聖女希望の乙女ですが・・前世は極悪令嬢です

山美ハル

文字の大きさ
3 / 3

極悪令嬢は進路について悩んでいます

しおりを挟む
夕方の世界は何時もと違う、夕日を見ていると無性に悲しくなる

従業を受け帰宅するエリルは教師から呼び留められる

「エリルさんよろしいですか?」

エリルは答える

「はい」

「進路について聞かせてくれる?」

「はい」

学校も卒業まじか他の生徒は真剣に悩む中、エリスは自身の進路について悩んでいた

「エリスさんは将来どの分野に進むのかしら?」

エリス自身は神官補佐の聖女になりたいと思っているが、神官クラスを目指すのであれば、特別に神官コースの養成所試験に合格する必要がある、その試験を受けるためにはクラスの生徒6人と教師からの推薦状を3枚書いてもらう必要があるが、一向に教師や周りのクラスメイトにその話をしていない為に教師のクリアから再度、確認をされたのだ

「神官コースです・・」

「だったら他の友達や教師に声をかけなきゃだめでしょ?」

「そうですね・・はい」

おとなしい性格のエリルは友達が少なく、自分から推薦状を書いて欲しいと言えなかった

「あなたの普段の態度なら教師の人たちからの推薦は貰えるかもしれないけど・・友達からは自分から声をかけなきゃだめでしょ」

「はい」

「今月までに友達からの推薦状6枚を集めてもってきてね」

「はい」

エリルは悩む

「どうしよう・・」

エリルのクラスは10人

「ミサちゃんとフリルちゃんは書いてくれるかもしれないけど他の人は・・」

ミサとフリルはエリルと同じで擁護施設で暮らす家族兼友達である

「でも 違うクラスだしな・・」

学校全体ではなくクラスだけなのがエリルを悩ます

「困ったな 困ったよ 困っているよ」

そんな言葉遊びをしている暇はない

「う~ん」

学校の中を歩くエリルは窓に映る自分と目が合う

「どうしようかな」

鏡のエリルは赤い眼でこちらを見る

「そうだ」

鏡のエリルが笑う

コンコン

「はい」

エリルはユーリルの部屋の扉をたたく

「な 何しにきたの大声出すわよ!!!!」

「お願いを聞いて欲しいんだよ」

「いや 帰ってよ」

ユーラスは部屋の扉を閉めようとする

「お願い」

エリルは扉に足を挟む

「な な 何するきよ」

「話だけでも 聞いてよ 友達でしょ?」

「・・・」

「ユーラスちゃん妹いたよね?」

「・・・」

「入って」

エリルはユーラスの部屋に案内される

ユーラスの部屋と言っても大勢が暮らす女子寮の中の小さな部屋であり小さな机と本が何冊かあるだけの空間である

「あなた よく私の部屋にこれたわね」

ユーラスはエリルの事を警戒している

当たり前である、さんざん学校の中で暴力を振るわれたのだから、そんな人間に会いたくもないが自分のかわいい妹が自分と同じことをされたらと思うとユーラスは自分の事以上に辛いし許せなくなる

「お願いってなに?」

ユーラスはエリルと距離をとり問い掛ける

「推薦状を書いて欲しいの」

「いや 絶対いや 死んでも書かない」

聖女を目指す人間はクラスの同じ生徒から6枚の推薦状を貰う必要があるが、優しく、賢く他のみんなから慕われる人間が目指す職業であり、エリルなんかを聖女にしてはいけないとユーラスは思った

「絶対?」

「そうよ・・」

「ふ~ん」

「分かったよ・・」

エリルは後ろを向き歩き去っていく

「妹さんの所に遊びに行ってくるね」


しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

悪役令嬢は手加減無しに復讐する

田舎の沼
恋愛
公爵令嬢イザベラ・フォックストーンは、王太子アレクサンドルの婚約者として完璧な人生を送っていたはずだった。しかし、華やかな誕生日パーティーで突然の婚約破棄を宣告される。 理由は、聖女の力を持つ男爵令嬢エマ・リンドンへの愛。イザベラは「嫉妬深く陰険な悪役令嬢」として糾弾され、名誉を失う。 婚約破棄をされたことで彼女の心の中で何かが弾けた。彼女の心に燃え上がるのは、容赦のない復讐の炎。フォックストーン家の膨大なネットワークと経済力を武器に、裏切り者たちを次々と追い詰めていく。アレクサンドルとエマの秘密を暴き、貴族社会を揺るがす陰謀を巡らせ、手加減なしの報復を繰り広げる。

結婚初夜、「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と夫に言われました

ましゅぺちーの
恋愛
侯爵令嬢のアリサは婚約者だった王太子テオドールと結婚した。 ちょうどその半年前、アリサの腹違いの妹のシアは不慮の事故で帰らぬ人となっていた。 王太子が婚約者の妹のシアを愛していたのは周知の事実だった。 そんな彼は、結婚初夜、アリサに冷たく言い放った。 「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と。

思いを込めてあなたに贈る

あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。

「君は悪役令嬢だ」と離婚されたけど、追放先で伝説の力をゲット!最強の女王になって国を建てたら、後悔した元夫が求婚してきました

黒崎隼人
ファンタジー
「君は悪役令嬢だ」――冷酷な皇太子だった夫から一方的に離婚を告げられ、すべての地位と財産を奪われたアリシア。悪役の汚名を着せられ、魔物がはびこる辺境の地へ追放された彼女が見つけたのは、古代文明の遺跡と自らが「失われた王家の末裔」であるという衝撃の真実だった。 古代魔法の力に覚醒し、心優しき領民たちと共に荒れ地を切り拓くアリシア。 一方、彼女を陥れた偽りの聖女の陰謀に気づき始めた元夫は、後悔と焦燥に駆られていく。 追放された令嬢が運命に抗い、最強の女王へと成り上がる。 愛と裏切り、そして再生の痛快逆転ファンタジー、ここに開幕!

【完結】悪役令嬢ですが、断罪した側が先に壊れました

あめとおと
恋愛
三日後、私は断罪される。 そう理解したうえで、悪役令嬢アリアンナは今日も王国のために働いていた。 平民出身のヒロインの「善意」、 王太子の「優しさ」、 そしてそれらが生み出す無数の歪み。 感情論で壊されていく現実を、誰にも知られず修正してきたのは――“悪役”と呼ばれる彼女だった。 やがて訪れる断罪。婚約破棄。国外追放。 それでも彼女は泣かず、縋らず、弁明もしない。 なぜなら、間違っていたつもりは一度もないから。 これは、 「断罪される側」が最後まで正しかった物語。 そして、悪役令嬢が舞台を降りた“その後”に始まる、静かで確かな人生の物語。

処理中です...