兄の親友が彼氏になって、ただいちゃいちゃするだけの話

狭山雪菜

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秘密1

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夏休みも終わる午後に、部屋で夏休みの宿題と復習を兼ねた勉強をしていたら、兄の部屋が何だか騒がしい。
最初は無視していたが、だんだんと集中力が途切れてしまったので、勉強は諦めて動画配信を見る事にした。部屋着のために、パジャマに近いシンプルなピンクのワンピース姿のままベッドへと横になった。
何個か動画を見終わると、私のスマホにSNSのメッセージが届いたと通知が表示された。タップしてアプリを開くと、彼氏の大原先輩だった。
『今隣の部屋で4人でいる』
とあって、そう言えば友達が来るって兄が朝言っていたのを思い出した。
『隣で勉強してたよ』
と短い文とウサギの可愛いスタンプを送ると、すぐに既読になって、そのまま返信が来ない。
こうした先輩とのやりとりで、2人きりの時ーーほとんど2人きりだけど、敬語が少しずつ減って…SNS上だったらもうほとんどタメ口だ。
敬語を使うな、って言われた時の事を思い出して、1人赤面する。ラブホテルであの時はゴム無しで、先輩が降参するまで愛し合った。
ーー私は先に降参していたけど…
頭が沸騰して加減が出来なくなると、先輩に言われてからゴムを使うことにした。
ーー確かに、ヤバかった…
先輩の昂りを直に感じて、中に注がれると溶け合って消えてしまう感覚に陥ってしまった。薄いゴムでは感じられない快感と満たされる感覚は、絶対に癖になる。でもそうしたら、見境なく求め合ってしまうし、私も先輩も止める気配がないから、また困ったもんだ。
ーー嬉しいけど、ね
結局は惚気になってしまうのは、しょうがない。付き合い始めたばかりの恋人だから、なんでも嬉しいのだ。
そんな事を考えていると、SNSのメッセージの通知がまた届いた。
『ちょっと抜けてそっち行く、』
そう書いてあるメッセージを見ていたら、隣の部屋でトイレ、と低い声が喋るのが微かに聞こえた。そっとドアの近くにより、静かにドアを開くと忍足で私の部屋に来る先輩がいた。隙間が出来たドアに手を置いて、ゆっくり開けた先のドアの横に私がいる事に気が付き、にっと笑う。先輩は白いポロシャツと紺色のハーフパンツとくるぶしの白い靴下を履いていた。
身体を滑り込ませて静かにドアを閉めると、お互い無言で抱き合う。
「…すぐ戻る」
私の髪に鼻と口を押し付けながら、そう囁く彼の背中に手を伸ばす。
「…うん」
顔を上げると、口を塞がれて舌が絡まる。顔の角度を何度も何度も変えながら、お互いの舌を絡め強く吸い唾液を飲む。ひと通り口内を貪られると、最後にキツく舌を座れ名残惜しく離れた先輩の唇。
「…また来る」
そう言って私の頬を撫でて、また静かに私の部屋から出て行ってしまった。
口づけだけじゃ足りなくなっている自分は、おかしいのだろうか、彼が出て行ったドアを見ながら自分の唇に触れて、しばらく動けなかった。

少ししたら、私の部屋に来て情熱的なキスをして部屋から出る。また少ししたら来てって、続けていたらお互いの身体に触れるようになり、何度目かの静かな逢瀬からはスカートの中に手を入れられるようになった。そして次に来た時には下着の中に彼の手が、そのまた次は蜜壺の中へと。キスをしながら声が漏れないようにしていて、もうイく時に指を抜かれて、中途半端に高ぶった身体を放置されて、次に来てくれるまで悶える。
だんだんと指だけじゃ足りなくなっていくのを感じて、自分の手でしたくなるのを我慢した。
ーー無理無理っ、隣に居るのにっ
我慢出来なくてスマホを持って、そっと部屋を出て兄の部屋の前を通ると、幸いにもドアが閉まっていた。そっと兄の部屋の前を通り1階に行くと、先輩にSNSのアプリからメッセージを送った。


コンコンと静かにドアをノックする音が聞こえ、ドアを開けて隙間から見えた影の胸ぐらを掴み引き寄せた。
「俺じゃなかったらどうする」
低く唸る先輩の身体を壁に押しつけて、キスを求めるために踵を上げると、欲しいものがすぐにやってくる。カチャッと鍵が掛かる音が聞こえたが、そんな事はもうどうでもよかった。
先輩を呼んだ先は1階のトイレだった。鍵の掛かる所はココしか思い出せなかった。お風呂場だと声が響いちゃうからだ。やっぱり2人が入るトイレの中は狭く、大柄な先輩が入ると好き勝手に動けなくなる。
「早くっ、ねっ」
唇を離して先輩の身体に自分の身体を押し付けると、うっと声を出した先輩が私の右の太ももを持ち上げ、クルッと私を壁に押しつけ体勢が変わった。
性急にハーフパンツと下着を下げて、はち切れんばかりの昂りを取り出した。先輩の肩に両手を置いた私の唇を塞ぎ、先輩の身体が私に近寄る。先輩の手によって上げられた右の太ももを先輩の太ももの裏に掛けると、ズラされた下着から露わになった蜜壺に先輩の昂りがゆっくりと入っていった。
「んっ!っつ!」
踵が上がりつま先立ちだけじゃ落ちそうになったので、先輩のポロシャツを掴む。ズズッと昂りが滑らかに蜜壺に入るのは、わずかな時間だったけど散々愛撫され広げられたからだ。十分に解れた蜜壺は、彼の昂りを受け入れていく。
「ぐっ…っ…つ」
私のお尻を掴み私を持ち上げた先輩は、自分の腰の上に私が乗るように押しつける。グンッと私の重みで先輩の腰に重なって、完全に昂りが最奥へと到達した。先輩が私のお尻を持ち上げては、お尻につけた手の力を緩めて離すと、先輩の昂りが奥に挿さる。
「んっ、ん、ん」
規則正しく動かされたお尻と同じタイミングで、蜜壺の中を抉られて、気持ちよくて声を抑えるのが大変だ。背中は壁に付いているので、ズルズルと擦れる音がする。
「はっ、キツっ、い、っぐっ、はっ」
早くしないと、と、思うのに、気持ち良くてこのままずっとしていたい、と矛盾した想いが私の中で混ざり、何度か突かれ続けられると、考える事を放棄した。先輩の苦しそうな低い声が、私の快感を高めて、もう絶頂が近くなった事を理解する。
「先ぱっ…イッ…イクっ、イック!」
目の前がチカチカと光り、頭が真っ白になると、先輩に抱きつく力が入る。
「あおっ、ぁっぐっ、っ」
先輩が腰を大きく下から動かし、蜜壺の最奥に留まると膨らんだ昂りが弾けて、叩きつけられた熱い証で蜜壺が満たされていった。


私の肩に顔を埋めた先輩は呼吸を整えると、私のこめかみにキスをしながら
「…すごい…気持ち良かった」
と、ポツリと零し、さっきまでなんともなかった蒸し暑さを急に感じた。
「…うん」
身体中から出た汗も煩わしくて、まだ余韻に浸っていた私は短く返事をして、先輩の首に腕を回し抱きついた。

そろそろ行かないと、と言う私に先輩は、ああ、と短く返事をして、軽く身嗜みを整えてトイレから居なくなった。
出された証を処理しながら、このままお風呂に入ろうかと思っていると、スマホの通知が表示された。
『俺が綺麗にするから』
先輩のメッセージを読んで、また少し兄の部屋に行って先輩を連れ去りたい欲が出たのは、私だけの秘密だ。
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