさせておこうというだけの話じゃ」
「う、うん。それは……分かる」
「よしよし。それでのぉ、実はもうわらわの方で大体のことを考えておるのじゃが、見て貰えるかの?」
ルカはテーブルの料理を片付けさせた後、そこにスケッチブックを広げて皆に見せた。
そこにはマジックでルカの考えた各村の責任者名が、丸っこい文字で記されていた。
【各村の統括責任者】
コボルト村:ロコ
グレイベア村:フワデラ
ミチノエキ村:ステファン
地下帝国:青さん(補佐:グリッチ)
ネフューネ村:ネフュー
「ふーん。いいんじゃない? さすがルカちゃん!」
他の皆も俺と同じ意見だったようで、特に異論は出なかった。
「でもルカちゃん、ここにはルカちゃんの名前がないよ? あと俺も……」
「ふむ! そうじゃったの! それでは……」
カキカキ。キュッキュッ。
ルカちゃんがマジックを使って、スケッチブックの余白に丸っこい字で何か書き始めた。
【タヌァカ五村】
皇帝:シンイチ
第一皇妃:ライラ
第二皇妃:ルカ
「これでどうじゃ?」
「ちょ、ルカちゃん! ふざけてないで、ここはちゃんと真面目にやろうよ」
「ふざけてはおらんが? まぁ、そうじゃの、わらわたち三人はどの村からも自由に動けるようにしておいて、何か問題が生じたときに必要なところに力を貸すというのがよかろう」
「なるほど……皆のお手伝いさんってことね」
そういうことなら……ちょっと気が楽になったかも。
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