異世界に行く方法をためしてみた結果

一緒にいよう？

異世界に行く方法を試してみた結果

蒼空　「さて、行くか。」

お燐　「ニャーッ！」

蒼空　「箒乗っていくから、人間の姿のほうがいいぞ？」

お燐　「はいはい。わかったわよ。」

蒼空　「しっかり掴まっててよ？」

お燐　「うん。」

ギューッ

蒼空　「なんで掴まっててって言うと皆こうするの？私の言い方が悪いのかな～。」

お燐　「あっ！！前！前！」

蒼空　「ん？ああぁっ！！！」

弾幕勝負か...悪くない。負ける自信がない！！

蒼空　「お燐、ちょっと弾幕勝負するから、落ちないように気をつけてね。」

お燐　「そんな簡単に倒せる相手じゃないよ？あれ...。」

妹紅　「暇だからちょっと相手してくれよ！手加減なしでな！」

蒼空　「私は後ろに女の子一人乗っけてるんだよね。だから．．．早めに終わらせようか？」

妹紅　「じゃあいくよ！！ 時効　月のいはかさの呪い！！」

ゴオォォ！！

蒼空　「一発目からなかなか過激なのをもってきたね？
　　　私の番だ。　避符　敵前逃亡！」ピャーーーッ！

カッ！！

妹紅　「閃光弾？！」

ヒュ～～

妹紅　「はへ？何だったんだ今の．．．。」



お燐　「で？勝てないと思ったから逃げてきたんだ～。かっこ悪い．．．。」

蒼空　「ここに隠れてれば取り敢えずってとこだな。」

お燐　「八卦炉は？あれで勝てるんじゃないの？」

蒼空　「あれは威力は最強だけど私の体が持たない。」

お燐　「ふ～ん、そうなんだ～。」

蒼空　「大体にして妹紅に勝つってのが無理な話だしね。不死の相手に勝てるわけない。」

お燐　「まあいいや。早く行こ。」

蒼空　「うん。」


蒼空　「美鈴さーん。生きてますか～？おーい！」

お燐　「いっつも寝てるよね～。」

蒼空　「もう猫になっといたら？」

お燐　「ニャンっ」

蒼空　「おかしい、門番が寝てるのに咲夜が出てこない。」

お燐　「ニャッ！」

蒼空　「どうしたの？」

お燐　「ニャーニャー！」

蒼空　「鍵開いてるのかい...。警備ガバガバだな。」

私は重たい門を押して、中にはいった。

蒼空　「すみませーん！お邪魔しまーす！」

レミィ　「あら、どうしたの？久しぶりね。」

フラン　「私と遊ぼ！！」

蒼空　「あの．．．咲夜いませんか？」

レミィ　「．．．．．．。こっち来て。」

フラン　「後で遊んでね？」

蒼空　「わかったわかった。」

フランに返事をしつつ、レミリアに着いていくと．．．

ベッドに横たわっている咲夜がいた。

蒼空　「？！どうしたの？！」

レミィ　「しーっ！静かに！今お薬飲んで寝てるんだから。」

蒼空　「ごっごめんなさい。咲夜は大丈夫なの？」

レミィ　「多分ね。ただ...」

蒼空　「なに？」

レミィ　「これ、他言たごんしないって約束できる？」

蒼空　「うん。絶対。」

レミィ　「じゃあその猫...いやお燐ちゃんだったかしらね？ちょっとこの部屋から出てね？いい子だから。」

お燐　「フニャ～」

パタン...

蒼空　「よくわかったね。」

レミィ　「当たり前よ。尻尾が二股なんだから。」

蒼空　「あっそうか。」

レミィ　「そんなことより、咲夜についてだけど...咲夜にも言っちゃだめよ？」

蒼空　「うん...。」

レミィ　「あの子、もうあんまり長くないのよね。永琳の薬とパチェの魔法で見た目と身体能力は変わってないけど
　　　　もうここに来て400年近くになるからね。ある程度寿命が伸びたからって、人間だもの。いつかこうなる運命なのよ。」

蒼空　「そっか...だから昨日．．．。」

レミィ　「なんかあったの？」

蒼空　「話してもいいよね。咲夜。」

レミィ　「...。話して。」

蒼空　「実はね...昨日...」


レミィ　「そっか...あの子もいっぱい、いっぱい悩んだでしょうね。あなた、泣いてるの？」

蒼空　「ううん...。泣いて......ない...よ？」

レミィ　「泣いていいのよ。私だって...泣きたいもの...。」

蒼空　「うう......。ごめんね、ごめんね...昨日あんなことして...なんで、なんで気づかなかったんだろう...。」

レミィ　「私...ちょっと席外すわね。咲夜のこと看てて。」

レミィ　「もういいわよ猫ちゃん？」

お燐　「ニャー。」



蒼空　「お燐、ちょっとこっち見ないでね？いいって言うまで見ちゃだめだよ？」

お燐　「ニャ」

お燐はなにか感じ取ったかのように部屋から出ていった。

蒼空　「咲夜。」

咲夜　「ん...あれ...来てたんですか？寝顔見られちゃいました？///」

蒼空　「へへへ、可愛かったよ？」

咲夜　「さてと、ちょっとお掃除しますかね。」

蒼空　「咲夜、横になってていいよ。」

咲夜　「？いいですけど、どうされました？」

蒼空　「昨日のこと謝りに来たんだ。ごめんね。」

咲夜　「大丈夫ですよ。気にしてないので。」ニコッ

蒼空　「でさ、お詫びに...」

咲夜　「あっ///んっ///」



咲夜　「はぁ...はぁ...ちょっと長かったですよ///窒息させる気ですか？」

蒼空　「ごめんね。」

ギューッ

蒼空　「大好きだよ...。」

咲夜　「やだな、泣いてるんですか？どうしました？」

蒼空　「ん？幸せだなーって。」

咲夜　「私も...大好きですよ。あなたのこと。」


しばらくの間、二人は抱き合っていた。
それを扉の影から見ていたものがひとり...

レミィ　「はあ、結局キス止まりか...。せっかく私が邪魔しないであげたのに...。」

コンコン、

レミィ　「入るわよ？」

咲夜　「はい、いいですよ。お嬢様。」

蒼空　「スヤァ」

咲夜　「彼、また寝ちゃってるんですよ？可愛いですよね。子供みたいで。」

私は咲夜からそれを聞いて、ちょっと悪戯してみたくなった。

レミィ　「そう...。私ちょっと私用で出かけるから、留守番よろしくね？」


パタン...

咲夜　「行きましたよ。蒼空さん。」

蒼空　「んっ！じゃあ起きますか～。ねぇ...一緒にいよう？今日は...ずっと...」

咲夜　「でもやっぱり、お嬢様が見てると動きづらいですね～。」

蒼空　「そら、そーだよな～。にしてもレミリア、バレてないと思ってるのかな...バレバレなんだけどな～。」

咲夜　「ギューッてしてくださいよ。///」

蒼空　「ん...いいよ」

咲夜　「ねえ...いいですか？」

蒼空　「ん、いい、よ」

咲夜　「じゃあ、好きにさせてもらいますね。///」



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お燐　(まだかな～チラッ)

お燐　「ニャッ！！」

お燐　(うわ～///いけないものみちゃった////うにゅ～///)

パチェ　「あら、猫じゃない。おいで～。」

お燐　「ニャ、ニャ～...」





あとがき：ちょっといちゃつかせてみました。苦手な方ごめんなさい。