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第二章
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次の日の朝鳥のさえずりで幸は目を覚ました。
母「幸!早く起きないと学校遅刻するわよ!」
幸「あぁ!わかってる!」
と答えるもふと時計を見るとあと5分で朝の会が始まってしまう慌てて家を出て走るも大遅刻をしてしまう。
先生「幸!遅い!どうしたんだ?」
幸「すみません、寝坊してしまいました」
生徒達「幸が寝坊とか珍しいな、小学校、中学校は無遅刻だったのにな!」
先生「よし!みんな静かに授業再開するぞ、幸も席に座れ!」
幸「はい!」
1時間目から4時間目まで退屈な授業を終えやっと昼休みになり、幸は昨日のことが気になりまた屋上へと向かった、あの少女はなんだったんだろう?と屋上から身を乗り出してグランドを見ていると、微かに声が聞こえてきた。
少女『お兄さんまた飛び降りでもしようとしてるの?危ないよ!』
幸「うわっ!びっくりさせるなよ!今回は飛び降りようとしてねぇーし!人聞き悪いな!」
少女『ふふっ、紛らわしいことしてるのが悪いんでしょ?お兄さん!』
幸「あのなぁー俺は君のお兄さんではない、幸って名前があるんだけど」
少女『何も言ってくれないからでしょ?お兄さん!』
幸「あーもー、俺は幸だって!」
少女『はい、はい、お兄さん!』
幸「君は人の話を聞いているのか?」
少女『聞いてるよ!お兄さん!』
幸「もう一度だけ言う!俺の名前は幸だっつーの!」
少女『わかりましたよ!しつこいと警察呼びますよ!お兄さん!』
そんな会話をしていると、遠くの方から(幸~)と声が聞こえてきた、振り向くとそこには幼馴染の遥が居た。
遥「もう!何度も呼んだのにちっとも気づいてくれないんだから!」
幸「悪ぃ!悪ぃ!」
遥「まったくもう!さっき誰かと話してたみたいだけど誰と話してたの?」
幸「小学生くらいの少女とはなしてたけど?」
遥「そんな子いたかな?見かけなかったけど?」
幸「悪ぃ!嘘!疲れて独り言呟いてた!」
遥「もう!そういう冗談やめてよね、昔から私そういう話嫌いなの知ってるでしょ!」
幸「だから悪ぃ!って言ってるだろ?」
こんな会話をしていると(遥~)と同じクラスの女子たちが呼びに来た、足早に遥はその子たちと屋上を後にし、俺は一段落して振り向くがその時にはもう少女はどこにもいなかった。
またも一人屋上に取り残された幸はぼんやり考え事をしていた、俺にしか見えねぇのかな?あの少女?ほんとに一体何者なんだ?今度は名前でも聞いてみるか!そんなことを思っていたら昼休憩終わりのチャイムが響き、生徒達は足早に教室へと戻って行った。
午後の授業を終え遥と二人で帰ろうとした時ふと同じクラスの子達に声をかけられた。
女子達「幸さんと、遥さんはいつも仲良いですけど二人とも付き合ってるんですか?」
遥「なわけない!」
幸「んなわけあるか!」
遥「単なる幼馴染なだけだよ!」
女子達「そうですか?てっきり付き合ってるよかと思いましたよ!あ!やばっ、もうこんな時間顧問に怒られる、じゃあ、二人ともまた明日教室で会いましょうね」
そう言って女子達は足早に校庭へと走って行った。
いつも通り曲がり角まで来て解散して遥はぼんやり考え事をしていた。
遥「昼間に幸は誰かと話してたけど誰と話してただろうか?あと別に付き合ってないし!まあ好きだけど告白できる訳じゃないから今はそっとそばに居たいだけ!」
そういいきかせて、家に帰りついた。
母「おかえり」
遥「ただいま~」
母「そういえば幸くんと同じ高校だよね?もう会ったの?」
遥「うん!クラス同じだから毎日会うよ!」
母「そっか、相変わらず仲良いのね、安心した」
