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双子のマーメイド
初代の記憶。
しおりを挟む不安もあるが、アクアの無事帰れるなら真珠に魔力を込めて、お守りを作ることになった。そして、ルリとルリアにも話た。
「アクアお姉ちゃん?メイお姉ちゃん?」
「どうしたの?」
「どうしたですか?」
ルリとルリアは、疑問そうに言った。
「今日は、二人に大事な話があるの!」
「??」
「???」
「二人には、魔力を出す練習をしてもらいます。」
「魔力?」
「??」
「あれ?メイ二人は!」
「うん。まだ、魔力の勉強してない。」
「え!じゃあ。まずは、ルリとルリアに魔法の練習をしないと!」
「2ヶ月後で間に合うかな?」
アクアとメイは少し不安だがやって見ることにした。ここからルリとルリアの魔法の勉強が始まる。海雪は、アクアリウムの外にも、たくさん降ったそして、少しずつだが、戻りつつあるがマーメイド達は目が覚めない!
「アクアお姉ちゃん?」
「どうしたのルリア?」
「アクアお姉ちゃん次は何するの?」
「この真珠に、魔法を込めるの!」
「アクアお姉ちゃんよくわからない?」
「アクアそれだとよくわからないよ!」
「メイ!」
「あ!メイお姉ちゃん!」
「ルリア!この真珠に、優しく包み込むように、やさしく、魔法を、込めるの!」
「やさしく?」
ルリアは、そっと手を真珠に伸ばした。けれど、うまく魔力は、送れなかった。
「どうしよう!」
「ルリア、大丈夫、少しずつ勉強しよう。」
「うん・・・」
「ルリすごい!」
「アクアお姉さまこれでいいの?」
「ルリすごい!」
ルリの魔力が海全体に広がり、海の生命がまた輝き始めた。
「この魔力は!」
闇の王が動き始めた。
「!?」
「ルリすごい!」
「ルリアもきっと上手くなるよ!」
「うん!私もルリアみたいに頑張る。」
ルリアはルリに比べて、魔力の流すことが出来なかった。
「ルリアもう、遅いから、寝なさい。」
ルリアは泣きそうながらも、頑張った。
「でも、ルリに出来て、私が出来ない何て・・・・・いや・・私だって!」
アクアはルリアをそっと抱きしめた。
「大丈夫!きっと出来るよ。ルリ・・・」
「アクアお姉ちゃん」
ルリアは先に眠ってしまった。そして、気がついたら、また夢を見た。それは冷たい嵐の夢だった。何もなくて。誰も居ない夢だった。
「助けて!誰か!」
ルリアの中には、ルリアの知らない悲しみがいつもあった。
「あなたは誰?何で私の中にいるの?」
「まだ、あなたには、僕の姿を見ることはできない。」
「それは!どういうことなの?あなたは何で、こんなにも悲しいの?」
何もない暗い世界からルリの声が聞こえた。
「ルリアしっかりして!」
「ルリ?アクアお姉ちゃんメイお姉ちゃんどうしたの?」
「ルリア大丈夫?」
ルリアは、夢のことを話さなかった。
「大丈夫だよ。ルリ、アクアお姉ちゃんメイお姉ちゃん!」
そして、ルリアはあの夢はあれ以来見ることは、なかった。
そして、数日後ルリアはルリに追いついて、無事に真珠のお守りが出来た。そして2カ月後!
「アクアは必ず戻って来てよ。あなたはアクアリウムの女王なのだから!」
メイはアクアが心配でたまらなかった。そっと抱きしめた。
「アクアお姉ちゃん!・・」
「ルリ・ルリア・メイありがとう!ぜったい戻ってくる!」
アクアは、ルリ、ルリア、メイをいっぱい抱きしめた。そして記憶の国メモリアルに向かった!
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