魔法使いの弟子

サクラ

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魔法使いと出会う

第3話入学式の準備!後半。

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「ここがホウキ屋さんなの?お姉様?」

ユナが見たホウキ屋は、とてもホウキが売っているお店じゃなかった!

「いらしゃいませ!」
「魔法ホウキください!」
「魔法のホウキですか?」
「はい!」
「では、魔力を量ります!」
「あの!なんで魔力を量るんですか?」
「それは!魔法使いの魔力は身分証明書みたいな物だから!入学式の時にクリスタルの色で勉強が変わるの!」
「なんで勉強が違うの?」
「それは!学校に通うようになってから!今は、ホウキを選ぶよ!」
「はい!」

とは言ったもの簡単には見つからなかった。ユナの魔力に合うホウキはこのお店になかった!

「お姉さま!どうしよう!」
「でしたら、ここに行ってください!」
「ここは?」
「ホウキの森です。」
「ホウキの森?」
「ホウキの森って!」
「ホウキの森行って見る?」
「うん!ホウキの森行ってみたい!」

マリアは不安そうだけど、行って見ることにした。

「確かホウキの森は東の森だったかな?あ!ホウキの森今は、魔力を吸水する儀式が行われている。」
「お姉さまなんで吸水の儀式を行うのですか?」
「この季節のホウキの森は、無差別に魔力を吸水するの。一度ホウキの近くの森がかれてしまったの。だから6ヶ月に一度魔力の吸水する儀式が行われるようになったの、それ以来森がかれることはなかったの。」
「そうなんだ!お姉さま私のホウキどうするの?」
「ホウキの森に行って見ようユナ。」
「お姉さま良いの?」
「どっちにしろ行かないと。ユナのホウキが用意できないから。」
(それにユナの魔力なら、大丈夫と思う。)
「待ってください!ホウキの森に行くなら、魔道工屋に行ってください!」
「わかった!ユナ行くよ。」
「はいお姉さま!」
「お姉さま、魔道工って何?」
「魔道工は、魔法をいろんな物に守護の魔力を持つ魔法のひとつで、それを作る人を魔道工職人、ユナ馬車に乗るよ!話は馬車の中でするよ。」
「はい!」
ユナとマリアは馬車に乗り魔道工屋に向かった。
「お姉さま魔道工職人はどういう道具を作るの?」
「いろんな魔道工が作られているの!才能にもよるけど、魔力の操作が出来ないと、良いものは作れない。」
「じゃあ魔道工職人は、ウィッチ学校に通っているの。」
「それは、少し違う。ウィッチ学校を卒業しなくも、職人の弟子になるとか、職人の家系とか、職人がスカウトすることもあるの。魔道工は、すべてオーダーメイド魔法使いに合わせて、作られるの!」
「魔道工職人ってすごい!」
「そうだ!魔道工職人なら、ユナのホウキを作ってくれるかも!」
「魔道工職人ってホウキも作れるの?」
「とにかく、魔道工屋に行ってから考えよう。」
魔道工屋に向かった。
「お姉さま!ここが魔道工屋?」
「そう!ここが魔道工屋!じゃあ中に入るよ。」
「はい!」
魔道工屋に入った。そこには、ユナが見たことがない物がたくさんあった。
「いらしゃいませ」
「ホウキの森に行く準備がしたい。基本的な準備お願いしたい。」
「分かりました。けれどなんでホウキの森行くのですか?」
「この子のホウキを作るためよ。」
「ホウキですか!」
「じつは今はホウキが作れなくて、ホウキの森に行けないんです。」
「じゃあ二人でホウキの森に行く。」
「そんな危険なこと、ダメです。だってあなたは!」
「?お姉さま?」
「なんでもないの、ユナ少し外で待ってね!」
「はい!お姉さま」
ユナ少し外で待つことになった。
「あなたは、どういうつもりかしら!」
「失礼しました。マリア様!」
「ですが!ホウキの森は危険です。どうか、やめてください。」
「それは、出来ない。ユナの魔力はとても強い、私より強い、精神が安定している時は大丈夫だけど、不安定になると、爆発的な魔力が生まれる。下手に魔力を押さえ込むと、ユナ自身が死ぬ。だから、ウィッチ学校に通って、魔力のコントロールを覚えてもらうの。だから、私のは魔力を吸収されない魔道工を、ユナには魔力を吸収を押さえる魔道工が欲しいの形はおまかせで!」
「はぁー分かりました。そこまで言うなら、そろえます。」

