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25.夫婦同伴
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ゼインとの穏やかな日々が続いた。ゼインは相変わらず多忙だったが、食事をとるときはハルと一緒にいてくれた。夜はハルを抱くことはないが、同じ時間にベッドに入ることも嫌がることなくしてくれるようになった。
そんな生活が続き、まもなくゼインと結婚して一年が経とうとしていた。
ゼインは机の前の椅子に座り、本を読んでいるのだが、いつにも増して神妙な顔つきをしている。
「ゼインさま、お疲れですか? 肩でも揉みますよ」
「ああ、頼む」
「はい。かしこまりました」
ハルはゼインの肩に手を置き、ゼインの肩のこりをほぐしていく。ゼインの肩は筋肉質で、背中はハルよりも断然大きかった。
肩を揉みながらハルはゼインの読んでいる本に視線を落とす。どうやら他国リディアックの歴史についての本を読んでいるようだ。
「リディアック、ですか?」
「そうだ。父上から交渉を任されたんだ」
「すごいですね……」
リディアックは、昔からアレドナールと対立してきた大国だ。かつてはハルの故郷フラデリックに攻め入って、国を滅ぼそうとしてきた相手でもある。
リディアックは国王が代替わりしたところで、今までの国の方針が変わってきている。国の領地を拡大しようと目論んでいるようで、つい先日、大きな貿易港のある国を事実上征服したのだ。
そんな重要な国との交渉をゼインが任されるとは。王太子とはいえ、ゼインはまだ十八歳だ。
「表向きはリディアック国王・ラインハルトの誕生祝いへの出席だ。ラインハルトは御年四十六歳。今さら誕生日を祝う年でもないだろうに」
ゼインは口が悪い。ラインハルトに対して良い印象は持っていないようだ。
「ラインハルトの息子、第一王子のドルートは俺と同じ年だ。レドナ中立国の王立学校に半年留学していたとき、あいつの出来なさ具合に笑ったぞ。それなのに金髪碧眼で顔だけはいいからやたらとモテて本当に意味がわからない」
ゼインはドルートのこともあまり好きではないらしい。
それにしても他の国の王子がモテるのが気に食わないとは。天下のゼインでもそんな気持ちになるのかとハルは心の中でだけクスッと笑う。
「そうだ、ゼインさま、リディアックへは私も一緒にまいります」
「はっ?」
ゼインが振り返り、信じられないといった表情でハルを見る。
「ハルは来るな。これは遊びじゃない」
「いいえ、ゼインさま。招待状をよく確認してください。私の名前もしっかり明記されているのです。ですので参加するしないは私が決めます」
「おいっ」
「陛下から聞きました。結婚している場合、パーティーには夫婦同伴で参加することが当然だそうです。ゼインさまには私がいるのですから、ひとりでは貴族の方々に白い目で見られてしまうかもしれませんよ?」
ハルの言葉にゼインは言葉に詰まらせた。ゼインが望んでいなくてもハルは王太子妃だ。
「アレドナール王家の名誉のためにも私を連れて行ってください」
「家のためか……。ハルはそればかり。本当に家族思いなのだな」
ゼインはそう言うが、家のため、という大義名分がないとゼインはハルを置いていってしまうだろう。
ゼインをそばで支えたいから、というハルの本音を言ったらゼインが許すはずがない。
「はい。王家のために精一杯尽くしますので、どうぞよろしくお願いします」
ハルがにっこりと微笑むと、ゼインは根負けして諦めたのか、これ見よがしに大きな溜め息をついた。
ゼインとハルのふたりは、リディアックに到着した。リディアック城は贅沢の極みといってもいいほど豪勢で、誕生パーティーの催される大広間は特に豪華絢爛だ。
総大理石の床と柱、床には模様入りの大きな絨毯がひかれている。天井にも壁にも壁画が描かれ、その周りには数々の調度品が飾られている。
長いテーブルに並べられた料理も贅を尽くしたものばかり。出席者が皆「リディアックの財力はさすがだ」と感嘆の声をあげている。
リディアックは昔からアレドナールと因縁の国だ。国家として成ったのも同時期で、お互い周辺国を統合しながら大きく成長してきた。
大きく異なる点はひとつ。アレドナールは各地を統治する貴族にもある程度の采配権が与えられているが、リディアックにはそれがほとんどないというところ。つまり、アレドナール国の公爵であるハルの父親グイドには、領土の規則などを制定したり自分の采配でできることが多々あるが、リディアックはそれを許さない。何をするにも王家の許可を得なければならない、権力が中央に集中している独裁国家なのだ。
