上 下
6 / 8
双子のマーメイド

初代の記憶。

しおりを挟む

不安もあるが、アクアの無事帰れるなら真珠に魔力を込めて、お守りを作ることになった。そして、ルリとルリアにも話た。

「アクアお姉ちゃん?メイお姉ちゃん?」
「どうしたの?」
「どうしたですか?」
ルリとルリアは、疑問そうに言った。
「今日は、二人に大事な話があるの!」
「??」
「???」
「二人には、魔力を出す練習をしてもらいます。」
「魔力?」
「??」
「あれ?メイ二人は!」
「うん。まだ、魔力の勉強してない。」
「え!じゃあ。まずは、ルリとルリアに魔法の練習をしないと!」
「2ヶ月後で間に合うかな?」


アクアとメイは少し不安だがやって見ることにした。ここからルリとルリアの魔法の勉強が始まる。海雪は、アクアリウムの外にも、たくさん降ったそして、少しずつだが、戻りつつあるがマーメイド達は目が覚めない!

「アクアお姉ちゃん?」
「どうしたのルリア?」
「アクアお姉ちゃん次は何するの?」
「この真珠に、魔法を込めるの!」
「アクアお姉ちゃんよくわからない?」
「アクアそれだとよくわからないよ!」
「メイ!」
「あ!メイお姉ちゃん!」
「ルリア!この真珠に、優しく包み込むように、やさしく、魔法を、込めるの!」
「やさしく?」

ルリアは、そっと手を真珠に伸ばした。けれど、うまく魔力は、送れなかった。

「どうしよう!」
「ルリア、大丈夫、少しずつ勉強しよう。」
「うん・・・」


「ルリすごい!」
「アクアお姉さまこれでいいの?」

「ルリすごい!」

ルリの魔力が海全体に広がり、海の生命がまた輝き始めた。

「この魔力は!」

闇の王が動き始めた。
「!?」


「ルリすごい!」
「ルリアもきっと上手くなるよ!」
「うん!私もルリアみたいに頑張る。」
ルリアはルリに比べて、魔力の流すことが出来なかった。


「ルリアもう、遅いから、寝なさい。」
ルリアは泣きそうながらも、頑張った。

「でも、ルリに出来て、私が出来ない何て・・・・・いや・・私だって!」

アクアはルリアをそっと抱きしめた。

「大丈夫!きっと出来るよ。ルリ・・・」 
「アクアお姉ちゃん」

ルリアは先に眠ってしまった。そして、気がついたら、また夢を見た。それは冷たい嵐の夢だった。何もなくて。誰も居ない夢だった。

「助けて!誰か!」

ルリアの中には、ルリアの知らない悲しみがいつもあった。

「あなたは誰?何で私の中にいるの?」

「まだ、あなたには、僕の姿を見ることはできない。」

「それは!どういうことなの?あなたは何で、こんなにも悲しいの?」

何もない暗い世界からルリの声が聞こえた。

「ルリアしっかりして!」
「ルリ?アクアお姉ちゃんメイお姉ちゃんどうしたの?」

「ルリア大丈夫?」

ルリアは、夢のことを話さなかった。

「大丈夫だよ。ルリ、アクアお姉ちゃんメイお姉ちゃん!」

そして、ルリアはあの夢はあれ以来見ることは、なかった。
そして、数日後ルリアはルリに追いついて、無事に真珠のお守りが出来た。そして2カ月後!

「アクアは必ず戻って来てよ。あなたはアクアリウムの女王なのだから!」

メイはアクアが心配でたまらなかった。そっと抱きしめた。

「アクアお姉ちゃん!・・」
「ルリ・ルリア・メイありがとう!ぜったい戻ってくる!」

アクアは、ルリ、ルリア、メイをいっぱい抱きしめた。そして記憶の国メモリアルに向かった!
しおりを挟む
1 / 3

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

いくらなんでも無茶です!先生!

ホラー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

The Outer Myth(part Ⅰ)~目覚めの少女と嘆きの神~

SF / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

じっちゃんとネコのミャア

児童書・童話 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

この子が七つになる前に

ホラー / 完結 24h.ポイント:42pt お気に入り:0

冥府異聞奇譚調査部

ミステリー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

シャーロック・モリアーティ

ミステリー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:5

処理中です...