ヒ・ミ・ツ~許嫁は兄の親友~(旧:遠回りして気付いた想い)[完]

麻沙綺

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中学生と婚約解消

クリスマス…亜耶

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 クリスマス当日。
 冬休みの入り、勉強の日々が始まった。
 で、今日はクリスマスパーティーの日です。
 急遽、プレゼント交換をしようということになり、塾が始まる前にプレゼントを買いにショッピングモールに来ました。

 どうしようかなぁ。
 目移りしちゃって、迷ってしまう。
 それに、誰に当たっても良いのって何だろう?
 一向に決まらず、あっち行ったりこっち行ったり……。
 お小遣いの範囲内で、と思うと見つからない。
 う~ん……。
 ふと目に留まったのが、シンプルなストラップ。
 これでいいかな。
 それを手にして、レジに持って行き会計をする(ラッピングしてもらいました)。
 まだ、塾が始まるまで時間があったので、少し店内をブラブラすることに……。

 で、目に留まったのがペアーのマグカップ。
 これ、お兄ちゃんと由華さんに調度いいかも。
 即購入して、店内を見て回る。
 フと視界に入りそこに行く。
 これ遥さんにいいかも……。
 手にしたのは、濃紺のマフラー。
 でも、予算が厳しいかも……。
 う~ん。
 だけど、普段お礼出来ないからこういうイベントの時にでも返したいし……。
 悩んでても仕方が無いから買っちゃおう。

 勢いに任せてつい買っちゃったけど、これ遥さん本人にちゃんと渡せるのか不安だ。渡せれなければお兄ちゃんに頼んで渡してもらえばいいかな。
 悠磨くんには……あっ手袋かな。
 勿論プレゼント用に包装してもらう。
 腕時計に目を向ければ、調度いい時間で、そのまま店を後にした。

 思ったよりお金飛んでいっちゃったな。

 何て思いながら、塾まで駆け出した。




「今日はここまでだ。クリスマスだからって、浮かれてるんじゃないぞ。後で後悔する事になるんだからな。」
 塾講師の言葉にちょっとだけ罪悪感が浮かぶが、でも息抜きも大切と自分に言い聞かせた。
 講師が出て行くと、教室内はザワメキたつ。
 まぁ、世間ではクリスマスだからね。ざわつかないわけ無いよね。
 皆が集まった。
「さて、帰りながら、買い出しするか。」
 誰かが呟いた。


 コンビニに立ち寄り、お菓子や飲み物を購入する。
「ねぇ、亜耶。さっきから気になってたんだけど、荷物多くない?」
 瑠美ちゃんに言われて、ビクと肩が震える。
「えっ、あぁ。お兄ちゃんにね。」
 お兄ちゃんのだけじゃないけど……。
 二人を見れば信じてもらえてないみたいだったから。
「お兄ちゃん、来年の春に結婚するんだ。だから、そのお祝いの品だよ。」
 誤魔化すように言う。
 嘘はついてないから大丈夫だよね。って、何で私誤魔化してるんだろう。
「ふ~ん。仲がいいんだね。」
 訝しげな目で見てくるけど、何とか納得、してくれたかな。
 ホッとしたのも束の間。
 歩道を歩いていると。
「亜耶! 何してるんだ!」
 突然の声に驚き、声のした方に向けば遥さんが、怪訝そうに此方に来て居た。
 私の目の前で止まると。
「こんな時間に何してるんだ?」
 改めて聞いてくるから。
「何って、これからパーティーを皆でしようと……。」
 そこまで口にしてから慌てて口を押さえる。
 自然と言葉が出てきちゃった。
 何故か、遥さんの前だと嘘付けなくて素直に言葉が出てきちゃうんだよね。
 ってヤバイ。遥さんには、内緒だった。
  自分からバラして、どうするんだ。
「パーティー?」
  遥さんの目が、怪訝そうな顔をする。
 何処と無く睨み付けられてるように感じる。
 どうしよう……。
 このまま帰れって言われそうだよ。
 遥さんに何か言われる前に。
「大丈夫、終わったら直ぐ帰るから……。」
 そう言って、皆のところに逃げた。
 あ~あ、自分から墓穴掘るなんて……。
 は~。
 言い逃げしちゃったよ。
 後で、怒られるんだろうなぁ……。
 何て落ち込む私に。
「亜耶、さっきの人ってこの間の人だよね。」
 姫依ちゃんが聞いててきた。
「う、うん。そうだよ。」
 動揺しすぎて、上手く言葉が出てこない。
「凄い心配性だね。」
 瑠美ちゃんが言ってくる。
 その言葉に不思議に思ってると。
「だって、さっきから心配気にずっと亜耶の事見てるんだもん。」
 って、確かに背中に当たる視線が、痛い。
 これ、絶対に怒ってるよね。
 どうしよう。
「そうか、な。」
 私は、苦笑するしかなかった。

 だって、あの人にとって私は大切な婚約者なのだから……。

















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