リディアックの現王はラインハルト。ラインハルトは決して穏やかではない性格だ。気分屋でそのときの気分で決断が変わるので、家臣たちはいつもラインハルトの機嫌を窺っているとかなんとか。
本来であれば、アレドナール国王であるカーディンが出向くべきなのだろうが、カーディンはあえてそうしなかった。
今までカーディンは何度もラインハルトと顔を合わせ話し合いの場を持っている。だが、両国に和解の兆しはない。その打開案として、カーディンはマイセラを無血開城させた実績を買ってゼインに任せたのだろう。
リディアックは今、アレドナールとの国境の町に侵入し、横暴を働いたり、略奪したりしている。それについて何度も国家として警告を出しているのだが、「市民が勝手にやっていることだ」と取り締まりをしようとしない。
アレドナール民ではないからとこちらの法で裁けない。だが、リディアックは他国での罪だからとそいつらを野放しにしている。だから余計に悪いことをする奴らが後を絶たないのだ。
ゼインの狙いは、リディアックに誓約書を書かせ、他国でした犯罪行為についても自国の法律で裁くと認めさせることだ。
誕生日パーティーはつつがなく終わった。勝負はこれから始まる夜会だ。
この夜会に来るのは各国の王族のみ。酒を飲み交わしたり、カードゲームに興じたり、本来はくだけた雰囲気の会だ。
ゼインとハルは一度部屋に戻り、夜会用の服に着替え、身なりを整えてから会に臨んだ。ゼインは黒に金糸の装飾のついた正装。ハルはゼインと同じ仕立ての服の色違いで、藍色の正装を身につけた。
夜会の行われている部屋に辿り着く。絵画や煌びやかな家具など装飾の多い絢爛なサロン部屋が連なるつくりで、そう広くはない区切られた部屋がいくつか続いている。奥のほうの部屋では人々がワイングラスを片手に、ゲームや話に興じている様子だ。
ハルは周囲ににこやかに挨拶をしながら夜会の部屋へと足を踏み入れる。
ハルは基本的にはゼインについていくだけだ。パーティーのときも挨拶をしながらゼインとの不仲を悟られないよう、できるだけ仲のいいふりをした。
結婚して一年が経とうとしているのに、ゼインとハルは番っていない。それは忙しいゼインが不在がちだということに因るものなのだが、不仲説があるのも事実だ。だからせめて表向きだけでもゼインと仲良さげに見せかけなければならない。
ゼインもそこは心得ているのか、パーティーの最中はハルがゼインに馴れ馴れしく触れても嫌がりはしなかった。
そんな生活が続き、まもなくゼインと結婚して一年が経とうとしていた。
ゼインは机の前の椅子に座り、本を読んでいるのだが、いつにも増して神妙な顔つきをしている。
「ゼインさま、お疲れですか? 肩でも揉みますよ」
「ああ、頼む」
「はい。かしこまりました」
ハルはゼインの肩に手を置き、ゼインの肩のこりをほぐしていく。ゼインの肩は筋肉質で、背中はハルよりも断然大きかった。
肩を揉みながらハルはゼインの読んでいる本に視線を落とす。どうやら他国リディアックの歴史についての本を読んでいるようだ。
「リディアック、ですか?」
「そうだ。父上から交渉を任されたんだ」
「すごいですね……」
リディアックは、昔からアレドナールと対立してきた大国だ。かつてはハルの故郷フラデリックに攻め入って、国を滅ぼそうとしてきた相手でもある。
リディアックは国王が代替わりしたところで、今までの国の方針が変わってきている。国の領地を拡大しようと目論んでいるようで、つい先日、大きな貿易港のある国を事実上征服したのだ。
そんな重要な国との交渉をゼインが任されるとは。王太子とはいえ、ゼインはまだ十八歳だ。
「表向きはリディアック国王・ラインハルトの誕生祝いへの出席だ。ラインハルトは御年四十六歳。今さら誕生日を祝う年でもないだろうに」
ゼインは口が悪い。ラインハルトに対して良い印象は持っていないようだ。
「ラインハルトの息子、第一王子のドルートは俺と同じ年だ。レドナ中立国の王立学校に半年留学していたとき、あいつの出来なさ具合に笑ったぞ。それなのに金髪碧眼で顔だけはいいからやたらとモテて本当に意味がわからない」
ゼインはドルートのこともあまり好きではないらしい。
それにしても他の国の王子がモテるのが気に食わないとは。天下のゼインでもそんな気持ちになるのかとハルは心の中でだけクスッと笑う。
「そうだ、ゼインさま、リディアックへは私も一緒にまいります」
「はっ?」
ゼインが振り返り、信じられないといった表情でハルを見る。
「ハルは来るな。これは遊びじゃない」