そんな会話を晩御飯を食べながらして、遥は、寝床についたボーと考え事をしているうちに気がつけばぐっすりと眠りについた。
母「幸!早く起きないと学校遅刻するわよ!」
幸「あぁ!わかってる!」
と答えるもふと時計を見るとあと5分で朝の会が始まってしまう慌てて家を出て走るも大遅刻をしてしまう。
先生「幸!遅い!どうしたんだ?」
幸「すみません、寝坊してしまいました」
生徒達「幸が寝坊とか珍しいな、小学校、中学校は無遅刻だったのにな!」
先生「よし!みんな静かに授業再開するぞ、幸も席に座れ!」
幸「はい!」
1時間目から4時間目まで退屈な授業を終えやっと昼休みになり、幸は昨日のことが気になりまた屋上へと向かった、あの少女はなんだったんだろう?と屋上から身を乗り出してグランドを見ていると、微かに声が聞こえてきた。
少女『お兄さんまた飛び降りでもしようとしてるの?危ないよ!』
幸「うわっ!びっくりさせるなよ!今回は飛び降りようとしてねぇーし!人聞き悪いな!」
少女『ふふっ、紛らわしいことしてるのが悪いんでしょ?お兄さん!』
幸「あのなぁー俺は君のお兄さんではない、幸って名前があるんだけど」
少女『何も言ってくれないからでしょ?お兄さん!』
幸「あーもー、俺は幸だって!」
少女『はい、はい、お兄さん!』
幸「君は人の話を聞いているのか?」
少女『聞いてるよ!お兄さん!』
幸「もう一度だけ言う!俺の名前は幸だっつーの!」
少女『わかりましたよ!しつこいと警察呼びますよ!お兄さん!』
そんな会話をしていると、遠くの方から(幸~)と声が聞こえてきた、振り向くとそこには幼馴染の遥が居た。
遥「もう!何度も呼んだのにちっとも気づいてくれないんだから!」
幸「悪ぃ!悪ぃ!」
遥「まったくもう!さっき誰かと話してたみたいだけど誰と話してたの?」
幸「小学生くらいの少女とはなしてたけど?」
遥「そんな子いたかな?見かけなかったけど?」
幸「悪ぃ!嘘!疲れて独り言呟いてた!」
遥「もう!そういう冗談やめてよね、昔から私そういう話嫌いなの知ってるでしょ!」
幸「だから悪ぃ!って言ってるだろ?」
こんな会話をしていると(遥~)と同じクラスの女子たちが呼びに来た、足早に遥はその子たちと屋上を後にし、俺は一段落して振り向くがその時にはもう少女はどこにもいなかった。
またも一人屋上に取り残された幸はぼんやり考え事をしていた、俺にしか見えねぇのかな?あの少女?ほんとに一体何者なんだ?今度は名前でも聞いてみるか!そんなことを思っていたら昼休憩終わりのチャイムが響き、生徒達は足早に教室へと戻って行った。
午後の授業を終え遥と二人で帰ろうとした時ふと同じクラスの子達に声をかけられた。
女子達「幸さんと、遥さんはいつも仲良いですけど二人とも付き合ってるんですか?」
遥「なわけない!」
幸「んなわけあるか!」
遥「単なる幼馴染なだけだよ!」
女子達「そうですか?てっきり付き合ってるよかと思いましたよ!あ!やばっ、もうこんな時間顧問に怒られる、じゃあ、二人ともまた明日教室で会いましょうね」
そう言って女子達は足早に校庭へと走って行った。
いつも通り曲がり角まで来て解散して遥はぼんやり考え事をしていた。
遥「昼間に幸は誰かと話してたけど誰と話してただろうか?あと別に付き合ってないし!まあ好きだけど告白できる訳じゃないから今はそっとそばに居たいだけ!」
そういいきかせて、家に帰りついた。
母「おかえり」
遥「ただいま~」
母「そういえば幸くんと同じ高校だよね?もう会ったの?」
遥「うん!クラス同じだから毎日会うよ!」
母「そっか、相変わらず仲良いのね、安心した」
そんな会話を晩御飯を食べながらして、遥は、寝床についたボーと考え事をしているうちに気がつけばぐっすりと眠りについた。
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