魔力の吸収されない魔道工を作ることになった。

「そろえました。くれぐれも、無理はしないでください。無事に帰って来てください。あなたは、この国の姫なのだから!マリア王女!」
「分かりました!ちゃんと帰って来ます。」

魔道工職人から、魔法のロープとアクアストーンをそろえてもらった。

「わぁー!かわいい!お姉さまこれすごい!」
「じゃあ!ホウキの元を取りに行くよ!」
けれど、ホウキの森は、儀式をしていた。

「お姉さま、あれが儀式なのですか?」
「そう!儀式は、歌の魔法よ。歌の魔法は、愛の歌祝福の歌と安らぎの歌と勇気の歌3つに分けられる。もうすぐ終る見たいだから、ここで待ちましょう。」
「はい!お姉さま」
歌が歌い終わった。
「良かった。終わった!」
「ユナホウキを、受けて取りに行くよ。」

「はい!」
ユナとマリアは、ホウキの森の奥深くまで歩いた。
「こんなに、深いところは初めてだ!」(それ程、ユナの魔力が大きいということ!このままだと、ユナは!)
「お姉さま、ホウキの森楽しい!」
「そうだね!」

マリアはそろそろ眠くて限界が!その時だった。ホウキの森深いところに、妖精が来た。


「妖精?」
(なんでこんなところ妖精がいるの?)
「かわいい!」

妖精は、ユナにホウキを渡した。

「これを、私に?」

妖精は、頷いた。ユナがホウキに触れた時だった。ホウキは光り出した、光はその人の1番ふさわしい形になった。

「これが私のホウキ!」

マリアはユナのホウキにびっくりした。そのホウキは古の魔法使いが使っていたものに良く似ていた。

「これがユナのホウキ!」

ユナは、妖精から、ホウキを受け取り、気が付いたら、森の外にいた。

「あれここは?森の外?」
「お姉さま?」

ユナとマリアはホウキの森の入り口で倒れてしまった。そして、気がついたら!部屋にいた。

「あれ?確かホウキの森行ってホウキを妖精さんからもらって、それで!記憶がない!」

周りを見渡す。

「ここは?どこ?」

知らない部屋にいた。ユナは起き上がろうとしたけど、体に力が入らなかった。

「力が入らない!息が苦しい・・・お姉様助けて!」

その時だった扉が開いた。ユナは、そっと起き上がった。

「お姉様?」
「ユナ大丈夫?」
「全然大丈夫!」
「そんな訳ないでしょ!私達ホウキの森の出口で倒れていたんだから!」
「倒れてた?」
「おそらくホウキを受けとった時に魔力を吸収されたと思う!」
「でも、明日入学式だから早く準備しないと!」
「そのことなんだけど、入学式は1週間先になっていたよ!」
「え!1週間後?」
「やっぱり知らなかったの?今年は、準備の間に試験をするの!」
「試験?」
「試験は、それぞれだけど、魔力を測るとか、強いか弱いかを決めるの・・・・」
(ユナの場合は、例外だけど、あなたは特別で特殊な魔法を使える。)

「ユナは、しばらく安静だよ。」
「そんなーーもっとお姉様と一緒に他の魔法のお店行きたい!」
「大丈夫だよ!学校に行けば、魔法のお店に行くきかいが増えるよ。」
「そうなの?」
「だから今は休むの。」
「うん!お休み。・・・・・・」

マリアは、ユナが寝たのを見守ってそっと部屋を出た。

「ユナの魔力がまた強くなっている。このままだとユナは!何で運命はあの子を奪うの、ケタ外れの魔力以外ただの女の子なのに!」

その後ユナは1週間目覚めなかった。入学式の朝ユナは目覚めた。
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