私の愛した王子様

山美ハル

文字の大きさ
42 / 42
愛の稲妻迷宮編

宝はどこに?

しおりを挟む

魔獣が倒れるのを四人は眺める

もしかして蘇りまた襲いかかってくっるのではないか

そんな懸念を持ちながら少しずつ前に進む

「もう倒したんだよな?」

タルトは三人に語る

その顔に力がない

「そのはずよ」

マーガレットはつぶやく

さすがのマーガレットもあの魔獣は手ごわかったようだ

「様子をみますか?」

キャサリンは言う

「ふーー」

マドレーヌはため息をつき、その場で腰を下ろす

マドレーヌが腰を、下ろしたのを見た他の者はゆっくりと地面に座り込む

「疲れたな」

タルトは独り言をつぶやく

「そうね」

マーガレットは上を向きながら話す

「結局あの魔獣は、何の目的でここにいたんでしょうか?」

キャサリンは周りに疑問をぶつける

マーガレットは同じことを考えていた

あの魔獣は、狂暴で手なずけることは、簡単ではない

誰が、いったい何の目的で

なんのために

そこまでして、守る価値がある宝なのか?

「どうしたんだマーガレット」

タルトはマーガレットの方が向き話す

「ちょっとね」

マーガレットの顔は晴れない

「それより進もうぜ」

タルトは立ち上がる

先程まで疲れていたタルトの回復は早い

目の前に続く道それは宝の道

「そうね」

マドレーヌも立ち上がる

四人は立ち上がり道を進む

「この先に宝があるのか」

目の前にある扉をタルトは開く

「気を付けてください」

キャサリンは注意を呼び掛ける

「大丈夫だよ」

タルトは扉を開けていく

「ごほごほ」

扉を開けたタルトは苦しみその場で倒れこむ

「タルトさん」

キャサリンはタルトに向かって走る

「タルトさん」

「タルトさん」

何度も名前を呼ぶがタルトは返事をしない

「タルトしっかりしなさいよ」

マドレーヌはタルトの名前を呼ぶ

「ごほごほ」

マドレーヌはその場で倒れる

「いったい何が起こってる・・」

キャサリンはマーガレットに呼びかける

「どうやら扉を開くと毒ガスがでる仕組みみたいね」

「どうしましょう」

「ごほごご」

キャサリンは倒れる

「どうしましょうかね」

マーガレットは考える

しおりを挟む
感想 5

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(5件)

hidamarineko
2020.11.22 hidamarineko

続きを楽しみにしてます!
謎が謎を呼びワクワクしてます。

解除
mikan@23
2020.10.18 mikan@23

妹の章が多すぎてお腹いっぱい

解除
さくら
2020.10.18 さくら

あと、所々で「~だは」「~だったはね」とありますが、「~だわ」「~だったわね」ではないでしょうか?
あえての表現でしたら、申し訳ございません。

2020.10.18 山美ハル

小説をお読みいただきありがとうございます
~だわ ~わねに統一していていきたいと思います
これからも応援お願いします

解除

あなたにおすすめの小説

【完結】ずっと、ずっとあなたを愛していました 〜後悔も、懺悔も今更いりません〜

高瀬船
恋愛
リスティアナ・メイブルムには二歳年上の婚約者が居る。 婚約者は、国の王太子で穏やかで優しく、婚約は王命ではあったが仲睦まじく関係を築けていた。 それなのに、突然ある日婚約者である王太子からは土下座をされ、婚約を解消して欲しいと願われる。 何故、そんな事に。 優しく微笑むその笑顔を向ける先は確かに自分に向けられていたのに。 婚約者として確かに大切にされていたのに何故こうなってしまったのか。 リスティアナの思いとは裏腹に、ある時期からリスティアナに悪い噂が立ち始める。 悪い噂が立つ事など何もしていないのにも関わらず、リスティアナは次第に学園で、夜会で、孤立していく。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた

下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。 ご都合主義のハッピーエンドのSSです。 でも周りは全くハッピーじゃないです。 小説家になろう様でも投稿しています。

悪役令嬢の末路

ラプラス
恋愛
政略結婚ではあったけれど、夫を愛していたのは本当。でも、もう疲れてしまった。 だから…いいわよね、あなた?

婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました

kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」 王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。

私は彼に選ばれなかった令嬢。なら、自分の思う通りに生きますわ

みゅー
恋愛
私の名前はアレクサンドラ・デュカス。 婚約者の座は得たのに、愛されたのは別の令嬢。社交界の噂に翻弄され、命の危険にさらされ絶望の淵で私は前世の記憶を思い出した。 これは、誰かに決められた物語。ならば私は、自分の手で運命を変える。 愛も権力も裏切りも、すべて巻き込み、私は私の道を生きてみせる。 毎日20時30分に投稿

10年前に戻れたら…

かのん
恋愛
10年前にあなたから大切な人を奪った

悪役令嬢の涙

拓海のり
恋愛
公爵令嬢グレイスは婚約者である王太子エドマンドに卒業パーティで婚約破棄される。王子の側には、癒しの魔法を使え聖女ではないかと噂される子爵家に引き取られたメアリ―がいた。13000字の短編です。他サイトにも投稿します。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。