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準備
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ホーク様が帰ってきたと知らせを受けてはやる気持ちを抑え、玄関へ向かう
するとすでにアークと話しているホーク様が居て
眉間にシワを寄せてカッコいいとドキドキする
私に気がつくと両手を広げ「ただいま」と低い声が聞こえる
小走りでホークの元へ行き抱き付くと抱きしめ返してくれる
「おかえりなさい、旦那様」
ぎゅうぎゅうに抱きしめる力が強くて、嬉しい
「……ゴホン….新婚なのはいい事ですが…食事の仕度が整いましたので食堂へ」
アークがいることを忘れていた私は赤面し、顔が上げられずにホーク様の胸に顔を埋めた
「…無粋だな…行こう」
と私を抱き上げ片手で支える
「わっ」
急に持ち上がった身体は、びっくりしてホークの首に腕を回す
「あの…ホーク様…重くないですか?」
「軽いよ、もう少し重くてもいい」
暗に下ろしてといいたかったのだが、伝わらなかったみたいだ
食堂に着くと10人は座れそうなダイニングテーブルに上座に食器が並び、その横の席にも同じ食器があった
私を椅子に座らせ上座の席に着くと食事が運ばれてくる
時折見つめ合いながらとる食事は幸せでデザートが終わるとまた当たり前のように抱き上げられた私はホーク様の首に腕を回した
そのまま階段をのぼり、寝室に着くとベッドへそうっと下ろされ、額にキスを落とす
「…ホーク様」
うっとりと見上げると、うっとりした顔のホーク様が私の頬に手を伸ばそうとして
「…これから湯に行きますので、その辺で」
2人だけだと思っていた部屋に響くハンナの声に我に返ったホーク様は
「そうか…ではまた後で」
と額にもう一度キスをして部屋から出て行ってしまった
「…ハンナ」
拗ねた声で抗議をすると
このままにしていたら始まってしまいそうでしたので
と小さな声で呟かれ聞こえなかった
お風呂に浸かり、揉まれる全身が綺麗になっていく
クリームでマッサージを受け香油もつけられて
夜着に着替える
赤いランジェリーは、ホーク様カラーでこの日のために私が購入した
面積の小さな胸の粒を隠し赤い紐で支える胸、下は辛うじて隠れている下生えギリギリの所を隠し赤い紐で腰に結ぶ
白いレースの上着を羽織りその上からバスローブを身につけた
当たり前のようにベッドに腰掛け、ハンナが居なくなると訪れる1人の時間
ーーはっ恥ずかしい
顔がぼっぼっと火照るのがわかる
人前で感情は出さない王妃教育がここで役に立つとは思わなかった…咄嗟の時は出ちゃう行動も以前ならもっと酷かったのだ
ホーク様が来るのを待つ
ちゃんと出来るか不安だがココは気合いと根性で乗り切ろうと心に決めたのだ
するとすでにアークと話しているホーク様が居て
眉間にシワを寄せてカッコいいとドキドキする
私に気がつくと両手を広げ「ただいま」と低い声が聞こえる
小走りでホークの元へ行き抱き付くと抱きしめ返してくれる
「おかえりなさい、旦那様」
ぎゅうぎゅうに抱きしめる力が強くて、嬉しい
「……ゴホン….新婚なのはいい事ですが…食事の仕度が整いましたので食堂へ」
アークがいることを忘れていた私は赤面し、顔が上げられずにホーク様の胸に顔を埋めた
「…無粋だな…行こう」
と私を抱き上げ片手で支える
「わっ」
急に持ち上がった身体は、びっくりしてホークの首に腕を回す
「あの…ホーク様…重くないですか?」
「軽いよ、もう少し重くてもいい」
暗に下ろしてといいたかったのだが、伝わらなかったみたいだ
食堂に着くと10人は座れそうなダイニングテーブルに上座に食器が並び、その横の席にも同じ食器があった
私を椅子に座らせ上座の席に着くと食事が運ばれてくる
時折見つめ合いながらとる食事は幸せでデザートが終わるとまた当たり前のように抱き上げられた私はホーク様の首に腕を回した
そのまま階段をのぼり、寝室に着くとベッドへそうっと下ろされ、額にキスを落とす
「…ホーク様」
うっとりと見上げると、うっとりした顔のホーク様が私の頬に手を伸ばそうとして
「…これから湯に行きますので、その辺で」
2人だけだと思っていた部屋に響くハンナの声に我に返ったホーク様は
「そうか…ではまた後で」
と額にもう一度キスをして部屋から出て行ってしまった
「…ハンナ」
拗ねた声で抗議をすると
このままにしていたら始まってしまいそうでしたので
と小さな声で呟かれ聞こえなかった
お風呂に浸かり、揉まれる全身が綺麗になっていく
クリームでマッサージを受け香油もつけられて
夜着に着替える
赤いランジェリーは、ホーク様カラーでこの日のために私が購入した
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当たり前のようにベッドに腰掛け、ハンナが居なくなると訪れる1人の時間
ーーはっ恥ずかしい
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人前で感情は出さない王妃教育がここで役に立つとは思わなかった…咄嗟の時は出ちゃう行動も以前ならもっと酷かったのだ
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