ヒ・ミ・ツ~許嫁は兄の親友~(旧:遠回りして気付いた想い)[完]

麻沙綺

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中学生と婚約解消

初デート②…悠磨

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 映画館近くのファミレスに入る(中学生なのでこの程度しか無理です)。
 本当なら、フレンチとかに連れて行きたいが予算を考えると無理なんだよなぁ。


 店員さんに案内されて、席に着く。
「亜耶、先に決めていいよ。」
 オレは、メニューを亜耶に渡す。
「う~ん……。」
 亜耶は、メニューを見て睨めっこしだす。
 食べたいメニューを見つけては、目を輝かせている。
 本当に可愛い奴。
「決まったよ。」
 亜耶が、ニッコリと微笑む。
 オレは、メニューを受け取り、ペラペラと捲る。
 うん、オレはこれにしよう。
「押すよ。」
 オレは、呼び出しブザーを押した。
 暫くして、店員さんが来た。
「お待たせしました。ご注文をどうぞ。」
 と言われ、亜耶に先に言わせた。
「海老ドリアとドリンクバーで。」
 それだけで足りるのか?
 そう思いながら。
「ハンバーグセットで、パンで。後ドリンクバー。」
 オレは、亜耶に続いて言う。
「注文を繰り返させていただきます。海老ドリアとハンバーグセットで。主食はパンで。ドリンクバーが二つですね。」
「はい。」
「今暫くお待ちください。」
 そう告げ、軽くお辞儀して去って行った。

「ねぇ、悠磨くん。映画の後、付き合って欲しいんだけど、いいかな?」
 亜耶が、不意に聞いてきた。
 願ってもない申し出だった。
「うん、いいよ。何を見るの?」
「あのね。今度、お兄ちゃんが結婚するんだけどね、二人にサプライズプレゼントしたくて……。一緒に見てくれるかなぁ?」
 あぁ。
 亜耶と十も離れてるから……か。
「そっか……。うん。一緒に見て回ろう。」
 オレは、笑顔で答えていた。

 オレたちは、その後たわいの無い話をしながら昼食を食べ終えると店を出て、映画館に向かった。
 その間、逸れないように……違う、ただ、亜耶が逃げないように手を繋いで歩いた。

 こんなに独占欲が強いなんて、オレ自身思ってもみなかった。


 二時間弱あった映画を観終えて、カフェで寛いでいた。亜耶は、相変わらずミルクティーを注文していた。
 ミルクティーほんと好きだよなぁ。何て思っていたら。
「映画、面白かったね!!」
 亜耶が、興奮気味に言い出した。
「あぁそうだな。あんな展開があるとは、思わなかった」
 オレも同意した。

 今回のSFは、予想を上回る面白さで、ハラハラドキドキが、止まらなかった。
「また、観に来ようね。」
 亜耶が、嬉そうの言うから。
「うん!」
 って思わず、勢いよくで頷いていた。
「そろそろ出ようか?」
「うん。」
  
  
 オレ達は、席を立ち店を出た。


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