ワンナイトラブは副団長と

結婚式3

啄むだけだったキスが舌を絡めるキスに変わるのはそう時間が掛からなかった

腰を掴んでいたアルはゆっくりと前後に動き出し、私の喘ぎ声をキスで塞ぐ
「…っつんっ」
と口の隙間から漏れる小さな喘ぎよりグチュグチュと溢れる蜜の音が大きく聞こえる毎にアルの動きも速くなる
ガンガンっと腰に打ちつけられるアルに逃げようにも腰にある手がそれを拒む
苦しいっ…でも…気持ちいい
圧迫感だけじゃなくだんだんと快感が勝ってくる

声を抑えようとアルの首筋に顔を埋める
「…っアル…アル…声….でちゃう…声」
と快感で少しずつ大きくなる喘ぎにココが控室だと思い出す
「…っエリー…肩を噛んでいい」と、一旦動きを止め軍服のボタンを外し襟を広げ肩を露わにするアル
動きが止まり急に快感がなくなり物足りなさから自然と揺れる腰に
「…っつ！エリー….我慢しているのに酷い」
と詰るように動きを再開するアルの肩に顔を埋め甘噛みする
んっんっと喘ぎがまた小さくなるが、先程よりも強く押さえ付けられガンガンと挿さるアルに頭が真っ白になり、ぎゅうぅぅと蜜壺が蠢く
「…っっっ」
蜜壺の締め付けにアルは奥で動きを止め、ぐりぐりとさらに奥に奥にと自身を押し付け
ぐっと膨らんだと思ったら熱い証が蜜壺の中へ溢れる
「！！！！！！」
肩に思いっきり噛み付いてもう一度きた快感が突き抜けるのに耐える

はあはあとアルの息が耳元に聞こえ、蜜壺にじんわりと広がっているアルの証を感じ幸福感がいっぱいになり、アルの肩に噛み付いていた口を離し跡が付いてしまったので軽く舐めた

「…アル…ごめんなさい….跡が…んっ」
と謝る私に塞がるキス
しばらくキスをしていた私達は、アル自身が大きくなった事でキスを止め名残惜しく蜜壺からズルっと離れた
「….あっ、」零れた言葉はアルがいなくなった寂しさと、蜜壺から溢れでる証のせいだ
そのまま起き上がったアルは一度私に触れるだけのキスをし、サッと身支度を整え室内にあったタオルを持ってきてくれた
「…んっ」
拭ってくれる優しい手に敏感になってしまった身体は感じてしまい甘い声が漏れる
「エリー…我慢しているんだから甘い声は出さないで」
と軽く叱られてしまうが、アルの拭う手つきが妖しいのが悪いと思うの…

下着を履くのを手伝ってもらい、スカートを直すとシワはあまりなくホッとした
大きな鏡の前でチェックするため、脚がガクガクするが移動すると背後からアルに抱きしめられ首筋にキスを落とされた
「んっ…アル…ダメ」
と、抗議する声はやっぱり甘い
「エリー美しい愛してる」
鏡越しに見るアルは蕩ける笑顔で、私も幸せな顔をしていた
「…私も愛してます」
振り返り背後にいたアルと触れるだけのキスを何度かした時


コンコン
とノックの音がした
慌てて少しアルと離れ軽く髪やドレスを整え、入室の許可を出したら
入ってきたのは侍女だった
「まあ！花婿様はまだ入室してはダメですよ」
とアルの存在に驚いた侍女はアルを咎めるが
「早く会いたくて」
と何にも悪いことをしていないと肩をすくめるアル

「お嬢様、結婚したら旦那様の手綱を掴むのもお仕事ですからね
少しお化粧直ししますので、退室お願いします」
と呆れ顔の侍女がアルにも聞こえるように釘を刺す
「…はい」
とそれ以上の事をした身としては恥ずかしくて素直に返事をした

「じゃあ…後で…俺の花嫁」

と言ってサッと舌を絡めたキスをして足速に去っていった

「「！！」」
抗議する間もない早業に私と侍女は呆然としてしまったが