「いいえ、ゼインさま。招待状をよく確認してください。私の名前もしっかり明記されているのです。ですので参加するしないは私が決めます」
「おいっ」
「陛下から聞きました。結婚している場合、パーティーには夫婦同伴で参加することが当然だそうです。ゼインさまには私がいるのですから、ひとりでは貴族の方々に白い目で見られてしまうかもしれませんよ?」
ハルの言葉にゼインは言葉に詰まらせた。ゼインが望んでいなくてもハルは王太子妃だ。
「アレドナール王家の名誉のためにも私を連れて行ってください」
「家のためか……。ハルはそればかり。本当に家族思いなのだな」
ゼインはそう言うが、家のため、という大義名分がないとゼインはハルを置いていってしまうだろう。
ゼインをそばで支えたいから、というハルの本音を言ったらゼインが許すはずがない。
「はい。王家のために精一杯尽くしますので、どうぞよろしくお願いします」
ハルがにっこりと微笑むと、ゼインは根負けして諦めたのか、これ見よがしに大きな溜め息をついた。
ゼインとハルのふたりは、リディアックに到着した。リディアック城は贅沢の極みといってもいいほど豪勢で、誕生パーティーの催される大広間は特に豪華絢爛だ。
総大理石の床と柱、床には模様入りの大きな絨毯がひかれている。天井にも壁にも壁画が描かれ、その周りには数々の調度品が飾られている。
長いテーブルに並べられた料理も贅を尽くしたものばかり。出席者が皆「リディアックの財力はさすがだ」と感嘆の声をあげている。
リディアックは昔からアレドナールと因縁の国だ。国家として成ったのも同時期で、お互い周辺国を統合しながら大きく成長してきた。
大きく異なる点はひとつ。アレドナールは各地を統治する貴族にもある程度の采配権が与えられているが、リディアックにはそれがほとんどないというところ。つまり、アレドナール国の公爵であるハルの父親グイドには、領土の規則などを制定したり自分の采配でできることが多々あるが、リディアックはそれを許さない。何をするにも王家の許可を得なければならない、権力が中央に集中している独裁国家なのだ。
リディアックの現王はラインハルト。ラインハルトは決して穏やかではない性格だ。気分屋でそのときの気分で決断が変わるので、家臣たちはいつもラインハルトの機嫌を窺っているとかなんとか。
本来であれば、アレドナール国王であるカーディンが出向くべきなのだろうが、カーディンはあえてそうしなかった。
今までカーディンは何度もラインハルトと顔を合わせ話し合いの場を持っている。だが、両国に和解の兆しはない。その打開案として、カーディンはマイセラを無血開城させた実績を買ってゼインに任せたのだろう。
リディアックは今、アレドナールとの国境の町に侵入し、横暴を働いたり、略奪したりしている。それについて何度も国家として警告を出しているのだが、「市民が勝手にやっていることだ」と取り締まりをしようとしない。
アレドナール民ではないからとこちらの法で裁けない。だが、リディアックは他国での罪だからとそいつらを野放しにしている。だから余計に悪いことをする奴らが後を絶たないのだ。
ゼインの狙いは、リディアックに誓約書を書かせ、他国でした犯罪行為についても自国の法律で裁くと認めさせることだ。
誕生日パーティーはつつがなく終わった。勝負はこれから始まる夜会だ。
この夜会に来るのは各国の王族のみ。酒を飲み交わしたり、カードゲームに興じたり、本来はくだけた雰囲気の会だ。
ゼインとハルは一度部屋に戻り、夜会用の服に着替え、身なりを整えてから会に臨んだ。ゼインは黒に金糸の装飾のついた正装。ハルはゼインと同じ仕立ての服の色違いで、藍色の正装を身につけた。
夜会の行われている部屋に辿り着く。絵画や煌びやかな家具など装飾の多い絢爛なサロン部屋が連なるつくりで、そう広くはない区切られた部屋がいくつか続いている。奥のほうの部屋では人々がワイングラスを片手に、ゲームや話に興じている様子だ。
ハルは周囲ににこやかに挨拶をしながら夜会の部屋へと足を踏み入れる。
ハルは基本的にはゼインについていくだけだ。パーティーのときも挨拶をしながらゼインとの不仲を悟られないよう、できるだけ仲のいいふりをした。
結婚して一年が経とうとしているのに、ゼインとハルは番っていない。それは忙しいゼインが不在がちだということに因るものなのだが、不仲説があるのも事実だ。だからせめて表向きだけでもゼインと仲良さげに見せかけなければならない。
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